先頃手掛けたのは Blaupunkt の Frankfurt と Becker の Europa MU で Frankfurt の方は電源電圧を
12Vから6Vに変更し、またFMバンドを日本バンドに改造すると云うご依頼でした。 もう1台のEuropa MU
は選局ツマミ(機構)が空回りして仕舞うと云う問題でクラッチ様の機構に問題が有りそうです。 Europa
MUなのですが、前面上部の黒いバーにはMexicoと記されており一瞬別の機種かと想いました。 この
種の修理、改造に関しましてはこちらのホームページからお問い合わせ下さい。
Blaupunkt, Frankfurt ドイツでレストアされた様でツマミとフロント・パネルは最近の物(レプリカ)
が付けられている。 1950年代のVWに搭載されるとのことでした。
Becker, Europa MU、 1970年代末(バーの部分には Mexico となっているが)
クラッチ部分を分解したところ(珍しい症状でした)。
7月27日 受け取ったご依頼主から内部で音がするので開けてみたところコイルが転がっていた
とのことで再度送って貰った。 中波の局発コイルのベースコイルで直ぐに直せたが輸送業者に
100%責任を持たせるのは忍びなく、一部を負担して貰うことにした(ベークライト基板に接着剤で
固定されていたが既に30年以上が経過しており極普通に運んでもときにこの種の問題は起きる
ので何でもかんでも輸送中の問題と片付けるのは理不尽と思われる)。