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超ふぁんぶっく@ライドウ

2006年06月28日 | メガテン系
 しかし…PSPは基本能力は結構高いのに、何かやろうとするといちいち敷居が高すぎる。なんかこの辺、自分で自分の首を絞めてる感じがしないでもないのよねー>ソニー
 まあ「何か」の部分はまったり追求していく事にして、今の所は大人しくゲームやってようか……ってPSPに構っている間に、あやうくライドウの超公式ふぁんぶっくを見逃す所だった。

 結構みっちりした本に仕上がってるな。活字がびっしり。
 しかも冒頭からいきなり核心ついてきてますよ。つまり…。
 「葛葉ライドウの世界はどことも繋がっていないし、どことも繋がっていると言える」
 うーん。ちょっとずるい気もするけど、公式としてはこういう言い方するしかないのかも。でも他のコラムで「葛葉系の召還士はゴウトのように魂を他の存在に移す能力があるのでライドウも現代に生きている可能性高い」とか書いてあるし、十四代目が絡む形での続編がある雰囲気はしっかり漂わせてる…ような気もする。

 ライドウの世界観と今後を解説してる冒頭の回帰録も読み応えあったけど、やっぱ注目はキャラ解説。ふぁんぶっくに相応しく、キャラのどうでもいいような設定まで載ってるよ。
 謎めいていた十四代目の事もほんの少しだけ明らかになってる。彼は先人の資質を受け継いだ葛葉一族バリバリの直系で、幼少から俗世を離れて召還士の英才教育を受けていた…という設定でした。ゴウトのような目付がつくのは、浮世離れや世間知らずをカバーするためだと(笑)。

 あの制服は世を忍ぶ仮の姿という訳ではなくて、実際、本物の学生っていう設定なんだって。高等師範学校をググってみたら、将来中学校の先生になってくれる優秀な人を集めるための、学費が格安な特殊高校らしい。探偵事務所に入り浸りで、学業以外何かと忙しい十四代目が通うにはちょっと無理がありそうな…。
 いっその事大学生にしちゃってもよかったんじゃないかな~。で、専攻は西洋史。神道系召還術を極め、さらに海外のオカルト分野を密かに研究する十四代目…結構萌える(笑)。
 ハダカ制帽の理由については公式的にはスルーだったよ…くー残念。当然ってか。(^^;
 
 しかしライドウはO型って設定なんだなー。なんか意外。さらにカヤもO型。主人公とヒロイン両方がO型って…スタッフの意図はどこにあるのだろうと思えなくもない(笑)。 
 鳴海がBなのは頷けるとして、タエちゃんがA型ってのには激しく意義を唱えたいよ。あの思いこみ&突っ走り&抜けっぷりを見る限り、タエちゃんこそどこからどう見てもO型だろ~! しかもタエちゃん、ライドウが好みのタイプかもって…狙い過ぎでしょこの設定(笑)。

 さらに鳴海の名前が明らかになってますよ。昌平だって。鳴海昌平さん。どーなんだろうこれ。似合ってるのかそうでないのかピンときませんが…(笑)。
 鳴海は分かりづらいと言うか、損なキャラかも。本当は鳴海が抱えてる苦悩ってのは結構深刻で、実際自分に置き換えて考えると煮詰まっちゃうような類のものなのに、料亭のツケやら国士無双やらばっかり目立って、全然苦悩のキャラっぽくなくなっちゃって。まあ、だからなのかなーって気もするけど。
 一人で敵地に乗り込んで行った時、竜宮の女将に「ツケは生命保険で」とか律儀に言いに行ったりしてる辺りが所が結構いじらしかったりして(女将には寒いギャグとしか思われてないけど)、裏と表がある大人のキャラって辺りがメガテン系っぽくていい味出してると思う。

 全章のノベライズはそれなりに力入ってるなと思わせたけど…その意欲は評価したいんだけど…。
 なんでライドウのセリフが入ってないの~!?(泣)
 そりゃライドウはプレイヤー依存の主人公キャラだから、勝手にセリフつけられないってのも分かる…分かるけど、でもノベライズっていうからにはこの際徹底的に小説仕立てにしてほしかった。
 自分で書くつもりでライドウの一人称なんかをあれこれ考えてみるのも楽しい、とは言えるけどさ…。

 長々と書き連ねたけど、ライドウの世界観はかなり面白いし、遊び甲斐がありますよ。出来れば次作もこの改変大正時代でお願いしたいくらい。カヤの事件から5年後くらいで、ちょびっと大人なライドウが新世界でアルコールをたしなんじゃったりする設定でぜひv