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ねぎま鍋

 
 ねぎま鍋や。昔からの江戸庶民の食べ物やったんやて。たまには、草深い武蔵野はアズマエビスの食いもんを食うのんも一興や。王城の地、京の都、天下の台所大阪のある関西で、清盛公ゆかりの福原京のお膝元、神戸に住んどると、うまいもんには事欠かん。ワシら兵庫のもんは、明石の浦のいっちゃ活け、年中生きた鯛食うてんねん。そやもんでたまには、こないなもん食うのんもおもろいやんけ。
 まぐろは昔は下魚とされとって、脂肪の多いとろなんぞ畑の肥料やったんやて。主に赤身を食うとったらしいわ。で、脂の多いまぐろの身と根ぶかを鍋でたいたらうまかったんで、この料理が出来たそうやて。
 汁は昆布だしに酒、味醂、醤油で味付け。出汁は昆布だけで。ワシは魚料理には鰹節は使わへん。魚を調理すんのに魚の出汁はあわんような気がするんや。
味付けは濃い目。ワシは上品な関西人やさかい、どうしても薄味になってしまうが、ここは江戸の食いもんらしくうんと濃い目に味をつけるんや。
 まぐろは一番安いメバチのサクを買ってきたで。ネギやけどな、ここ兵庫県には岩津ネギちゅうごっついうまいネギがあるけどな、この鍋にそぐわんさかい普通の根ぶかにしたで。
 鍋の汁でネギを煮る。まぐろを後から入れる。マグロはあんまり煮いひん方がうまいで。ネギ食べる時、熱々のネギの芯が口の中に飛び出して火傷するから気つけや。
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和田阪神初勝利。阪神タイガース今年初勝利。めでたいめでたい。

 やれやれ勝った勝った。勝ったで。和田阪神初勝利。そして阪神タイガース今年初勝利。全国の虎ファンのみなさん、まことにおめでとうございます。
 しっかし、苦労したな。スタンリッジ調子悪し。DeNAの先発ブランドン。なんでこんなん打てへんねんや。と、おもうようなピッチャーやったけど、打てん。
 で、6回。1アウト満塁で新井。どうせダブルプレーやろ、思ったけど、さすが4番。きっちり逆転打。これでこそ4番やな。
 4回からブラゼルに代わって城島が1塁についたけど、えらいはりきっとたな。なかなかのフィンプレーやんか。ブラゼル体調悪いとか。すねたか。
 8回9回きようもヒヤヒヤ。榎田、ピンチを作るもなんとか踏ん張る。9回藤川、四球出しながら、ことなきを得る。
 DeNAあなどれんな。
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田中光二氏自殺未遂

 このニュースにはショックを受けた。田中氏はとても自殺しそうにない作家だった。それが自殺未遂。田中家の墓前で包丁で手首を切ったとか。田中家の墓というと、父君の英光氏も入っておられるのだろう。田中英光氏は私小説作家で、師太宰治の墓前で自殺した。田中さんは父英光氏への葛藤か、父が書いた純文学とは対極にある徹底したエンタティメントを書いた。田中光二氏の書くSF、冒険小説は骨太なハリウッド映画を思わせる、映像的で非常にドライな作風だった。
 田中光二氏は、西村寿行、船戸与一たちとともに現代の日本の冒険小説を作った一人といってもいい人だ。
 小生も大好きで、SFマガジン1972年12月号で「幻覚の地平線」でデビューしてから、追っかけをやっていて、田中光二の新刊が出ると欠かさず買って読んでいた。「わが赴くは蒼き大地」「大漂流」といった海洋冒険SF。「キツネ狩り」「ビックラン」「白熱」といったカーアクション。「大いなる逃亡」「黄金の罠」といったハードアクション。どれも大好きだった。田中氏自身も冒険小説中毒で「ぼくはエイリアン」という、冒険小説への愛をたっぷり注いだ好エッセイ集を出している。かっての奇想天外社から出たこの本は小生の愛読書のひとつで、いまでも手にとってパラパラ見ている。
 こういう田中光二ファンの小生だから、ご本人にお会いしたいと思った。小生が実行委員長を勤めた、某SFイベントに田中さんをゲストで呼んだ。出席を快諾していただき、関西まで来ていただいて、お会いした。作風どおりのスマートな人だった。
 最近は架空戦記を書かれていたようだ。つい先日300冊出版のお祝いをされたと聞く。
 何があったのか知りませんが、またお元気を取り戻し、昔のようなSFや冒険小説を書いてくださいよ。田中さん。お願いしますよ。鷹見がスカイラインGT-Rで待ってますよ。
 早くよくなってください。

