テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

Braun, SK 55

2023-08-26 11:35:32 | オーディオ

今日お預かりしたのは Braun, SK 55 でカートリッジが無く、またシェルがトーンアームから外れ
ており、音声出力が時間経過と共に減少するとのお話だった。 この種のモデルの修理、改造のご
依頼はこちらの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。

イヤハヤ小さなエア・キャップ(プチプチ)をガムテープで繋げて梱包されていたので開梱する
だけで無駄な時間を要した。 ターンテーブルが少し持ち上がっていることも伺った。

最初お送り頂いた画像からカートリッジの針が見当たらず不思議だったが無いのではそうなる。
今回アクリルカバーを途中で外して頂いたが何とか無事届いた。 しかしこのところの宅配便
各社の取り扱いは可成り心配で出来るだけご自身でお持ち頂くか赤帽等の使用をお薦めしたい。

先ずは全体の動作を診てみた。ラジオは AM/FM(海外バンド)共良好だった。ただターンテーブル
が回転せず、パイロットランプも消えていた。 ターンテーブルの右下が少し斜めになっている原
因は4つのスプリングの内の一つに無理な力が掛かり伸びて仕舞っていた。(残念ながら直らない)

一部に+ネジが使われており、抵抗も一部近年の国産の物に換えられており国内で手が入っていた。

モーターの電源ラインが切れていた。

カートリッジを組み込み、シェルの固定に取り掛かった。

シェルの接着剤が硬化したので組み込んだ。

そのままではターンテーブルが擦っていたので奥の手を使った。 一時ターンテーブルのシッピン
グ・ビスを止めて平らにすることが出来たが長くは持たなかった? (不思議だ)

ターンテーブルの内部から時々小さいが何かにぶつかる様な音が出ていた。

ターンテブルを何度か外したりしている内に謎の音は出なくなったが、回転数が違っていた。

回転数の切り替えに問題が在り16の位置で33回転となった。 要調整!

調整後回転数は16,33,45 全て良好となった。  動作中に若干パルス性のノイズが気になった。

8月27日 切れていたパイロットランプを交換し連続試験を開始した。 念の為無理な力が加わって
変形して仕舞ったスプリングを外してみたが修正は無理だった。 連続試験結果は良好だった。

 

コメント
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