秋津のゲーム部屋

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真の姿を隠す事なかれほろ~くん・器たちの正体考察2

2020年08月29日 | ホロウナイト

水晶山の水晶からは歌うような囁きが聞こえてくると狩猟者は言ってたけど…この中にずっと居続けるとほろ~くんもおかしくなるのかなあ。今の所まったくその気配もなく、訳が分からないゾときょとんと見上げるほろ~くん…なんだけど、もし水晶がゲーム中で換金アイテムに設定されてたらヤバかったかも(笑)

 前回からの続きです。(^o^)/

 ところで、最初から最後まで未だにずっと謎な事があるんですよ。
 ラディアンスってホントに忘れ去られた事を恨んでたのかな。今更そこかよと思われるかもしれませんが…。
 ほろ~くんは純器さんの精神世界と神を求める者の精神世界でラディアンスと戦うことになるわけだけど、考えてみたらこのストーリーの中で敵として戦うラディアンスはみんな誰かの夢の中の存在なんだよね。(神の家の方は神様探知機みたいなのを使ってるから、絶対的なるラディアンスはホンモノと言えるかもしれませんが)
 いくらラディアンスが夢の中に存在する神性だとしても誰かの精神を介せば本体とは言えず、あくまでもその本人が創り出したラディアンスのイメージにすぎないんじゃないのかな。
 本当にラディアンスは忘れられた事を恨みに思って悪意を振りまいたんだろうか…?

 確かにラディアンスの領域である水晶山の虫たちが狂っていくのをみれば、ラディアンスがネガティブな波長を彼らに送り込んでいるようにも見えるけど…。でも見方を変えれば、鉱山に集まった虫たちは一山当てたいという善にも悪にもなりやすい不安定な欲望を抱いていたので、その歪みがラディアンスのパワーで広がった自業自得な面もあるような気がしてな…。
 


訊ねていくと無言のままお土産持たせてくれるウヌさん。ウヌには偉ぶりたいとか覇権取りたいとかまったくなさそうだよね。緑の道の生き物たちに「自分に服従しろ」なんてひとかけらも要求してない。ただ、自分とみんなが楽しく生きていけそうな世界を夢見て具現化させた…その差じゃないかって気がしてる


 個人的には、ウヌがラディアンス由来の光のパワーと夢見る能力を使って緑の道を作り上げた事を忘れたくないんだよね。ウヌが緑の道を作った時代と王国の時代ではラディアンスの状態が違ってるってのはあるかもしれない。でも王国が汚染をため込んだゾンビ虫だらけになってるのに対して、緑エリアはウヌも健在だし狩猟者もいるしラディアンス由来のパワーで出来ている地にしては影響が少ないよね。

 本質的にはラディアンスもヴォイドも善も悪もない、ホロウナイト世界に原始より存在する霊的パワー(神性)なんじゃないだろうか。ヴォイドが虚無の内部に手当たり次第に吸収しようとする習性を持っているように、ラディアンスは広げる、生み出す習性を持ってる神性であり、その力を手にした者がどういう考えを持って使うかで善にも悪にもなるんじゃないだろうか。
 あたしがホロウナイトのストーリーってダクソに似てるかもって思ったのは、その辺なんすよね…。デモンズなら獣、ダクソなにら火に匹敵するのがラディアンスとヴォイドなのかなと。
 その考えを前提にすると、「ホロウナイトが汚れていてほろ~くんが汚れてない」理由がなんとなく解ける気がするんだよ。