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今年のタイガース。引き分けでスタート

 さあ開幕や。和田新監督の初陣や。で、結果は引き分け。こりゃ限りなく負けに近い引き分けとちゃうやろか。
 先発能見は6回までごっつい良かったけど、6回に崩れて3点取られた。すかさず新選手会長関本がせっかく逆転スリーラン打ってくれたのに、守護神藤川が1点リードを守られず。その後点を取ったり取られたりで同点。
 ワシが今年の阪神はキャッチャーと外野が心配やとゆうてたけど、その心配がほんまになった。6回、もうちょっとええ外野やったら失点を防さいどったかもしれん。藤川の失点。小宮山が考えたリードしとったら失点せえへんかったかもしれん。ま、結果論やけど。
 今年のDeNAは足を警戒せなあかんな。

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SFマガジン2012年4月号


SFマガジン2012年4月号 №673   早川書房

雫石鉄也ひとり人気カウンター

1位 蛩鬼乱舞       酒井昭伸訳 ジャック・ヴァンス
2位 きみに読む物語    瀬名秀明
3位 懸崖の好い人     三島浩司
4位 錬金術師(前篇)   田中一江訳 パオロ・バチガルピ
5位 女王の窓辺にて赤き花を摘みし乙女(後編) 
              柿沼瑛子訳 レイチェル・スワースキー
6位 対称 山岸真訳 グレッグ・イーガン
7位 Four Seasons 3.25   円城塔

連載

輝きの七日間(第12回) 山本弘
完璧な涙(最終回) 東城和実/原作=神林長平
椎名誠のニュートラルコーナー(第30回)
 なぜ鼻がもげ、火は熱くなく、水を飲むと死ぬのか 椎名誠
現代SF作家論シリーズ 監修 巽孝之
 第15回 小松左京論 「地球の上に朝が来る-『小松左京の大震災‘95』を         
 読み直す」                   最相葉月
SFのある文学誌(第4回)            長山靖生
是空の作家・光瀬龍(第3回)           立川ゆかり

「ベストSF2011」上位作家競作。「SFが読みたい!2012年版」の、海外国内ベスト3の6人の短編が掲載された。これに先月号に前篇が載った「女王の窓辺にて赤き花を摘みし乙女」の後編。全部で7編が読めた。これだけの数の作品が読めたのだから、とりあえずは満腹した。
「蛩鬼乱舞」老哲学者マグナス・リドルフに、おかしな男が土地を売りに来た。大掘り出し物。ところがその土地はとんでもない土地だった。リドルフと慇懃無礼な男とのやり取りがおもしろい。 
「きみに読む物語」小説を読んで感動を数値化する。いかにも理科系作家瀬名らしい作品。SF大会ネタでくすぐりを入れたり、SFマガジン連載中止の言い訳をいれたりで、文科系的アイデアも入れてあってたりしてご愛嬌。 
「懸崖の好い人」珍しや盆栽SF。と、いうかSFではないなこの作品。盆栽の師匠に弟子入りした主人公。師匠には二人の娘が。おとなしい姉、奔放な妹。結局、ほんまはどっちの娘がええねん。
「錬金術師(前篇)」毒イバラが繁茂。魔法との因果関係が。魔法は忌み嫌われる。錬金術師が魔法を使わずイバラを退治する方法を開発する。
 翻訳が下手。この田中一江なる翻訳者はダメだ。読んでいてあっちこっちで引っかかる。「ねじまき少女」が「SFが読みたい!2012年版」で海外1位になれなかったのは、翻訳の1人がこの田中だからかもしれない。小生は「ねじまき少女」をほめてはいるが、訳文はへただった。
「女王の窓辺にて赤き花を摘みし乙女」(後編)主人公ネイヴァが魔法評議会と対立する。なんかジェダイ評議会みたい。前篇の方が面白かった。お話が収束しないで拡散してしまった。
「対称」イーガンとしては珍しく、生身の人間が出てきて地球近くが舞台。 
「Four Seasons 3.25」すべての民意が叶う街。時間を逆行する俺。ま、円城塔としては判りやすかったかな。
「完璧な涙」が終わった。やれやれ、これでしょうもない漫画を見ないですむ。
 椎名誠の「ニュートラルコーナー」は面白い。毎月楽しみにしている。今号は「鉄砲勇助」みたいな「おはよう」が凍る。ロシアのシベリアに行くと、「おはよう」どころかなんでも凍るらしい。
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とつぜんSFノート 第29回

