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4月30日(水) 主演新井 演出下柳+久保田

 下柳、役者やのう。きょうはもひとつのピッチングやったけど、そのもひとつ具合がちょうどええ。打たれるけどボカスカ打たれへん。反撃可能な打たれかげん。それに久保田。いっつもピンチのタネをせっせと蒔いて、自分で刈り取っとる。このタネ蒔き刈り取りの農民久保田が、今日は絶妙の刈り取りのせえへんぐあい。この二人のピッチャーは、最後の最後のための見事な仕掛けをつくっていたわけ。
 今日のヒーローはもちろん新井やけど、このドラマの影の演出家は下柳、久保田の二人のピッチャーや。
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4月29日(火) 阪神自滅

 阪神VSヤクルト。4-1で阪神負け。野球はやっぱりミスした方が負ける。
 平野のエラー、矢野、アッチソンのバッテリーエラー。あとはヤクルトの「足」で取られた点。ま、半分、阪神の自滅みたいなもん。アッチソン、きょうはコッチソンだったね。次はアッチソンに戻ってね。
 それにしても、なんで5番にフォードをすえるのか理解に苦しむ。守備もなんか危なっかしいし。4月2日の日記でほめたけど、やっぱりフォードはぬらりひょんやった。葛城をなんで5番にせえへんねん。鳥谷を5番にしてもええのでは。
 アニキは今日はお休み。ま、こんな日もある。
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めがね


監督 荻上直子
出演 小林聡美、もたいまさこ、市川実日子、光石研、加瀬亮、薬師丸ひろ子

 なんといったらいいだろう。ある種のファンタジーというか、現代の民話といっていいかも知れない。
 南国の田舎町。名もない小さな空港にプロペラ機が着陸。そこから降りたタエコは大きなトランクを引きずって、小さな民宿「ハマダ」に行く。商売っ気のなさそうな主人ユージと犬のコージが出迎えてくれる。
 そこはきれいな海と自然以外なにもなさそう。観光に行きたい、とタエコはユージに聞く。ここにはそんな所はないとの答え。では、みんなはここに何をしに来るか。「たそがれ」に来るらしい。
 あくる朝、タエコが目覚めると不思議な女性が枕もとに座っている。しばらくすると海岸から妙な音楽が。不思議な女性サクラをリーダーにして「メルシー体操」なる摩訶不思議な体操を人々がしている。
「ハマダ」に出入りしている女性がもう一人。高校の生物教師と称するハルナ。授業にしょっちゅう遅刻していて、あまり良い教師ではなさそう。このハルナ、タエコになにかとひっかかる。「ハマダ」の客でなし、下宿人でもなさそう。食事を食べに来て時間をつぶしにだけ来ている、よくわからん女性。
 サクラは海岸の小屋でカキ氷を作ってみんなにふるまっている。ものすごく美味しいカキ氷らしい。お金は取っていない。ごちそうになった人たちは、お礼に、氷や折り紙、野菜などを置いていく。
 タエコはみんなのペースに違和感を感じて「ハマダ」を出る。別の民宿はもっとへんだった。結局、彼女はサクラがこぐ3輪自転車に乗って、「ハマダ」に逆戻り。そうこうしていくうちに、タエコもみんながだんだん理解できるように。「たそがれ」られるようになってきた。
 不思議な「間」を持つ、実にゆったりとした時間が流れる映画だ。同じ監督、同じ小林聡美、もたいまさこの前作「かもめ食堂」よりも、さらにゆったりとした感じ。あいかわらず、景色はきれいし、出てくる食べ物はおいしそう。
サクラ役のもたいまさこの存在感が際立つ。「かもめ食堂」の時も妙な中年女性をやっていたが、この「めがね」のサクラは妖怪の域に達している。春になると「ハマダ」にやって来て、みんなにカキ氷をふるまい、春が終わると去って行く。「ハマダ」についた座敷わらしかもしれない。
 別にな~んにも起こらない。めがねをかけたマイペースな人たちが、きれいな海の田舎で、のほほんと生きているだけの映画。実に心が癒される映画であった。この映画は観るリゾートだ。
  