 ホロウナイトは蒼白の王に選ばれ、アビスから1人連れ出されて王宮で教育を受けたんだよね。黒卵神殿のホロウナイトに通常時に夢見釘当てると「Father…」って言うらしい。教育を与えた蒼白の王を父親とみなしてる。もちろんその概念を与えたのも蒼白の王だと思うけど、その時点で純器さんの認識に敵と味方の構図が出来てしまった、と言えると思うんだよ。
 Higher Beings の頂点であった純器さんには世界の知識は無かっただろうけど、知性と意志はある。蒼白の王や王国の虫たちがラディアンスのために苦しめられてるのを見て、ラディアンスは憎むべき敵であるって認識を持ってしまったんだとしたら。ラディアンスが憎いっていう器自身のネガティブな感情が蓄積した光のパワーをより汚染させ周囲に広める結果になってしまった…そうも考えられるんじゃないだろうか。



最初に会った時はてっきりこれがラディアンスかと。でも後からよく考えると先見者のオババな事は間違いなさそう。あのおばあちゃんが夢の中ではこんな女神様のような存在に(笑)。それにしてもここまで似てるとラディアンスって結局蛾族の意識集合体みたいな設定じゃないかと思えるよね。だったらますます主敵になりようがない気がするけどなあ…


 だけど、外から来たほろ~くんたち他の器にはそういう先入観がまったくないよね。ラディアンスがラスボスとしてその姿を現しても、あれこんな感じのお姉さんに前に助けてもらったゾ?ってのが先にくるんじゃないかな。(実際はほろ~くんが会ってるのは先見者のオババっぽいですが)

 ホーネットにゲットゥーしてもらう真EDを見る限り、ほろ~くんたちがラディアンスと戦った理由は純器さんを悪夢から解放する、それしかないと思ったよ。王国中に広がった汚染を消し純器さんの中身を壊さずに救うには、純器さん自身が夢の中で作り上げてしまった悪のラディアンスをぶっ壊すしかなかった。それがホーネットがほろ~くんに託した望みであり、ほろ~くんはそれを選択した、そういう事だと思ったです。


このシーン好き…泣けたよ。器たちには感情も意志もあって意思疎通もできる事を示してる。壊れた器とのバトルには同胞同士を意識した演出が多いよね。通常戦でも、壊れた器が停止する前にいったん正気に戻ったみたいにほろ~くんに向けて手を伸ばしてる


 ラディアンスを敵認識してるかどうか。
 そこが純器さんとほろ~くんたち後発の器との違いであり、ほろ~くんが王国の外から来た描写、「間違ってとらえられ汚されてしまった」というレディのセリフに繋がるんじゃないか、そう考えるのは無謀すぎるかな。

 ホロウナイトの通常EDはいたいけなほろ~くんが鎖で拘束されて汚染を流し込まれるという、児童虐待みたいな胸くそ悪いシーンで終わってしまうよね。
 もしこの説を取るなら、この後のほろ~くんでも心配は要らないかもしれないですよ。
 ラディアンスを敵認識してないほろ~くんは悪夢を見ないと思うんだよ。ほろ~くんの夢の中ではラディアンスは綺麗で優しいお姉さん。面倒見のいい蛾のばあちゃんたちにもしかしたら3守護者も加わって「よく頑張ったわね~偉いわ~」となでなでされまくりで、今後の器ライフを楽しい夢の中で送れるんじゃないか、そんな気がしてならないんですよ。



ハロウネスト王国は、ウィルムズの1人である蒼白の王の夢に蛾族が手助けして出来た、最初から最後まで夢の世界の王国であったという見方も出来ると思う。それを叩き起こして夢から覚まさせる宿命を負っていたのがほろ~くんこと器の子供たちの1人だったということなのかな

 
 なんていろいろ妄想を膨らませて書いてみましたが、英語wikiによると、ラスボスのラディアンスに夢見釘をあてると「Ancient Enemy」ってワードが出るらしいんだよね。ほぼ間違いなくラディアンスにとって旧敵なのはヴォイドだと思うけど、ウィルムズという蒼白の光がハロウネストを染め変えてしまった現在、果たしてラディアンスとヴォイドは互いに敵対心を抱き続けているのか…そこをどう考えるか、なんだろうな。