 小生は若いころコピーライターをしていた。このころ、小学生向け家庭学習用問題集の編集をやったことは27回に書いた。このコピーライター時代にPR誌の取材記者もやったことがある。
 某クレジット会社のPR誌で、編集は先輩がやっていて、取材はその先輩の部下の女性ライターがやっていた。小生の担当はシャープのPR誌と、日本アルミのSPツールの制作だった。このクレジット会社のPR誌の旅のページを、3回小生が助っ人として担当した。
 旅といって国内旅行で、海外も企画に上がっていたが、実現する前に小生はその広告会社を辞めた。
 最初は四国一周だった。カメラマンとの二人旅である。伊丹から空路高知へ。ガタガタゆれるYS-11で高知へ飛ぶ。空港近くで車を借りた。日産のサニーだった。運転はずっと小生がやった。
 牧野富太郎植物園、高知城を取材。はりまや橋を見る。車の往来が多い道のまんなかにある、なんということもない橋である。ちなみに小生は札幌の時計台も行ったことがあるから、日本3大がっかり名所のうち2ヶ所行ったのだ。別に自慢にはならないが。
 その夜は某クレジット会社が提携している旅館に宿泊。夜は料理の撮影と取材。小生は板長さんに料理の取材をして、料理写真を撮影する。グラビア頁に掲載する写真である。その旅館で一番豪華な料理を並べてもらう。高知だからメインは皿鉢料理だ。本場の鰹のたたきがいっぱい。その他、のれそれ、どろめといった珍味も。
 ひと通り撮影と取材が終ると。どうぞお召し上がりください。と、いうことで、小生とカメラマンの二人でいただく。とても食べきれない。高知の銘酒土佐鶴、司牡丹もいただく。旅館もPRになるから、最高の食材を使って、板さんも腕によりをかけて調理した料理である。こんな仕事をしていると、雫石の仕事ええな。と、同僚にいわれた。「いやあ、仕事やからいっこもええことないで。味なんか判らへん」といったが、帰ったら記事に書かなくてはいけないから、しっか味わっておかなければいけない。それに、やっぱりおいしいのである。
 翌日は高知の朝市を取材して、四国を横断して北へ。途中、ドライブインで昼食。親子丼を食べたが、なんだか石油臭い。文句をいって作り直してもらうが、やっぱり石油の臭いがする。再度文句をいうと、どうも玉ねぎに石油がかかっていたようだとのこと。お金はいいですから、と、店のおばさんにさんざん頭をさげられる。結局、遅い昼食にありつけたのは松山市内に入ってからだったと記憶する。
 道後温泉に行く。温泉本館を撮影取材する。漱石の「坊ちゃん」にも出てきた温泉場で、「坊ちゃんの湯」もあった。道後、松山を歩くと、「夏目漱石」「坊ちゃん」を観光のウリにしているが、「坊ちゃん」を読んだことがある人なら判ると思うが、漱石は四国松山をさんざんバカにしている。雑誌の取材だといって特別に温泉本館の最上階振鷺閣に登らせてもらう。
 その夜の宿は愛媛県民宿協会の協会長の民宿。この協会長、料亭も経営していて夕食はそこで食べる。その時は料理取材はなかったが接待代わりにうんとご馳走してもらう。
 翌日は松山城の取材。その後、宇和島を通って足摺海洋館の海底公園を見る。竜串、見残しを取材撮影の後、土佐清水市役所へ。資料をもらう。南へ走り足摺岬へ。この足摺岬、いかにも最果ての岬に燈台が建っている風景をよく見るが、ブーブー車が往来する国道から5分ほど歩いた所に燈台がある。別に最果てでもなんでもない。その夜は足摺で宿泊。翌日、高知空港までひたすら走って空路関西へ帰る。
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2012年の阪神タイガース

