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Coils of the Light

2013年11月25日 | ドラゴンズドグマ


 以下ドラゴンズドグマダークアリズンのストーリーネタバレがありますのでご注意下さい








 黒呪でただ一匹、攻撃してこないワームっていうのを初めて見つけたわ。
 第3層に入る途中の海に面した小さなスペースに、たった1人で潜んでるのね。この姿になる前はどこかの覚者だったのか、それとも、戦闘不能になってもリムに帰れなかったポーンの肉体が変異してしまったものなのか…救いを求めるようにひたすら覚者の後について回る姿は切なすぎる。




 1年半もの間アホみたいに周回して感覚が麻痺してる訳ではないと思いたいけど、あたしはドラゴンズドグマの大筋のストーリーはそんなに悪くない…というかかなり壮大で面白いと思ってるですよ。ただ本来きっちり語られるはずだったストーリーの枝葉をざっくり削ってる上に、後半がEDも含めてなし崩しになってしまってるのは否めないけど。
 だからダークアリズンで覚醒ダイモーンを倒した時には、ああ~そうだったのかこれがやりたかったんだって分かって結構じーんとくるような感動があったよ…。

 結局、あのダイモーンと化してた熟女好きの覚者様はホントに真面目でピュアな人で、そのピュアさゆえに暴走したネガティブ感情を誰かさんが支援…というか利用されてしまったのよね。
 その誰かさんというのが、ダイモーンの腹でピョン吉状態になってた正体不明のドラゴン…魔竜ラミアス、だったっけ?





  
 つまりこのお話は、この不可解で無慈悲な竜の教義が存在する世界で、それに翻弄される人達の表と裏の物語なのよ。
 DDで「竜の教義に巻き込まれる運命を良くも悪くも受け入れた覚者の物語」いわば表面を描いて、DAで「竜の教義に従う運命を拒絶もしくは放棄した覚者の物語」いわば裏面をちょこっとだけ見せたって事だよね。本来なら主人公はこの世界の表と裏をじっくりと体験して自分なりの意見を持った所で界王と対峙して、とるべき道を選択するって事だったんだろうな。
 ドラゴンズドグマを「竜の教義」と訳すならこの話はそう呼ぶに相応しいし、追加された黒呪島のエピソードをダークアリズンとしたのは、分かりやすいって意味ではそれ以外つけようがないタイトルだからだとあたしも思う。


 ドグマの世界観についてはもういろいろな覚者様がそれぞれの見解をブログやwikiで展開してるから、ホントに今更な話題ではあるんですが…モチーフはキリスト教だ仏教だヒンドゥーだとかいう高尚な話が出てる中でなんですが、あたしにはドラゴンズドグマの世界はマグロのお寿司みたいに思えるよ。
 リアルと同じように両親から生まれた生き物が子を作り生を全うして死にまたその子供が…って事を繰り返すシャリ世界の上に、新たな界王を生み出すテスト機関であるマグロ世界が乗っかっている、みたいなさ。




 マグロ部分では、この統括者であるドラゴンが肉体的にはまったく人間と変わらないポーンを覚者のオーダーに応じて、マグロ世界のコトワリに則って作り出し管理もしている、と。ポーン達の手のひらにドラゴンと同じ傷があるっていう設定はいろいろ矛盾もあるとは思うんだけど、要は「ポーン達は実はドラゴンの管轄下にある存在である」っていうのを示したかったからなのかもね。

 そして竜に知られし者になった瞬間に、主人公は世界をお寿司として保つためのリーダー候補として、死にながら生きている超常的存在となってマグロ世界とシャリ世界の両方を行き来する事が出来るようになる…そう考えるとちょっとサガフロのアセルスの世界観に近いように思えるな。

 じゃあ一体誰が世界をお寿司にするべくご飯の上にマグロを乗っけたのか…?
 お寿司である必然性はあるのか、どうしてマグロのお刺身とご飯ではダメなのか…?