 いや~しかし2Dでどえらいゲームを作ったもんだよね。見てても楽しい触っても楽しい考察も楽しい、これだけプレイヤーを楽しませる事に真摯で丁寧に取り組んでるゲームは滅多にないと感じたです。続編のシルクソングはハードル上がりすぎて大変だろうなと心配になっちゃうくらいだよ。
 欲を言えば次作は白い宮殿みたいなのはサブクエにして、ストーリー進行に絡ませないで欲しいな~と切に願うばかりです。せっかくいいEDを用意してるのに到達するのが大変すぎて大勢のプレイヤーが胸糞EDで終わっちゃってるのは残念すぎるよ~(>人<)


ほろ~くんはホントにキュートで強くてかっこいい最高の主人公だったです☆ シェイドロード、あたしの事覚えててね(笑)


真の姿を隠す事なかれほろ~くん・器たちの正体考察1

2020年08月23日 | ホロウナイト

収集者戦ってわりと地味にムズいよね…結構苦労させられたよ。これはフンコロさんからもらったヤツつけてるけどこのチャームつけるなら足が速くなるやつのほうがオススメです(^^;

 
 英語wiki見てるとめちゃくちゃ発見があるな~。収集者がオウノカラの中身と激似っていう指摘は衝撃的でしたわ。言われてみれば確かに見た目は似すぎだな…。
 元々の愛の塔のオーナーはあのイカレた雰囲気の虚無生命体ではなく、女王の庭で事切れていた太っちょ貴族なのは間違いないなさそうだよね。あの部屋の調度品や隠し部屋のウィトルウィルス的幼虫図を見てもオウノカラの中身の趣味とは思えないし。本当はオウノカラの中身も太っちょ貴族のコレクションの一部、いや忠実な僕で、オーナーが行ってた偏愛をそのまま吸収模倣してるにすぎないんだろうな。

 しかし同じ虚無生命体を素材にして造った存在っぽいのに、純器さんやほろ~くん達「器」とは品性も知性もまるで違ってる雰囲気なのは製造クオリティが違うという事なのか。「ウィルムの魂、根の魂、虚無の心」だっけ。いかに器の子供たちが特別な製法で丁寧に造られてるかを物語ってるように見える。


幼虫たちの災難の元凶はたぶんこの貴族の虫。オウノカラの中身らしき虚無の破片を所有してたり、都にあんな豪勢な館をもってたりしてるところを見ると地位は高かったみたいだな。しかしなんでこの貴族の死骸を造反カマキリ達が警護してたのか…探しに来た王国の連中を待ち伏せするため?


 そもそも、ホロウナイト世界におけるほろ~くんたち「虚無生命体」とは何なんだろう…???
 (勝手に虚無生命体とか呼んでるけど、アビスにいる触手を含めたカゲたちの事です)

 これも英語wikiからの受け売りだけど、ホロウナイトのセリフによく出てくる「海」はアビスにある触手の湖を指してるって説があるのね。生命(意志)発祥の場所という意味で海って言葉を使ってると考えると、いろんなセリフの謎が解ける気がする。
 地下の奥底にある虚無という謎めいた成分に満ちた海…そこには意識の集合体のようなものが存在していて、外部からの刺激に反応して触手を伸ばしてそれを取り込もうとする。
 「海」の成分は一定の頻度で地中に球体を生み出す。地上の虫たちが神秘の卵と呼ぶ球体の中には虚無集合体が個体化するための情報が入っていて、そこからほろ~くんたちの元になっているカゲが生まれてくる……こう考えてみるのはどうだろう。



消せと言ったのは「海」だったのか。結局この技師は虚無の囁きに負けて灯りを消したんだな…

 
 妄想ついでにもうちょっと。
 前記事で、デカい虫たちの死体があちこちにあるけどなんだろってSS張ったけど、英語wikiによるとあれはセリフ中にもちらちら出てくる出てくる前文明の存在らしいね。女王の庭にあるのも王国のはずれの地下通路で高速斬りのチャーム持ってるのも、アビスで虚無の杯を持ってるのもそうなんだって。あの大きな虫たちは富や栄光ではなく、ただ暗闇であることに信仰を捧げたんだと。