 オープン戦も終わり、いよいよ今週末から2012年のプロ野球が開幕する。また阪神タイガースを応援する日々が始まる。阪神はオープン戦最下位とはいえ、マリナーズ、アスレチックスとアメリカの2球団に大勝で連勝した。オープン戦で付いたケチもこれで取れただろう。機嫌よく公式戦に臨めるというものだ。
 さて、今年の阪神タイガースだ。大補強した巨人と比べると、わが阪神タイガースはさしたる補強もせず、新戦力はドラフト1位ルーキーの伊藤隼太ぐらいだ。しかし、阪神は大きな戦力補強をした。それが吉とでるか凶と出るかは、シーズンを終えてみないと判らない。監督が代ったコーチが代った。これは大きな補強ではないか。監督の采配、コーチの助言で、負ける試合が勝つことは少ないだろう。だが、監督の采配間違い、投手コーチのピッチャー交代のミスで負ける試合はけっこう有るだろう。
 真弓、木戸、久保。あれだけの戦力を有しながらBクラスにあまんじたのは、この3人が戦犯であると小生は思っている。他の監督、他のヘッドコーチ、他の投手コーチであったなら、優勝、いや、少なくともAクラスには入っていたはずだ。その3人が代った。和田、有田、藪に代った。今はとりあえずこの3人に期待しよう。
 さて、今年の阪神の大きな心配事はキャッチャーと外野である。キャッチャーは城島がキャッチャーでの出場をあきらめた。とはいえ、その打撃を生かさないのはもったいない。ということで城島は1塁と考えているらしい。昨年までの1塁はブラゼルだ。城島、ブラゼル、双方とも捨てがたい強打者である。一見、ぜいたくな悩みに見える。バッティングだけを見ればそうだ。しかし、一塁手としての能力を見るのならブラゼルの方が上だ。ブラゼルは不器用そうに見えるが器用な選手だ。新井の下手くそな送球が、ブラゼルの器用なグラブさばきで、どれだけ事なきを得てきたことか。1塁はブラゼルでぜひ固定してもらいたい。では城島はどうする。代打でいいのではないか。いっそのことトレードに出して、捕手か足と肩がある外野手を獲得したらどうか。だいたいが近年の阪神の1塁は外国人でうまくいっているのだ。アリアス、シーツ。彼らは打撃もさることながら、名一塁手といってもいいのではないか。ブラゼルもその系譜に連なって欲しい。そのうち小ブラゼルの森田が成長してくるだろう。
 さて、捕手だ。去年は藤井が本塁を死守してきた。しかし、さすがに後半、お疲れが目立ち、小宮山と併用となった。ことしも現状では藤井に頼らざるをえないだろう。そういう意味からも城島を放出してベテランキャッチャーが欲しい所だ。ロッテの里崎あたりはどうか。城島もDHのあるパリーグなら出場機会も増えるだろう。そうこうしているうちに、小宮山、岡崎たちの成長を待とう。
 問題は外野だ。当初の構想では金本、柴田or俊介、マートンだったのではないか。それが柴田と俊介は出遅れ。マートン故障。マートンの故障はいずれ治るから、打撃に関しては心配ないだろう。金本おじさんもえらい元気らしい。やっぱり守備が心配である。それもセンターだ。2塁は平野がいるし、イザとなれば関本がいる。キャッチャーが上記のような状況の上、センターも不安。思えば2003年、2005年の優勝時は赤星がいた。「守り勝つ野球」を標榜している和田さんはこのあたりをどう考えているのだろう。守備の生命線はセンターラインである。センターラインの強化を考えて欲しい。特に、金本、マートンの守備は安心できないので、強力な中堅手はぜひとも必要だ。
 内野守備に関しては3塁と1塁だ。1塁はブラゼルに固定してくれるといいが、和田さんが城島の打撃に未練を残すと心配だ。そして3塁。昨年の打点王新井をレギュラーから外すわけにはいかない。となると新井の居場所は3塁しかない。リードしての3塁の守備固め。これを考えるとバルディリスを手放したのは惜しい。
 攻撃に関しては心配していない。オープン戦12球団最低の打率で、これを心配しているムキもあるが、公式戦になれば上向いてくると楽観している。マートン、鳥谷、平野、新井、ブラゼル。代打に城島と桧山。こう並べてみるだけでかなり強力だ。昨年は統一球の影響があったが、ことしは慣れただろう。慣れてくれば2010年の新ダイナマイト打線が復活するだろう。それに金本が元気だ。守備はお歳をめされたが、打つ方は今年は期待が持てそうだ。この打撃に加えて、柴田、大和、俊介らがどんどん走ってくれれば、ある程度の得点は望めるのではないか。 
 投手も小生は心配していない。4本柱はおおかたの見方どおり、能見、岩田、スタンリッジ、メッセンジャーだろう。あと2枚は久保、鶴、小林宏あたりか。それになんだか安藤が復活した様子。もし安藤の復活が本物なら、こと先発投手に関しては余裕だ。ただ、スタンリッジ、メッセンジャーの両外国人が去年ほどの活躍をしてくれるかだ。
 中継ぎ投手は、榎田、渡辺、福原といったメンバーで行くことになると思う。去年と同じである。これに筒井、藤原か。さらには西村が加われば磐石ではないか。西村は2009年に、昨年の榎田のような活躍をした。その疲れか2010年はダメだった。昨年登板機会を得た。今年あたり復活すると期待する。
守護神は藤川が勤めることになるだろう。ただ、昨今の藤川は「絶対的守護神」の「絶対的」と「神」が取れて「守護人」となることがある。高めのストレートで三振をとる場面が少なくなったが、別に三振を取らなくても相手に点を与えなければいいのである。藤川本人も判っていると見え、新藤川球児へと進化しようとしているのではないか。とはいえ、現時点では藤川球児が日本最強の抑えのピッチャーであることに変わりはない。この藤川球児という得がたいピッチャーを生かすよう和田監督と藪コーチにお願いしたい。真弓前監督と久保前コーチは宝の持ち腐れ的藤川の使い方をした。
 2012年の阪神タイガースは充分に優勝を勝ち取れるポテンシャルを持ったチームだ。センターに柴田、俊介、大和、伊藤、だれでもいい。だれか固定して、広い守備範囲とセンターから3累走者を刺せる外野手の存在。そして藤井と併用できるキャッチャー。金本の元気と安藤の復活が本物であること。スタンリッジ、メッセンジャーの両外国人ピッチャーが昨年同様の活躍をする。これらの条件を満たせば2012年は阪神優勝だ。

