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釘と爪の果て・灰色の哀悼者クエ考察

2020年08月13日 | ホロウナイト

灰色の哀悼者が五騎士の神秘のゼ=メールであることは「釘を最大限に強化して釘鍛冶とイベントを起こした後に釘師シオに会う」「白い騎士の夢の中に入る」、この2つをこなして初めて見当がつくようになってる。今はwiki見ればすぐ分かるけど、アプデ当時は五騎士の存在確認はやり込み要素の1つだったと言ってもいいかも。ちなみにこれはフンコロさんの夢の中なんだけど中央に蒼白の王がいる。フンコロさんは王が戻ってきて王国が復活することを信じてるんだよね…


 灰色の哀悼者クエは仮面の破片をコンプリートするのに絶対必須なんだけど、うちのほろ~くんはやるかどうしようかずっと迷ってたんよ。たぶん成功したらこの人死んじゃうんだろうなと思うと、なんか寂しくてのう…。
 でも花を届けるのに成功したら何て言ってくれるのか気になりすぎて、とうとうクエを受けてしまったよ。
 うちの場合は墓からスタートして全部雑魚を倒してからクエを受けて、碧の湖経由で交差路→エレベーターで涙の都→抜け道通って胞子の森→女王の駅から霧の渓谷→女王の庭で上から墓の入り口に降りてくルートで2回目で成功したです。1回目は花持ったまま夢見ゲートを哀悼者の家の近くに設置しようとして間違って上押してワープしてしまった(^^; 
 このクエは面倒くさくて難易度高い部類に入るけど雑魚倒しとくとかなり余裕出て成功率上がると思う。

 それにしてもゼ=メールって優しくてちゃんとした人だよね…花壊しちゃっても絶叫はするけどまたすぐ次の花用意して、ほろ~くんの根気を気遣いつつあくまで丁寧に依頼してくるし(笑)。
 今は五騎士の生き残りはゼ=メールとフンコロさんしかいないけど、2人と話してみると一端の人物って感じで民衆から慕われてた理由もよく分かるよ。
 考えてみたら五騎士は王国崩壊の最大の被害者なのかもなあ…仕える存在と護るべきものと、自分の存在意義全部いっぺんになくなってしまったようなものだよね。王様と宮殿は理解しがたい不可解な方法で消え去ってしまったようだし、自分達の身の置き所をどうしたらいいのか途方にくれたはず。

 「惨劇」が起こって王国が崩壊したその時、五騎士がどこでどうしていたのかは今作のストーリー中ではまったく語られてないんだよね。かろうじてフンコロさんの記憶にそれっぽい断片が残ってるだけで。
 ただ、五騎士達は仕えるものを失った後でもそれぞれに信じるものを守っていたのが伺える。
 ヘゲモルはマゴットに寝込みを襲われた所を見ると交差路にいたようなんで、黒卵神殿の警備をしてたのかな。王子とみなしていた純粋な器を護ることが今後の自分の務めと決めたのかもしれない。
 イズマは白いレディと同じく樹の精で癒し手っぽい。都下の自分の森に籠もって動揺する民のために癒しの祈りを捧げてたんだろうか。オグリムは森の制水装置を警備することで間接的にイズマを守ろうとしてたし、ドライヤは白いレディを護って造反者カマキリたちと戦って力尽きたように息絶えてる。
 ゼ=メールの過去話も造反者達に繋がってるという事は、この時ゼ=メールもドライヤと一緒にレディの警護についてたと考えてもそんなに無理はないと思う。


ドライヤがすでに死んでる事をレディは知らないらしい…レディは眼が見えなくなってるんだってね


 そこでゼメールは光信仰に走って部族を離脱したカマキリ達の1人に出会って「まことの愛」を知る事になった。
 ゼ=メール曰く恋が成就しなかった理由は「自分の容姿が異なっているから認めてもらえなかった」という事だけど…まあ、それ以外にも障害が山積みなのは容易に想像出来るよね…。
 ゼ=メールは自分と相手のグループが戦闘状態だったとは一言も言わないけど、夢見釘をあてるとお互いに戦っていたらしきセリフが出る。Ulll(恋人)とNemenoo(造反者の長)の親子喧嘩のようでもあるけど、爪はカマキリだし釘は王国騎士だし、やっぱりそういう事なんだと思う。