大きな虫たちはみんな仮面つけてるね…って事は仮面文化は前文明の頃からあって、仮面師もその頃から存在してるって事なんだな。今の仮面師が当時から生きてる訳ではないと思うけど…




英語wikiによるとこのソウルトーテムは虚無を信仰していた巨大な虫たちが作った前文明の遺物らしい。ただどうしてこれにヴォイドとは関係ないソウルが宿るようになったのか、どうして虚無の象徴である触手様の物質が絡みついてるトーテムは使えなくなってるのか、謎は多いようですが…


 そういう話を統合して考えると、ホロウナイトの世界観設定では、ほろ~くんたち虚無生命体は甲虫類の始祖っていう扱いなんじゃないと思ったよ。純器さんとほろ~くん、同胞たちを見てもみんな甲虫の角を持ってるし、甲虫は大抵地中深くで生まれて育つ…甲虫にとっては土の中の闇こそが安心安全な故郷と言っても良さそうだしね。

 光のラディアンスは蛾類を生みだし、闇のヴォイドは甲虫類を生み出し、それぞれに崇拝されていた。そこにウィルムズが来てラディアンスは忘れ去られヴォイドは素材にされてしまった。その結果、霊的パワーのバランスが崩れてハロウネストの虫たちの精神に変質をもたらし自滅に至ってしまった、ハロウネストに起こっている事はそういう事なのかもしれない。



具現化したアビスの触手か…。結局こういう風に海の成分が液体から固体へ変化して、確率で卵を形成するって事なのかな~。ところでこの岩みたいに見える2つの物体…よく見ると蒼白の王と女王?みたいに見えるね


 余談だけど、地の奥底の暗黒から湧いてくる触手というとやっぱり一番最初にラヴクラフトが思い浮かんでしまってなー。確か触手っぽい旧神いたよな~と思って探してみたら、もしかしてこれかも?と思えるものを見つけたですよ。
 魔皇アザトース。万物の始祖であり意志を持たない白痴の神性。
 形状もほろ~くんたちの真の姿であるカゲによく似てるし、強大な力を秘めた精神のない神性って辺りもホロウナイトのストーリーに合致してる気がする。まあ元ネタはこれかもしれないってだけの話ですが、これを前提とすると神の家でのほろ~くん像の変容が理解しやすいかもです。ほろ~くんが本来の能力MAXになるとこういう感じになるんだな~と。シェイドロードの名にふさわしくめっちゃ強そうで怖そうだけど、あたしの事覚えてる?って聞きたくなるような寂しさは正直あるね…(笑)。

 まだもうちょっと続きますのでよかったらお付き合い下さい(^o^)/

釘と爪の果て・灰色の哀悼者クエ考察

2020年08月13日 | ホロウナイト

灰色の哀悼者が五騎士の神秘のゼ=メールであることは「釘を最大限に強化して釘鍛冶とイベントを起こした後に釘師シオに会う」「白い騎士の夢の中に入る」、この2つをこなして初めて見当がつくようになってる。今はwiki見ればすぐ分かるけど、アプデ当時は五騎士の存在確認はやり込み要素の1つだったと言ってもいいかも。ちなみにこれはフンコロさんの夢の中なんだけど中央に蒼白の王がいる。フンコロさんは王が戻ってきて王国が復活することを信じてるんだよね…