 と、いうわけでセリーグ順位予想だが。

1位 読売ジャイアンツ
2位 広島カープ
3位 阪神タイガース
4位 ヤクルトスワローズ
5位 中日ドラゴンズ
6位 横浜DeNAベイスターズ

 普通に見れば巨人だが。あの大戦力を原さんがどう有機的にからめて勝ちにいけるかだ。原さんしだい。広島が不気味だ。マエケン以外のピッチャーが整備されてきたのでは。落合のいない中日はこわくない。監督だけ目立ってもしかたないだろうDeNA.。阪神はなんとか3位に滑り込んで早々に蛇足シリーズ敗退というところではないか。
 
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探偵はBARにいる


監督 橋本一
出演 大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行、竹下景子、高嶋政伸、石橋連司

 舞台が北海道の札幌というのがいい。これが神戸でも横浜でも、ましてや東京や大阪、京都だったら、この映画のこの雰囲気はでなかっただろう。アジア最北の歓楽地札幌はススキノで、北の冷涼な空気がただようネオン街の一角にあるバーに探偵がいる。少し外へ出れば雪原が広がっている。この本州とは違う土地での物語だから、大人の童話。それも男の大人の童話としてのこの映画がある。男の大人の童話である。甘くない。せつない。痛い。そして哀しい。また、おかしく、こっけいである。
 この大人の男の童話を彩るのは昭和の雰囲気である。探偵は携帯電話を持ってない。公衆電話ボックスから電話をかける。探偵がいるバーの電話はダイヤル式の黒電話。探偵が吸うたばこは両切り缶入りピース。乗る車は丸っこいクラシックなデザインの光岡ビュート。映画の冒頭で歌う歌手はカルメン・マキ。バーのマスターは寡黙(拙作海神シリーズのマスター鏑木もこんな感じかな)
 コンドウキョウコと名乗る女から、バーにいる探偵に依頼電話がかかってくる。探偵は助手と仕事にかかる。(この助手役の松田龍平の父親松田優作の「探偵物語」は小生も好きでよく観ていた。息子の龍平は親父の優作より芸域は広そうだ)謎の美女、地元のヤクザ、1年前に殺された正義感の強い社長、などがからみあいながら、話は数年前に起きた放火事件に収斂していく。コンドウキョウコは電話の声しか判らない。キョウコの正体と、事件のバック、殺された社長の関連がどんでんするが、いちばんのどんでんは社長役の西田敏行のキャスティングではないか。西田の今までの芸風を考えると、これはもうどんでん返しである。
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りんごのクレープ


