8月に他界した友人の遺品の一つ、Edison Standard Phonograph (蝋管蓄音機)の動作を診て
みた。 2年程前だったか彼が入所していた介護施設で実際に演奏して貰ったことが有ったがその
折に誤って蝋管の一つを壊して仕舞ったことを思い出した。 多分そのままで動作すると考えて
いたがどうも動作が可笑しかった。 こちらえの連絡はHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ か
らお願い致します。
ホーンの根元部分が折れて仕舞っていた。 ハンドルを回しても軽く回るだけでゼンマイを巻き上
げている感触が無かった。 長らく米国で働いていた竹馬の友が帰国した時に同様の物を持ち帰
ったことを思い出し、彼に動作を聞いてみたが実際に見た方が早かろうと今晩訪ねることにした。
上の画像に見られるドラムの内部にゼンマイは見えているがハンドルを回しても若干動いては
いるが全く巻き取られてはいなかった。 ゼンマイが切れたのか、端が外れたのかは不明だが
この種の物を修理してくれるところは有るのだろうか?
サウンドボックスに本来は付いていなければならない針が無い。 これも今晩見て来よう。
友人が持っている同型機で色々なことが分かった。 サウンドボックスには針が付いているの
だろうと想像したが実際はハッキリとした針が付いている訳では無く、イマイチ良く分からな
い構造だが上の状態で確かに音は出た。 尚、ゼンマイは若干巻けるがどうも直ぐに外れて仕
舞う様だった。 (画像は明日にも)
11月3日 昨夜竹馬の友の物を見せて貰った。 下の画像に見られる様、サウンドボックスの針は
通常の物とは大きく異なり、一見無い様に見える。 彼の話では針の部分が擦り減るとサウンドボ
ックスごと交換することになるとのことだった。 それと蝋管では複製が作れず1本1本実際に演奏
し録音したと想われ可也コストが掛かったのでは無いだろうか。