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4月28日(月) ガウンと作務衣

 歳を取ると生活が豊かになって、ゆったりとした男になれると、若いころは思っていた。ところが歳は取ったが、貧乏はひどくなり、いらちで短気な男のままである。まったく困ったもんだ。では、どういう男になれると思っていたのだろう。こんな男である。
 まず、洋風。都心の高層マンション。もちろん億ション。17階の自宅のリビング。木曜の夜10時。ガウンを羽織って、窓から外をながめている。大都会の夜景が美しい。右手にはブランデーグラス。う~む、と、うなったりして。ブランデーをちくり。
 和風。人里はなれた山中。小さな庵。作務衣を着て、ロクロの前に座っている。土をひねって茶碗を作る。晴耕雨読。
 石臼でゴロゴロそば粉を挽く。たまに訪れる客に、そばをうってふるまう。
 ま、しかしこんな生活、退屈でしかたがないだろうな。

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4月27日(日) 鯛めし

 
 4月5日の日記で書いたように、鯛は頭と骨からうまいスープが取れる。このスープで炊き込みご飯を炊いたら美味しい。と、いうわけで鯛めしを炊いた。
 鯛はウロコ、エラ、内臓を取って軽く塩。さっと焼いて、包丁で切れ目を入れておく。鯛はできたら尾かしら付き。切り身を使うときでも、必ず骨付きを使おう。
 土鍋に昆布を一枚敷いて、洗った米を入れ、分量の水、調味料の酒、塩、薄口醤油を入れる。その上に鯛をのせる。
 中火で炊く。蒸気がしゅうしゅういいだしたら、ごく小さな弱火にして10分。火を止める。そのまま15分蒸らす。蓋を取ってのぞかないように。
 15分経った。あ、土鍋はそのまま食卓へ持って行こう。で、みんなの目の前で蓋を取ろう。食卓で蓋を取る。ほ~ら、おいしそうに炊き上がった。いい香り。みんなのワーという声。うれしそうな顔。この瞬間が週末料理人冥利というもの。
 鯛の身をほぐしてご飯に混ぜる。鯛の骨は硬くて鋭いから丁寧に取り除こう。茶碗に盛って、木の芽をあしらう。春ならではの炊き込みご飯。おかずは蕗と鶏むね肉の炒め煮。汁はとろろ昆布の吸い物。
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4月26日(土) 焼豚丼


 焼豚は手作りの方が美味しい。大手のハムメーカーが焼豚として発売している、できあいの焼豚は、室温ならばいいが、加熱すると砂糖甘さがでて、どうもいかん。あんな甘ったるい焼豚なんか食べられたものじゃない。
 これが神戸南京町の新生公司あたりの焼豚ならばおいしいのだが、それ以外のできあいの焼豚を、小生は自分の料理に使うつもりはない。と、いうわけで焼豚を作る。
 材料は
 豚バラ肉のかたまり。300g
 醤油 400cc
 招興油 200cc
 味醂  100cc
 八角
 しょうが
 にんにく
 長ネギの青いところ
 
 肉が入るぐらい小さ目の鍋(大きくてもいいが、調味料がたくさん必要で、もったいない)に、材料を全部入れて30分ほど煮る。八角は2、3個。しょうがは適当。にんにくは1かけ。長ネギの青いとこ1本分。煮たら鍋に入れたまま一晩冷蔵庫。白い脂が固まっているが、これはラード。この脂で炒飯を作るとうまいが、健康診断で中性脂肪が多いといわれた人(小生もその一人)は使わない方がいいだろう。
 味のしみたこの肉を焼くのだが、ガスレンジ付属の魚焼グリルを使うと便利。オーブンを使うのなら200度で12分ほど。焼く前に肉の表面に水飴を塗っておくと照りがでる。
 今日はこの焼豚で丼を作った。鍋に残った煮汁を、タレとして白いご飯にかけて、レタスを刻んでご飯にしき、その上に美味しそうに焼けた豚肉をスライスしてのっけて、その上にまたタレをちょっとかける。ほ~ら、うまそうな丼ができた。
 