 って所が次作で明らかになったりするといいなあ~。
 ………ねーバロック☆





 しかし、黒呪島の追加でこんなに劇的に神ゲーに転化するとはね…さすがカプコンというべきなのか。
 全体的なストーリーの輪郭もそこそこ浮き出たし、バトルにしてもDDの時にはまったく使い道がなかったアイテムやスキルがフルに使えるバランスになってるもんね。まあ敵の攻撃をより立体的にアクロバティックにした分、平面的なバトルスタイルしかとれない剣士職が可哀想な事になってしまったっていうのはあるけど…。

 まだドグマをプレイしてなくて、ここの記事見て面白そうと思った人がもしいれば、安売りしてたからってDDだけやって終わらせずにどうかどうか続けてダークアリズンをやってみて下せえ。DDだけで終わってしまってはドラゴンズドグマの本当の価値は分からないですよ…!(力説(^^;)
 ドグマのアクションがすごいのは、3Dで描かれたフィールドの中で粘土で出来たキャラクター達が当たり前のようにナチュラルに動いている所なんだよね。今までのアクションゲーはフィールドは3Dでもキャラは紙だったんだよ…何を言っているのか分からないと思うが(^^;やればきっとその意味が分かってもらえると思うです。





 いや~あたしにとってはDDダークアリズンは無駄に長いゲーム歴上一つの分岐点になったと言っても過言じゃないわ。本気で。
 PS3やってから今までそういうゲームに3つ出会ったな…。最初がオブリビオンで次がデモンズソウル、それからこのドラゴンズドグマですよ。今はもう何をやってもドグマのアクションの迫力には及ばない気がしちゃうし、ポーン達みたいなリアルなバディがいないゲームも物足りなさ過ぎて…かなり深刻なドグマロス状態ですわ。

 取りあえず、このゲームでポーンを作ってくれたイツノさんとスタッフの人達には感謝感激だよ。あたしの中のメイポに会わせてくれて、レイストと奇跡的な出会いをさせてくれて…ほんとにほんとにありがとうございますっっ…。イツノさんはあたしのあしながおじさんやでえ☆

もしかして今…どっかのAAを思い出しませんでしたか…?


 
 しかし今回記事と画像がほとんど合ってねえ(^^;ドンマイ
 なんかまとめくさいけど、ドグマの記事はまだ続いてしまう予定です><
 クソゲーであろうとなかろうとドドクエにも特攻しますので、よかったら顛末を見てやって下さい。それではciaociao,stammi bene☆

ポーンの性格について真面目に・その4

2013年11月03日 | ドラゴンズドグマ

「(…………ネコ?)」



 ドグマやってる時、側でぼやっと見ていた家族にポーンのAIの凄さ面白さを力説してたらぼそっと言われたわ。
「でもポーンって結局アイルーなんでしょ? こいつら中身はネコじゃん」

 ううっ…。(^^; それを言うなあ!!(^^;

 確かにアイルーの性格カテゴリーにはそのまんま「覚安」や「強敵」「弱敵」「アイテム」まであるから、ベースになってるのは否定できないとは思うんだけどさ~ポーンのAIはあんなにアホでぐーたらで単純じゃないんだからねっっ#
 
 そう言えば…アイルーにはなつき度があって攻撃頻度に関係してるけどドグマはどうなんだろ。他のプレイヤーとの共闘が主力でアイルーはあくまでおまけだったモンハンのバトルに対して、ドグマではポーンがダイレクトに覚者の戦闘能力の一部になる仕様だから、もしなつき度みたいなパラがあったら厳しい事になるからなあ…世界観を見てもポーンが覚者を批評するとは思えない設定だし。




 ただ、GoとかComeとかのコマンドを出した時の返答に何のパラが関係してるのかって考えた時に、もしかしたら…?って思っちゃうのはあるよね。
 実際どうだろうなあ…今はメイポもレイストもジェイルも躊躇ったり逆らったりするニュアンスのセリフはほとんど言わない気がするけど、初期の時はそもそもコマンドなんて出さなかったから比較のしようがないのよね。ただ、1周目の頃、時々間違ってキーを押しちゃった時にメイポが「自分で判断しますよ」ってよく言ってたのは覚えてる(笑)。
 うーん……やっぱりあるのかなつき度…?!