 灰色の哀悼者クエは仮面の破片をコンプリートするのに絶対必須なんだけど、うちのほろ~くんはやるかどうしようかずっと迷ってたんよ。たぶん成功したらこの人死んじゃうんだろうなと思うと、なんか寂しくてのう…。
 でも花を届けるのに成功したら何て言ってくれるのか気になりすぎて、とうとうクエを受けてしまったよ。
 うちの場合は墓からスタートして全部雑魚を倒してからクエを受けて、碧の湖経由で交差路→エレベーターで涙の都→抜け道通って胞子の森→女王の駅から霧の渓谷→女王の庭で上から墓の入り口に降りてくルートで2回目で成功したです。1回目は花持ったまま夢見ゲートを哀悼者の家の近くに設置しようとして間違って上押してワープしてしまった(^^; 
 このクエは面倒くさくて難易度高い部類に入るけど雑魚倒しとくとかなり余裕出て成功率上がると思う。

 それにしてもゼ=メールって優しくてちゃんとした人だよね…花壊しちゃっても絶叫はするけどまたすぐ次の花用意して、ほろ~くんの根気を気遣いつつあくまで丁寧に依頼してくるし(笑)。
 今は五騎士の生き残りはゼ=メールとフンコロさんしかいないけど、2人と話してみると一端の人物って感じで民衆から慕われてた理由もよく分かるよ。
 考えてみたら五騎士は王国崩壊の最大の被害者なのかもなあ…仕える存在と護るべきものと、自分の存在意義全部いっぺんになくなってしまったようなものだよね。王様と宮殿は理解しがたい不可解な方法で消え去ってしまったようだし、自分達の身の置き所をどうしたらいいのか途方にくれたはず。

 「惨劇」が起こって王国が崩壊したその時、五騎士がどこでどうしていたのかは今作のストーリー中ではまったく語られてないんだよね。かろうじてフンコロさんの記憶にそれっぽい断片が残ってるだけで。
 ただ、五騎士達は仕えるものを失った後でもそれぞれに信じるものを守っていたのが伺える。
 ヘゲモルはマゴットに寝込みを襲われた所を見ると交差路にいたようなんで、黒卵神殿の警備をしてたのかな。王子とみなしていた純粋な器を護ることが今後の自分の務めと決めたのかもしれない。
 イズマは白いレディと同じく樹の精で癒し手っぽい。都下の自分の森に籠もって動揺する民のために癒しの祈りを捧げてたんだろうか。オグリムは森の制水装置を警備することで間接的にイズマを守ろうとしてたし、ドライヤは白いレディを護って造反者カマキリたちと戦って力尽きたように息絶えてる。
 ゼ=メールの過去話も造反者達に繋がってるという事は、この時ゼ=メールもドライヤと一緒にレディの警護についてたと考えてもそんなに無理はないと思う。


ドライヤがすでに死んでる事をレディは知らないらしい…レディは眼が見えなくなってるんだってね


 そこでゼメールは光信仰に走って部族を離脱したカマキリ達の1人に出会って「まことの愛」を知る事になった。
 ゼ=メール曰く恋が成就しなかった理由は「自分の容姿が異なっているから認めてもらえなかった」という事だけど…まあ、それ以外にも障害が山積みなのは容易に想像出来るよね…。
 ゼ=メールは自分と相手のグループが戦闘状態だったとは一言も言わないけど、夢見釘をあてるとお互いに戦っていたらしきセリフが出る。Ulll(恋人)とNemenoo(造反者の長)の親子喧嘩のようでもあるけど、爪はカマキリだし釘は王国騎士だし、やっぱりそういう事なんだと思う。

 ドライヤと造反者一群が戦った形跡がある所を見ると、ドライヤに倒されたか、ゼ=メール自身が殺ってしまった可能性すらある。そうじゃなくても部族の中で裏切り者とされて同族に殺されてしまったかゼ=メールと結ばれないのを悲観して自ら命を絶ったか…いずれにしても早すぎるUlllの死がゼ=メールとの出会いに起因してるのは間違いないと言っていいと思う。
 Ulllの死でゼ=メールは完全に騎士として再起不能になってドライヤを残して戦線離脱した…。そんな情景が浮かんでしまうよ。