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4月25日(金) 酒瓶とお金

 むかしむかし、あるところに大酒のみの男がいました。ろくに働かず、酒ばかり飲んでいました。1日に一瓶づつ酒瓶を空にしていきます。そして、空になった酒瓶を、ぽ~い、ぽ~いと床下に投げ入れています。男の家の床下は酒瓶でいっぱいです。
 この男の隣の男は、大変な働き者です。酒は一滴も飲まずに、朝早くから夜遅くまで、まじめに毎日休まず働きます。稼いだお金は、将来のためにといって、床下の壷に貯めています。贅沢をせず、質素な生活を送っています。
 ある年、大変なインフレがおきました。まじめな男が貯めたお金は、値打ちが大幅に下がって、彼は大変に貧乏になりました。
 物資が不足して、ガラスの原料の値段があがりました。酒飲みの男が床下に貯めた酒瓶が、すごい値段で売れました。酒飲みの男は大金持ちになりました。

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4月24日(木) ひきわけ

 今、午後11時。明日は仕事の都合で、4時起床。早く寝なくてはならないのだが。早く寝かしてくれない。
 ふ~、やっと終わった。引き分け。総力戦であった。
 それにしても、なんでまた今日も川上を出したんやろ。9回に岩瀬を出した中日と、最後まで藤川をおいといた阪神では、ごくわずかに、阪神の方が余力があったかな。
 さ、はよ、ねよ。おやすみ。
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とつぜんリストラ風雪記 8

とつぜんリストラ風雪記7

第8回 求職活動費
 面接がコンスタントに入るようになった。面接の前日までに、必ず下見をするので、交通費が結構かかる。また、この時分から携帯電話を持つようになった。新しいパソコンを買ってインターネットも始めた。このへんの機器は求職活動の必需品。収入が雇用保険だけになって、手元がまことに不如意ではあるが、職探しもお金が結構かかる。困ったもんだ。

2003年2月19日(水)
 午前中、三宮ハローワークへ。1件見つける。Hテレフォンという携帯電話の部品を作っている会社。面接してくれる。午後下見にでかける。場所は明石。
 JR明石駅からバスに乗って20分ほど。えらく不便なところ。もし採用されたら、神戸市東灘区から通うのは大変。

2月20日(木)
 芦屋税務署へ確定申告に行く。サラリーマンじゃないから確定申告をしなくてはいけないらしい。こんなことやるの、生まれて初めて。簡単だった。

2月21日(金)
 午前中、Hテレフォンで面接。小さな会社だ。社長が面接をしてくれた。仕事は携帯電話の部品の組み立て。ある程度の感触をつかむ。ここまで通勤するのは大変だが不可能ではない。
 午後はパソナと梅田ハローワークへ。

2月24日(月)
 三宮ハローワークへ。紹介できる案件は1件だけといわれる。つまり、Hテレフォンの件のカタがつくまで、次の案件は紹介できないとのこと。しかたがないので灘ハローワークへ行くも、午前中の業務終了。いったん帰宅して昼食後に灘ハローワークへ出直し。
 収穫1件。N社。大阪の電設資材の会社。あさって面接。
 この時期はまだ小生、ハローワーク使いがヘタだった。今はどうか知らないが、当時は1軒のハローワークで紹介してくれる案件は1件か2件。求職活動は数をこなすことが大切。1件づつ片付けて行かないで、多くの案件を同時進行させる必要がある。そのため、できるだけ多数のハローワークを使うことが大切。と、いって前回書いたようなことがあるから、効率よくハローワーク巡りをすることだ。
 小生のハローワーク巡りの最終形態は次の如し。
 月曜日 灘、三宮、神戸を週ごとローテーション
 水曜日 西宮、尼崎、伊丹を週ごとローテーション
 金曜日 梅田
 
2月25日(火)
 N社の下見。環状線西九条を降りて、安治川の向こう側に行ってしばらく歩いたところ。安治川のこの場所には橋がかかってない。川のこっち側にエレベーターがある。下に降りて川の下を通るトンネルを通って向こう側へ。エレベーターで地上へ上がる。こんな場所あんまり見たことがない。
 Hテレフォンが断ってきた。感触があっただけに残念。