 クレープを食す。クレープといっても、このクレープは食事としてのクレープで、いわば西洋お好み焼き。今回のこれはデザートとしてのクレープ。仏蘭西のおやつだ。
 まず、生地を作ろう。材料は次の通り。4枚分だ。
 
 薄力粉 50g
 砂糖  20g
 塩   少々
 卵   Mサイズ1個
 牛乳  125g
 バター 10g

 薄力粉、砂糖、塩をボールに入れて混ぜる。溶いた卵と牛乳を加えてよく混ぜる。溶かしたバターを入れて、こし器でこす。ラップをして1時間ほど冷蔵庫でお休み。

 中に入れる具を作る。りんごのコンポートにしよう。

 りんご  2個
 砂糖   70g
 レモン汁 1個分
 バニラエッセンス 少々

 りんごの皮をむきくし形に切る。鍋に材料全部を入れて煮る。10分ほど煮て、りんごが透きとってくればOK。

 次にキャラメルソースを作る。

 砂糖 100g
 生クリーム 100g
 バター 20g

 生クリームを温めておく。砂糖を鍋に入れて中火で加熱。砂糖が溶けてきたら泡だて器で混ぜる。茶色く色づいてきたら火を止める。生クリームとバターを加える。

 さて、クレープを焼いて仕上げよう。温めたフライパンに均一に流し入れて、中火で加熱。生地のふちが色づいたらひっくり返して、裏を10秒ほど焼けばできあがり。
 焼けたクレープでりんごのコンポートを包み、皿に乗せる。キャラメルソースをかけ、砕いたアーモンドとピスタチオで飾ってできあがり。
 
 
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大根の梅チップ

 
 ワシは男や。作る料理も男の料理や。主婦がやる家事の料理ではない。趣味でやっている料理や。そやから、ついこってりした料理が多くなる。特にビールを飲む時は揚げ物をようする。ほんまは健康診断で中性脂肪が多いとのデータが出とるから、油っぽいもんはひかえなあかんねんけど。
 メインにこってり料理をした時には、箸休めにさっぱりしたもんが食いたいな。そんな時にぴったりのもんがこれや。
 大根を薄う切る。ぺらぺらの向こう側が透けて見えるぐらいに薄うにな。こいつに砂糖を振りかけ、30分ほど置く。大根がしんなりしてくるで。そしたら砂糖を洗い流し、水気を拭き取る。
 梅干しの種を取って、味醂を加えて練り梅にする。この練り梅と、しその葉を大根2枚でサンドする。これでできあがりや。さっぱりしておいしいで。
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ぬへこ

「では次のニュースです。日本ぬへこ産業は、来月からぬへこの値上げを決定しました。20本入りぬへこ1箱が2000円となります」
 このニュースは今年最大の衝撃だった。ぬへこ1本が100円。おれは1日30本は食べる。日に3000円。ぬへこ代だけで月9万円だ。生活費を除くと、収入のほとんどはぬへこ代に消える。おれは独身だからいい。所帯持ちだと、ぬへこ代などとうてい出せない。事実、友人で、家族かぬへこか、と究極の選択を迫られて、ぬへこがどうしてもやめられず離婚した男もいる。
 かってタバコというモノがあった。火災の原因となり、身体にも悪く、周囲に迷惑もかける。タバコを止めたいが止められない人が多くいた。タバコが原因の疾病のための医療費もバカにならない。健康保険の財政を大きく圧迫していた。そのタバコは価格のほとんどが税金がだった。税金を吸っているといってよかった。
 ぬへこが発売された。発売当初は20本入り1箱200円だった。ぬへこはタバコと違って身体に害はない。子供が食べても安全で、老若男女すべての人がぬへこの虜となった。
 ぬへこはべつにおいしくはない。なんの味もしない。ところが習慣性がある。いったん口にするとやめることは非常に困難。ぬへこには人間の身体を健康に保つ栄養分が必要最低限入っている。1日に20本のぬへこを食べるだけで健康は保てる。子供も成長する。
 日本ぬへこ産業の最大の株主は日本政府だ。ぬへこにはぬへこ税がかかる。タバコ税をはるかに超える税率だ。ぬへこは日本国民の90パーセントが食べている。ぬへこ税は日本国の最重要な財源となった。ぬへこ税の税収と日本ぬへこ産業の配当は日本の経済を支える大黒柱となった。
 国民はぬへこを買うためだけに働き、学んでいる。