ほろ~くんの事はLe'mer、Ulllの事をher partnerって呼んでるような…しかしどうしてほろ~くんの事をLe'merって呼んでるんだろ。merは海の事かもしれないけど冠詞が違ってるし。そういえばホロウナイトのセリフには「海」が出てくる事が多いね…


 ところでゼ=メールのセリフを英語で見ると、言語がごちゃまぜなんだよね。あたしが分かった範囲では英語とイタリア語とフランス語とラテン語? ドイツ語もある? それで「男性」と「自分」を表す単語が見当たらないような気がするんだけど…あたしも外国語ど素人なんで間違ってるかもですが(> <)
 少なくともゼ=メールは自分の事は「che」で自分の所有物に「her」をつけてるみたいだ…。

 これはゼ=メールが異邦から来た外国人(虫)でハロウネストの虫たちとは言語が違ってるって事を表現してると思うんだけど、もう1つ、ゼ=メールが女性しかいない種族で、男性っていう概念を持ってない事を示してるのかもしれないと思ったよ。つまりゼ=メールから見るとハロウネストのオスもメスも全部ひっくるめて女性扱いなんじゃないかと。

 なんでこんな事思いついてしまったのかと言うと、ゼ=メールは恋人の事を「彼女」って呼んでるよね。そこで放浪者は「ああこのキャラは同性が恋愛対象なんだな」と理解したはず。で、実際、花を渡しに行くと造反者の子のゴーストがが出てきて挨拶してくれるんだけど…。


お花届けると出てきて一礼してくれる礼儀正しいUlll


 うーん…女性、かなあ?
 あたしは最初見た時、物静かで優しそうな男性カマキリに見えて意表を突かれた気分になったですよ。
 カマキリ族は男性と女性の両方が敵キャラとして出てくるのでちょっと比較してみた。カマキリロードの3姉妹は族長クラスなんで普通の女性カマキリとは違う出で立ちかもしれないけど、その事を念頭に置いても造反者の子のビジュアルは3姉妹よりマスラオカマキリの方に近いように見えるよ。というか、そう描き分けてる意図が感じられるという弱い根拠だけど…。


カマキリ族を仕切る三姉妹。造反者の長は兄弟って設定がある。という事はUlllは彼女達のめいorおい、か


ちょっと見づらいですがマスラオカマキリ達。まあ、益荒男とは言うけど族長が女性なんだし、女性の戦士がいてもまったく不思議ではないですが…でもUlllの体型はこっち似に見えるな~


 まあゼ=メールが良ければどっちでもいい話なんだけどさ…。ただこのままじゃゼ=メールが王国に来た甲斐がなさすぎてな…あまりにも報われなさ過ぎる。
 もし造反者の子を男性だとするなら、異邦から来た神秘の存在が「まことの愛」を感じたのが彼女の種族にはいない男性という未知のタイプであり、王国に来なければ一生知る事もなかった存在と忘れられない絆を結んだ、という点に僅かな救いを見出す事が出来る気がする。




灰色の哀悼者の最後の言葉は「私も終われる」でした。あの人達はまた会えるよね?とイトマキちゃんたちに訊ねても答えはないので、きっとそうだと思う事にしたほろ~くんなのでありました…
 

MISTER MUSHROOMを探して

2020年08月09日 | ホロウナイト

MISTER MUSHROOMのクエって本人だけじゃなくて、他のオブジェからのメッセージもあるんだね。これ見て思ったけど、きのこ類はハロウネストの中では知的レベル高い設定なんだな。そして最初はウィルム支持派だった、と。それにしても意味深な内容だな…獣には元々族長がいたらしい。封印された母ってやっぱりヘラーの事かなあ。きのこ族からはあんまり評価されてなかった…?