2月26日(水)
 N社の面接。電設資材の卸の会社。社長は好人物だが、採用は難しそう。帰りしな西宮ハローワークに立ち寄る。

3月5日(水)
 伊丹ハローワークへ。HM社を紹介。人材派遣会社。面接の約束をする。

3月7日(金)
 HM社を下見に行く。梅田のアメリカ領事館の、道の向こう側のビル。場所が場所だけに、警察がえらい警戒をしていてものものしい雰囲気。
 下見の後、梅田ハローワークとパソナへ行く。

3月10日(月)
 尼崎ハローワークへ行く。このハローワークへはJR塚口から15分ほど歩くが、途中にイタリアのスポーツカーメーカー、ランボルギーニの代理店がある。スーパーカーが展示してある。こんな車はどんな連中が買うんやろ。買うやつがおるから売ってるのやろな。
 リストラされ、ハローワーク通いのおっさんもおるし、ランボルギーニを乗り回しているやつもおる。世の中いろいろ、タコの足はいぼいぼ、蜂の頭は真っ黒け、言語道断、歩行者横断、アメリカ軍のロケット騨。
 
3月11日(火)
 HM社へ面接に行く。人材派遣会社。採用されれば、身分はHM社の社員ということになる。働くのは派遣先の企業。給料はHM社からでる。保険などもHM社。これは派遣だからあたりまえ。
 派遣先の企業とHM社の契約が切れたらどうなるか質問をした。次の派遣先が決まるまで自宅待機とのこと。その間の給料は出ない。これではダメだ。失業ではないから雇用保険も出ない。まったくの無収入となる。
 その場で断る。すると、中年を過ぎての再就職は難しい、といいやがった。ほっとけ、お前ンとこの世話になるか。アホ。

3月17日(月)
 神戸ハローワークへ行く。体調が悪い。ちょっと前から胃がおかしい。ムカムカする。食間に痛む。胃潰瘍の再発か。小生、胃潰瘍が持病で、今まで2度出血し、2度入院している。
 
3月28日(金)
 西天満のハローワークへ初めて行く。情報検索用のパソコンがなく、就職相談専門のハローワーク。途中、大融寺と電子会館の前を通る。両方ともなつかし。大融寺で開催される落語会によく行った。
 昔、小生たちが神戸でSFフェスティバルをやった時、桂春輔師匠を呼んで一席やってもらった。その春輔師匠が10夜連続落語会をやったのが、この大融寺だった。春輔師匠はその後、師匠の3代目春團治師匠と、ちょっとしたトラブルがあって春團治門下を離脱されて。祝祝亭舶伝と名のっておられた。とてもユニークで破天荒な新作落語をする噺家で、小生も大ファンだった。その後個人的に1度お会いした。「ネバー・エンディング・ストーリー」という映画が公開された直後で、師匠も小生も見ていた。この映画の話をした記憶がある。喫茶店でお話したが、高座とおんなじユニークな人だった。今はどうしておられるだろう。
 電子会館には久保田宣伝研究所コピーライター養成講座大阪教室があった。若いこと通っていた。