「これで日本はOKだ。ヨーロッパは全域おさえた」
「中国、アメリカ、ロシアといった大国は順調か」
「大丈夫だ」
「この物質Xがぬへこの原料であることを知っているのはわれわれだけだ。われわれが物資Xの供給を止めれば、どの国もぬへこを造れない」
「ぬへこ止めますか、国止めますか」 
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とつぜん対談 第38回 ホンダ・インテグラとの対談


 なつかしい。何年ぶりだろうか。2002年にリストラされ、大幅な収入減によって別れたから、ちょうど10年ぶりの再会だ。小生がうれしいことをする時、楽しい時、いつもこれがいてくれた。
 今回は白いホンダ・インテグラ1600ZS3ドアとの対談。10年前まで小生の愛車だった車だ。

雫石
 久しぶり。

インテグラ
 お久しぶりです。

雫石
 いまはどうしてる?

インテグラ
 ぼく、あなたと別れた後、すぐスクラップになりまして、彼岸へと旅立ちました。

雫石
 いまは、あの世。

インテグラ
 はい。三途川駐車場で駐車しております。

雫石
 そうか。お前が私のもとに来たのは、阪神日本一の翌年。1986年だったな。

インテグラ
 そうです。16年雫石さまにおつかえしました。

雫石
 そうだな。ワシが楽しいことをする時にはいつもお前がいたな。小食でよく走ってくれたよ。

インテグラ
 1600ccで115馬力。車重は1トンをきってましたからね。DOHCでワンキャブでしたから。リッター当たり10キロ以上は必ず走ってました。

雫石
 いろんなとこ行ったなあ。休日という行楽に行ってたな。

インテグラ
 そうですね。雫石さんちは水族館好きだから、須磨の水族園は毎月のように行きました。海遊館、鳥羽水族館、姫路市立水族館、城崎マリンワールド。近畿の水族館はたいていのとこに行きましたね。

雫石
 水族館以外もよく行ったな。

インテグラ
 休日はたいていぼくが走ってましたよ。

雫石
 西宮の北山植物園とか、神戸の森林植物園、高山植物園、吹田の万博公園、大阪の鶴見緑地もよく行ったな。それに毎年夏は、一泊の家族旅行にも行ったな。兵庫県竹野海岸、南紀の串本、太地、それに伊勢志麻鳥羽、萩も行ったな。

インテグラ
 雫石さんのお出かけはぼくがおともすることが、ほとんどだったです。

雫石
 ワシは時間を決められて旅行するのが嫌いでな、やむを得ない場合以外は鉄道や飛行機の旅はしたくないんだ。

インテグラ
 九州まで一人旅したことありましたね。

雫石
 ああ、連休の初めの日、思い立って萩に行こうと思ったんだ。午前に神戸を出て、津和野を通って萩に着いたのが午後の4時ごろだった。宿を取るには早い、ええい、このまま九州まで行こうと、博多まで走ったんだ。

インテグラ
 もちろん雫石さんはSF者だから、SFのイベントもよく行きました。

雫石
 そうだな。日本SF大会もよく行ったけど、一番行ったのは出雲だな。イシトビさんの縁で出雲SFコンパには毎年のように、お前にSFの友だちを乗せて、おかげ様ブラザースを聞きながら中国道を走ったな。お前はよく走ってくれたよ。

インテグラ
 大阪から出雲まで600キロを6時間。友だちと待ち合わせて梅田を出たのが午後6時。出雲大社の門前に着いたのが夜中の12時でした。

雫石
 あの時、お前と、もう一台、テコンドーの達人リュウさんが駆るスカイライン2000GTと2台で走ったんだが、お前はスカGに負けなかったな。

インテグラ
 雫石さんの腕もいいんです。

雫石
 それもあるかも知れないが、お前の性能もなかなかのもんやった。平均速度、中国道を130キロぐらい、一般道を70キロから100キロで走ったな。

インテグラ
 ずいぶんむちゃな走りをしましたね。

雫石
 ワシも若かった。今となっては反省している。ま、夜中だったからあんなスピードで走れたのだな。

インテグラ
 ぼくは馬力のわりに車重が軽いですからね。

雫石
 ワシはオートとか自動とかいうのが嫌いでな。変速機はもちろんマニュアル。ラジオのアンテナも窓ガラスもフェンダーミラーも全部手動。やっぱり車は自分自身の手で動かしたいもんな。

インテグラ
 ぼくの次の車は?

