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カレーラーメン


 カレーとラーメン。どちらも日本人が大好きな食べ物。この両方とも大嫌いで、見るのもイヤ、という人はあまりいない。逆にカレーもラーメンも大好きという人は多いだろう。
 だから、この日本人の好きなもん2大巨頭の合体ワザがあってもよさそうだが、あんまりない。西宮市から神戸市東部の2号線ラーメン街道の店で、カレーラーメンをメニューに載せている所は、小生の知っている限りでは1軒だけ。
 ラーメンというと、醤油、塩、味噌、とんこつの四つがラーメンとして承認されているようで、カレー味はまだまだ承認されていないようだ。なぜだろう。
 とはいえカレーラーメンも捨てがたい。小生は自分で作って食べる。スープはガラスープ。鶏ガラで自分で取った。醤油と塩こしょうで少し味付け。カレー粉をスープで溶かして加える。市販のインデアンのカレー粉に自分で調合したスパイスをブレンドした。カルダモン、クミン、オールスパイス、ターメリック、チリパウダーを使った。カルダモン、クミン、オールスパイスは粒だから、乳鉢でごりごりする。味噌とすりにんにくを隠し味に入れる。
 具は牛肉、玉ねぎ、もやし。牛肉は片栗粉をまぶして、熱したスープでしゃぶしゃぶ。色が変わったら引き上げて、カレー粉をまぶしておく。玉ねぎはスープで煮込む。もやしはさっと炒める。
 ラーメン鉢にゆでた麺を入れスープを注ぎ、牛肉、もやしを載せて、青ネギを天盛り。これでカレーラーメンのできあがり。
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落語家 桂枝雀の世界

 23日に放送された「落語家 桂枝雀の世界」を観た。もちろん録画しておいたものだ。5時間もある番組で、さすがにいっぺんに観るのはしんどいから、3日にわけて観た。幸いというか、残念というか阪神タイガースの試合が、お休みだったり、あっても放送がなかったりで、枝雀落語をたっぷり楽しんだ3日間であった。演目は次の九つ。

 軒づけ
 天神山
 かぜうどん
 鉄砲勇介
 宿替え
 こぶ弁慶
 貧乏神
 時うどん

軒づけ」繰り返しのフレーズの多い噺である。
「てんつてんてん。てんつてんてん」
「ひかいでもええ」
「ウナギで茶漬け」
 が、何度も繰り返される。ヘタな噺家にかかると、くどくなるけど、枝雀師匠はさすがにくどさを感じさせなかった。逆にこのくだりで一番笑えた。
「鉄砲勇介」半ばで終ったのが残念。「おはよう」が凍るまでやって欲しかった。
「宿替え」NHKのまとめたアンケートや、堀晃さんはベスト3にあげていなかったが、小生はこの演目が枝雀落語ベスト1だと思う。ただ、「おまえ一人のカラダじゃないぞ」がなかったのが残念。
こぶ弁慶」弁慶に、ちぎっては投げられた武士が空中であいさつするくだりがなかった。
「時うどん」この時の時うどんは、いっぱいオプションがくっついたお徳用であった。まくらが長めで、途中に寄り道があって、大いに笑う。
 この時うどん、前座噺と見られ、大学の落研あたりでも演っているだろう。簡単そうに見えるが、この噺は難しい噺だ。まず、二人連れでうどんを食って、後ろの男が、はよ食わせゆうて、袖を引っ張る。すると先に食ってる男が「引っ張りな」とやる。で、次の日、後の男だ一人でうどんを食って、前夜を再現するわけだが、ここでやる「引っ張りな」は、後ろに人がいないのに、いる体でやっているわけ。後ろに人がいる場合と、いない場合を微妙に演じ分けなければならない。また、うどん屋のオヤジという同じようなキャラが二人出てくる。これも演じ分けなければならない。さすがに枝雀師匠。このあたりの演じ分けは見事であった。
 ともかく、桂枝雀をたっぷりといただいた3日間だった。でも、まだまだ満腹しない。もっと枝雀を。 

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