テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●SONY、 5-303 (昭和37年)

2008-02-06 19:12:40 | Weblog

お預かりしている修理品は有るのですが少しお休みを頂き、配達予定のマッキントッシュ MR-
67を待っていたのですが何と集荷の際、可也の高さから落されて仕舞い、外観に問題は見られ
なかったそうですが郵便局がメーカーに直して貰うと持って行ったのでそちらでの修理はキャ
ンセルしたいと云う連絡を頂きました (メーカーに直して貰えるのか俄には信じ難いのですが)
時間が空いて仕舞ったので昨日届いた SONY, 5-303  2台を少し診てみました。 1台は殆ど欠品
は無かったのですが CRT にエミ減がみられ、またと音声出力が有りませんでした。 もう1台の
(上の画像の) 方は欠品が幾つか有り、またエッジコネクターの一つが上下に割れており、SP は
何故かボイスコイルが固着しておりました。   コネクター、スピーカー等を交換し、動作しだ
したのですが垂直に可也の揺らぎが見られ最初電源にリップルが残っているのではとケミコン、
セレンと当ってみましたが変化は無く、まさかと思いつつも電源トランスを最後に交換してみ
ました。 何とカット・コアを使った電源トランスからのリーケージフラックスが原因だった様
です。 この機種始め SONY のマイクロテレビは優に百台以上を手掛けて参りましたが初めての
経験となりました。この種のテレビの修理に付きましてはHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/
からお問い合わせ下さい。

左に置いたのがリーケージ・フラックスの多かった電源トランス。 しかし製造時から何が
変ったのだろうか? 解せない現象であります!

コメント
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