                          つづく
 
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4月22日(火) 阪神大敗。これでいいのだ。

 会社から帰ってテレビをつけた。さてさて今夜はどうかな。あれれ負けとる。う~む。スタメンを見て、また、あれれ。開幕以来非常にいい働きをしている、赤星、平野の赤平1,2番コンビを解消して、2番に関本。で、もっとびっくりしたのは絶不調の今岡が5番に。7番にフォードが入っとる。????。
 で、これはどう考えるべきか。2位中日との3連戦。2.5か3ゲーム差でぴったりついてきているチームである。3連敗すれば首位を転落する。その初戦である。なんとしても勝ちに行くべき。となると、今まで調子よくいっていた打線を変えずに、そのまま行くべき。5番も葛城を使うべきだった。
 またこうも考えられる。対中日、ナゴヤドーム、先発中田。これだけ並べると阪神の敗色濃厚である。残試合全部勝つわけにはいかない。優勝するにしても必ず負け試合はある。優勝するためには勝ち試合を計算するよりも、いかに負け試合を設定するかが大切。で、上記の3条件を考慮したら、負ける要素が強い。この試合で、今岡、フォードという今の打線で調子が悪い二人を出して、復活のきっかけをつかめばもうけもの。不調であってもダメもと。ピッチャーも新しい外国人ピッチャー、アッチソン。今の先発ローテーションの6人。安藤、福原、下柳、杉山、岩田、アッチソン。だれが大切か。もちろんみんな大切な先発ピッチャーだが、日本人5人はできるだけ傷をつけたくないだろう。で、アッチソンには非常に申し訳ないが、この試合で今岡が復活のきっかけでもつかめば、このあとの展開に非常に益になる。もし勝てばアッチソンも月間MVPモノ。大いに自信をつける。
 で、結果は8対0の大敗。アッチソン来日初敗北。今岡ぜんぜんペケ。これで良かったのではないかと小生は思う。今岡本人もファンもこれでファームで調整ということになっても納得行くだろう。アッチソンも次がんばればいい。もしダメでも上園、ボーグルソンを1軍に上げられる。
 以上のことを考えると、この大敗は意義ある敗北といえる。これが、赤星、平野、新井、金本、葛城、鳥谷、矢野という打線で、先発安藤で、2対1で勝っていて、8回、ピッチャー久保田、荒木ヒット、井端四球、李デッドボール、4番ウッズに満塁逆転ホームラン。5対2で逆転負け。という負けよりもよっぽどいい。
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小松左京自伝 実存を求めて


小松左京     日本経済新聞出版社

 昨年は星新一が話題をよんだ。と、いうわけで小松左京。日本SFの牽引車のお二人。タテに長い星さん、ヨコに広い小松さん。名コンビといえる。星さんは残念ながら11年前に亡くなったが、小松さんはまだまだご健在である。と、いうわけで小松さんのこの本を読んだ。
 1冊の本だが、まったくコンセプトの違う2冊の本が合体した本と、考えた方がいいだろう。
 前半部は日本経済新聞で連載された「私の履歴書」をまとめたもの。小松さんは、生まれは大阪だが、子供時代を西宮で過ごした。神戸1中(現県立神戸高校)出身。小生は西宮生まれで、神戸育ち。よく知っている土地だけに大変に興味深かった。また、この前半部は日本SFというより、70年の万国博覧会を一つの頂点とする、日本という国の戦後史にそのままリンクしている。大変に興味深くおもしろい自伝であったが、むりやりこの枚数にまとめたという感じがする。もう少し膨らませて、この部分だけで1冊の本にして欲しかった。
 後半は「自作を語る」自らが主宰する同人誌「小松左京マガジン」に連載されたインタビュー記事をまとめたもの。聞き手は小松さんのファンクラブ「小松左京研究会」の面々。著者自身がいっているが、この部分がこの本のウリである。主要な小松作品に、突っ込んだ問いかけがなされ、その質問一つ一つにていねいに答えている。
 小松SFのファンを自認する人は必読。作者自らが語る作品執筆のきっかけと、わかりやすい解説。これを読んで判ったのだが、小松左京は、小生が考えていた以上に「文学」にこだわった作家だった。
 小生も長年のSFファンで、小松左京とはどんな作家で、何を考えているのかだいたい判っているつもりだった。また、作品も一通り読んだ。だから、この後半部分も興味深く読んだ。これが小松作品を1作も読んだことのない人が、これを読んでも面白いだろうか。ま、そんな人はこの本を手にしないが。
 ともあれ、小松左京という巨人の一端を垣間見ることはできた。
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4月21日(月) う~んと少量で売ってくれ

 小生は料理が趣味だ。青ネギ、三つ葉などもよく使う。これらの野菜は主に薬味に使う。薬味だからそんなに大量に使わない。ちょっとあればいい。ところが売っているものはみな多すぎる。ウチは小家族だからそんなにたくさんいらない。コープ神戸には少量パックがあるが、それでも多すぎ。必ず残してしまう。もったいないからといって、青ネギや三つ葉をてんこ盛りにはできない。
数日間は保存できるが、青ネギや三つ葉ばっかり食うわけにもいかんし。
 もっと、う~んと少量で売ってくれないだろうか。