 ドライヤと造反者一群が戦った形跡がある所を見ると、ドライヤに倒されたか、ゼ=メール自身が殺ってしまった可能性すらある。そうじゃなくても部族の中で裏切り者とされて同族に殺されてしまったかゼ=メールと結ばれないのを悲観して自ら命を絶ったか…いずれにしても早すぎるUlllの死がゼ=メールとの出会いに起因してるのは間違いないと言っていいと思う。
 Ulllの死でゼ=メールは完全に騎士として再起不能になってドライヤを残して戦線離脱した…。そんな情景が浮かんでしまうよ。



ほろ~くんの事はLe'mer、Ulllの事をher partnerって呼んでるような…しかしどうしてほろ~くんの事をLe'merって呼んでるんだろ。merは海の事かもしれないけど冠詞が違ってるし。そういえばホロウナイトのセリフには「海」が出てくる事が多いね…


 ところでゼ=メールのセリフを英語で見ると、言語がごちゃまぜなんだよね。あたしが分かった範囲では英語とイタリア語とフランス語とラテン語? ドイツ語もある? それで「男性」と「自分」を表す単語が見当たらないような気がするんだけど…あたしも外国語ど素人なんで間違ってるかもですが(> <)
 少なくともゼ=メールは自分の事は「che」で自分の所有物に「her」をつけてるみたいだ…。

 これはゼ=メールが異邦から来た外国人(虫)でハロウネストの虫たちとは言語が違ってるって事を表現してると思うんだけど、もう1つ、ゼ=メールが女性しかいない種族で、男性っていう概念を持ってない事を示してるのかもしれないと思ったよ。つまりゼ=メールから見るとハロウネストのオスもメスも全部ひっくるめて女性扱いなんじゃないかと。

 なんでこんな事思いついてしまったのかと言うと、ゼ=メールは恋人の事を「彼女」って呼んでるよね。そこで放浪者は「ああこのキャラは同性が恋愛対象なんだな」と理解したはず。で、実際、花を渡しに行くと造反者の子のゴーストがが出てきて挨拶してくれるんだけど…。


お花届けると出てきて一礼してくれる礼儀正しいUlll


 うーん…女性、かなあ?
 あたしは最初見た時、物静かで優しそうな男性カマキリに見えて意表を突かれた気分になったですよ。
 カマキリ族は男性と女性の両方が敵キャラとして出てくるのでちょっと比較してみた。カマキリロードの3姉妹は族長クラスなんで普通の女性カマキリとは違う出で立ちかもしれないけど、その事を念頭に置いても造反者の子のビジュアルは3姉妹よりマスラオカマキリの方に近いように見えるよ。というか、そう描き分けてる意図が感じられるという弱い根拠だけど…。


カマキリ族を仕切る三姉妹。造反者の長は兄弟って設定がある。という事はUlllは彼女達のめいorおい、か


ちょっと見づらいですがマスラオカマキリ達。まあ、益荒男とは言うけど族長が女性なんだし、女性の戦士がいてもまったく不思議ではないですが…でもUlllの体型はこっち似に見えるな~


 まあゼ=メールが良ければどっちでもいい話なんだけどさ…。ただこのままじゃゼ=メールが王国に来た甲斐がなさすぎてな…あまりにも報われなさ過ぎる。
 もし造反者の子を男性だとするなら、異邦から来た神秘の存在が「まことの愛」を感じたのが彼女の種族にはいない男性という未知のタイプであり、王国に来なければ一生知る事もなかった存在と忘れられない絆を結んだ、という点に僅かな救いを見出す事が出来る気がする。




灰色の哀悼者の最後の言葉は「私も終われる」でした。あの人達はまた会えるよね?とイトマキちゃんたちに訊ねても答えはないので、きっとそうだと思う事にしたほろ~くんなのでありました…