雫石
 ない。

インテグラ
 欲しくないのですか。

雫石
 欲しいよ。富クジで子(ね)の1365番が当たったら次の車買うよ。

インテグラ
 どんな車がいいんですか。

雫石
 ワシはトヨタは大嫌いだから、タダでやるといわれてもいらん。やっぱりお前と同じホンダ車がいいな。でも、最近オートマチックがほとんどで、マニュアルが少ないから選択肢が少ないな。

インテグラ
 やっぱ、あなたの車ははぼくでないと。

雫石
 そうだな。ワシもそのうちそっちに行く。そこで待っていてくれ。

インテグラ
 はい。三途川駐車場で待ってます。

雫石
 そこから閻魔の庁までお前でドライブだ。
  
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地下鉄清盛バージョン

 
 神戸市営地下鉄海岸線のお化粧電車には、二つのバージョンがある。三国志電車鉄人電車だ。「三国志」と「鉄人28号」両方とも、神戸出身の漫画家横山光輝氏の代表作だ。それにちなんだ地下鉄のお化粧電車だ。
 最近、この神戸地下鉄お化粧電車に新しいバージョンが加わった。平清盛バージョンである。今、神戸市営地下鉄に乗ると、駅や電車が平清盛だらけである。ビジュアルだけではない。中央市場前駅やハーバーランド駅に電車が近づくと「神戸キヨモリ隊のギオンでございます。歴史館におこしの方は、次でお降りください」と放送する。うっさいわい。神戸はNHKの大河ドラマごときに頼らなければ町おこしができないような、魅力のない街ではない。
 確かに平清盛は神戸にとって大恩人だ。だったらNHKの番組とは関係なく、清盛公をしのぶイベントを神戸でやるべきだ。
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「週刊ブックレビュー」の復活を要望する

 NHK-BSの週間ブックレビューが終った。まことに残念なり。21年も続いた長寿番組だった。954回で終わり。切りのよい1000回目に何か特別番組をやるのかなと思っていたが、そこまで至らなかった。
 あまりテレビをみない小生にとっては、毎週、必ず見ていた数少ない番組だった。録画しておいて、土曜日の夜、ウィスキーをちびちび飲みながらこの番組を観るのが、週末の大きな楽しみだった。
 愚にもつかぬバカ番組が氾濫する中で、極めて貴重な知的な番組だった。視聴率が低かったのだろう。高視聴率なら継続していたのではないか。しかし、スポンサー頼りの民放なら視聴率を気にしつつ番組作りをしなければならないだろう。しかし、NHKはわれわれ視聴者が支払う受信料で賄っている放送局だ。民放ほど視聴率を気にしなくてもいいはずだ。極端なことをいえば、観ている人が1人であっても、その番組に社会的な存在意義があれば、NHKは番組作りを続ける義務があるのではないか。NHKとはそういうタチの放送局ではないのか。本格的なブックレビュー番組が他局で無い以上、NHKとしてはこの「週間ブックレビュー」を継続すべきだった。
 小生個人としても痛い。SFはさすがに長年のSF者で、新刊のSFの評判は小生の耳に入って来る。ミステリーに関してもある程度のうわさも聞こえてくる。「SFマガジン」や「本の雑誌」も購読しているから、エンタティメント小説に関しての情報は入手できる。しかし、どうしても「偏り」が出る。その点、この番組は小生が張っているアンテナには絶対に引っかからない本を紹介してくれた。まことにありがたかった。また、番組後半の著者のインタビューも面白かった。著者インタビューは雑誌などの印刷媒体ではよく目にするが、やはり著者自ら映像で語るのは説得力がまったく違う。
 番組の終わりにアナウンサーが希望を持たせるようなことを、チラッといっていたが、同様のブックレビュー番組の復活を強く要望する。
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