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北京バイオリン

監督 チェン・カイコー
出演 タン・ユン、リウ・ペイチー、ワン・チーウェン、チェン・カイコー、チェン・ホン

 ペキンパーのバイオレンスではない。お間違いなきよう。同様の中国映画に「胡同のひまわり」がある。「胡同のひまわり」は絵で、この映画は音楽。どちらも父親が息子の才能を伸ばそうと一生懸命になる。「巨人の星」パターンである。星一徹度は「胡同のひまわり」の方が高い。この映画の父親は、他の2作の父親ほどアホではない。
 中国の田舎。父と息子が住んでいた。決して裕福ではない。息子はバイオリン演奏の才能を持っていた。弾くバイオリンは亡き母の形見。
 父は息子の才能を信じて、演奏者として世に出すべく、大都会北京に連れてくる。コンテストに出場。トップではないが好成績を収める。
 父は息子に音楽教師に弟子入りさせる。この音楽教師は風変わりな教師で、実力より、金が幅を効かす音楽界に嫌気がさしている。この教師の下で修業を積む息子は、駅で若い女とあう。娼婦と思われる蓮っ葉な女だが、息子はこの女に母の面影を見たのか、仲良くなる。女も息子をなにかと応援する。
 父は北京に留まり必死で働いて金を稼ぎ、息子のバイオリン修業の費用を捻出する。バイオリン奏者として世界を目指すため、教師を替える。こんどの教師は中国音楽界の重鎮で大きな音楽学校の教授。その教授も息子の才能を見抜き、目をかける。
 そして世界に羽ばたくための大きなコンテストの日がきた。出場できるのは、教授の門下では一人。息子か先輩の女子生徒か。選ばれるのはどっちか。
 登場人物がみんな非常に魅力的、そしていい人ばかり。父、息子、音楽教師、教授、娼婦。みんないい。特に娼婦がなかなかいい女だった。よからぬ商売をしているらしいが、姉御肌できっぷがいい。息子のバイオリンのために大金を用立ててくれたりする。最初の音楽教師もいい。世をすねている。息子のバイオリン演奏もまともに指導しているようには見えないが、才能を信じていて、押さえるべきポイントはきっちり押さえている。
 そしてなにより父がいい。無条件に息子を愛し、息子の才能を信じて、自分のできる限りのことをして、息子を世に送り出そうとする。決して裕福でもないし、教養もありそうにない。そのけなげさが胸を打つ。
 ラストが感動的。なるほど。こう終わったか。
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4月20日(日)その2 小アジの南蛮漬け

 
良い小アジが手に入りました。こんな小アジは南蛮漬けにしたらうまい。頭ごと食べよう。
 まず、アジの下処理。ゼイゴ、エラ、内臓を取る。軽く塩、こしょうして、粉をまぶす。粉は片栗粉と薄力粉を半々で使った。
 このアジを低い油温でじっくり揚げる。140度ぐらいで15分ほど揚げれば、サクサクして頭から食べられる。背骨はさすがに硬い。もう少し小さなアジだったら骨ごと食べられる。
 漬け汁は醤油1カップ、酢1カップ、砂糖大さじ3、酒適当。これに青ネギ、玉ねぎ、しそ、にんじん、しょうがの細切り、それに赤とうがしも入れる。
 この汁に揚げたてのアジを入れる。ジュと音がするぐらいの揚げたて。すぐ食べてもいいし、このまま冷蔵庫で一晩寝かせても味がしみておいしい。
 この料理、主役のアジがおいしいのはもちろんだが、脇役の野菜もおいしい。魚と野菜、両方おいしくいただける、すぐれもんの料理なのだ。
 アジをサクサク、ビールをグイッ、野菜をシャキシャキ、ビールをグイッ。最高やな。
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4月20日(日) ベトナム風おかいさん


 朝ご飯におかいさんをよく作る。おかいさんはお腹にやさしく朝ご飯にいい。特に飲んだよく朝の、ちょっと二日酔いのときにはぴったり。
 今朝のおかいさんは、エスニックにベトナム風でいく。まず普通におかいさんを炊く。カニの身を入れる。ニョクマム、塩で味付け。
 お椀におかいさんを入れて、砕いたピーナッツ、香菜、ミント、青ねぎでトッピング。お好みでライムの汁を入れる。
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