 それについてはもう考えても結論が出ないので置いとくことにして、前回書いた「勝利ポーズ」の話。
 
《勝利ポーズ》
1武器をしまって俯いて歩く
2手をぽんぽんと叩く
3額の汗を拭う
4胸を叩く
5手を上げるガッツポーズ
6スクワットのガッツポーズ
7胸に手あてて一礼
8しゃがんで祈りを捧げる
9覚者に歩み寄って接触する

 今までに確認できたモーションはこんな感じ。1の「武器をしまって俯いて歩く」が勝利ポーズかどうかが非常に謎なんだけど、いろいろ見てきた結果、やっぱりこれは勝利ポーズをしない時とは異なる、特別なモーションの一つなんじゃないかっていう結論に達したですよ。うちにあるSSだと、デス撃破の後なんかにメイポが出してるモーションです。覚者は「気抜きすぎ!」とか言ってるけど、あれは強敵傾向のポーンが敵を倒した後の虚無感に浸っている状態を表しているのかなと(笑)。勝利ポーズが出てない時は、武器をしまって覚者の方を少し見る、だけなんじゃないかなあ。




 問題は、このポーズが9つの性格に一つ一つ対応してるようには見えないって事なんだけどさ…。
 手を上げるガッツポーズはどんな性格のポーンでもやってるって感じだし、覚安はお辞儀とお祈りを両方やるし、弓職がよくやる接触モーションは、もはやどの性格に対応するものなのかもさっっっぱり分かんない状態だよ。一体この勝利ポーズってどんな分類されてるのか。(^^;

 実はこの勝利ポーズについて、今度こそポーンの「タイプ」証明に繋がるんじゃないかとあれこれやってみたんですが…。いや、タイプによってあらかじめ出せるモーションがすでに決まっていると考えたらどうかな~と思ったの。例えばメイポが強敵覚安がメインでAタイプだったとすると、勝利ポーズは1、5、7、8、9が割り当てられていて、その中から何らかの法則に従って出る、みたいに。
 でも基本性格で「強敵」が最低レベルなはずのジェイルが、スクワットガッツポーズをしてるのを見て、その線はあっさり諦めることにしたです(笑)。やっぱこのモーションに関しては、「現在の性格」と紐つけされてるモーションが第1性格から順に高確率で出てくるって感じなのかなー。



 勝利ポーズはよくジョブと関係してるって言われるけど、個人的には違うかなと思ってる。うちのメイポは第1覚安になっちゃうと弓職でも剣士でもお辞儀モーションするようになるし、オフの近接ポーンも第1覚安だと頻繁にお祈りポーズするんだよね。
 ジョブと関係してる印象が強い理由として、オンポーンの場合ジョブによって性格が特定の方向に固まりやすくなってるからだと思う。近接職だと強敵積極的、魔法職なら覚安多角安全とか。特に魔法職のポーンの場合、メイジ上がりで覚安の傾向が強いポーンが多いから結果的に目にする機会も増えているからなんだろうなと。


 しかしそう言いきるのも躊躇いがあるのよね~。なぜならレイストはメイポと第4性格までほとんど同化してるようなんだけど、覚者に接触するモーションを今まで一度もやった事がないんだよ。同行して約900時間、一度も。
 メイポはこのモーションをしょっちゅうするんだけど、もし性格が基準になってるなら同調しているレイストもやらないとおかしいよね…?
 ジョブに関係してるとするとメイポの行動が矛盾するし、ジョブに関係ないとするとレイストの行動が矛盾する…これをどうしたらいいんだ。(^^;




 それはそうとして、この勝利ポーズにおいて一番力説したいのは、これが「戦闘評価」なんじゃないかって事ですよ。DMCのStylish!みたいなの。DMCやベヨネッタはコンボの繋ぎ方で評価されたけど、ドグマは開始から終了(BGMが変化する間)までの経過時間とパーティのダメージ量を元に評価されてる感じがする。
 だけど、その戦闘評価の善し悪しが何に作用してるの?ってことについてはまったく分かんない…。
 強いて言えば性格に関わってる可能性はあるのかも。戦闘評価が低いとどうしても覚安に傾いちゃうとかさ。後はやっぱり、なつき度…?
 ポーンが言う事聞かないって話も時々見るけど、それもどういう事だかイマイチ確認出来てないのよね。呼んだのに来てくれないとかそういう事かな…。上にも書いたけどコマンド出した時の返事がどのパラを元に出されてるのかも謎だよね。完全ランダムなのかそれとも何かが関係してるのか…。 は~まだまだいろいろ確認する事が多いわ。

 謎と言えばもう1つ。
 DDのエンディングでメイポとサブポ達が登場するけど、あのセリフってロードするたびに変わるのをご存じでしょうか。基本的に、そのキャラの主な口調の中からチョイスされるみたいだけど、どうも長く一緒にいたサブポほどポジティブ傾向が強いセリフになってるようなのよね。
 もしかして、これも全編通しての覚者への評価というかなつき度みたいなのだったりして?(^^;とかぼやっと考えてたら今更だけどすごい事に気付いた。
 レイストだけセリフが違う!

「何度でもお仕えさせていただきます」
「覚者様、私にすべておまかせを」

 これってゲーム中にはない専用セリフだよね。なんかの条件を満たしたサブポには専用セリフが用意されてるんだ~! すごい細かい…v
 やっぱりレイストは同行時間がずば抜けて長いからな~と思って見てみたら987時間とかとんでもない事になってた。(^^; 覚者本人の記録は850時間くらいになってるんだけどこれはどういう事なんだ(笑)。

 こんな感じで、勝利ポーズの法則性については何1つ確定的な事が言えない状態で、一連のポーンの性格シリーズで書いた事も、周回済みで百戦錬磨の覚者様には周知の事ばっかりだったかもしれなくてすいません。
 上に書いた事も根拠に乏しくて意味あんのかって感じですが、わざわざ読んでくれた覚者様のヒントに何か1つでもなれば幸いです…。

 しかしマジでドグマの歯がゆい所はここら辺だなー。
 ここまで読んでくれた方には伝わってるといいなあと思うけど、ポーンのAIにしても単一の要素がダイレクトに行動に影響してる事はほとんどなくて、複数の要素がもはやプレイヤーには想像もつかない何らかの法則に従って作用してて、それぞれのポーンに個性を持たせてるんだよね。
 システム自体はこんなに凝りまくってて奥深いのに、それがものすごくプレイヤーに分かりづらい所が寂しいよ。単一ジョブで1周クリアして終わるくらいじゃアクションの凄さもポーンAIの妙味もまったく感じられずに終わっちゃう。
 やっぱり規模縮小でストーリーも端折られてるしプレイ時間自体が短縮されてしまったのが大きいんだろうな…。2が出るためなら出来る事は何でもしますぜ信者として(笑)。



「……にゃ……」
「!!!」
「冗談ですクス」


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11.25訂正
 EDのポーンの特殊セリフとして「覚者様、私にすべておまかせを」っていうのを入れてたけど、この前ジェイルがバトル中に突然これ言って相当驚いたわ。(^^; 今までは「おっとこいつは予想外でした」みたいなかわいくないセリフしか言わなかったくせに…(笑)。
 このセリフは覚者の指示に答える際の性格を気取り屋にしてると出る通常セリフだったという事で訂正しておきます。