 2ndほろ~くんで英語版にしてMISTER MUSHROOMクエやろうと思ったら、3守護者倒してからじゃないとヘラルド師が出てこないんだね。1stほろ~くんの時は取りかかった時期がかなり終盤だったんで今回初めて知りましたわ。
 それにしても監視塔の騎士…あそこちょっとバランスおかしくない?(^^; 
 正直うちのほろ~くんは今までのボス中であれが一番苦手だよ。2周目はスイツキ使わずにどーにかなるだろ☆と思ってたけど結局盛大にスイツキばらまいてゴリ押ししてしまったですよ。
 そんな感じですったもんだありまして原文拾って来ましたんで、MISTER MUSHROOMって結局キノコ食ってラリってる的なヤツでしょ?と思った放浪者さんはぜひぜひ原文も合わせて見てやって下さい。原文でも難解さはあんまり変わってないですが、日本語版でイミフな箇所がちょっと理解しやすくなってるんではないかと思う。




《王国のはずれ》
タブレット
「我らは時代の終わりを告げし者、師ヘラルドの道を語る」
We speak the path of the Master Herald, he who would signal an Age's end.

 以下、ヘラルド先生がうろつく予定エリアの記述なんで省略しますが、ヘラルド先生はこの順番通りにしか出てこないんだよね。順番が決まってるところに何か意味がある…のかもしれない。今はそれが何だかさっぱり分からないけど。
 MISTER MUSHROOMクエに関しては国内wikiでも英語wikiでもイミフで制作サイドの悪ふざけ的な受け止め方が多いような気がするんだけど、全文をよく読んでいくとそうじゃないのかもしれないって気がしてくるんですよ。この一連のメッセージはプレイヤーをストーリーの真相および真EDに導くためのメッセージ的要素があると個人的には感じたです。

 


《胞子の森》
「…君が友を助けることが出来たのは喜ばしいことだ。君はもう空腹ではないのか? ああ、あれは大した食欲だった。私は感心した。だが遅かれ早かれ、私たちは移動せねばならん。あるいはより大きなもののために、な? 短い時の間に、なんと多くのことが成し遂げられることか…それでは失礼する」
...It's nice that you ware able to help your friend. So you're not hungry any more?
Yes, that was quite the appetite. I was impressed. Still,we all move on sooner or later.
To greater things,perhaps? So much can be achieved in Just a short time...
...Oh,Excuse me.

 冒頭の「友達助けられて良かったね」っていう辺りは国内wikiにもある通り、チームチェリーの制作メンバー達が一番最初に作ったフラッシュゲームの「Hungry knight」の事言ってるんだと思う。ちらっとプレイ動画見たけど、ほろ~くんそのもののキャラがフィールドの敵を倒してさくらんぼを手に入れて、制限時間内に一定数貯めて3守護者みたいなのに封じられてる友達を助けるって内容だったです。あれ…?(^^;





trappedか…これをどう訳すのが適切なんでしょうかね。日本語版では「囚われている」ってなってたけど…。ウィルムの殻から出る灰に含まれている何かが虫たちにとっては罠に等しい?

《王国のはずれ》
「…彼らの眼を信じるな。自分の本能を頼りとするのだ。鼻が利くならそれも活用しろ。そして秘密を探し求める間は、君を狩ろうとする者達に気をつけろ…それでは失礼する」
...shouldn't trust the eye they gave you.Rely on your own instincs.
If you've got a keen nose,use it.
And while you're hunting for secrets,bewere those who are hunting you!
...Oh,Excuse me.

 鼻についてはコーニファーにもいじられてたよねほろ~くん(笑)。
 考えてみれば王国のはずれはストーリーにまつわる秘密が多い場所だな。なんと言ってもここには脱ぎ捨てられた殻という超重要エリアもあるしね。やっぱりMISTER MUSHROOMのセリフはその地域に対応したプレイ上のヒントになってるんだと思う。
 
 ところで、英語wikiの方に脱ぎ捨てられた殻と蒼白の王の関係についての考察が出てるんで、すでに読んだ人も多いかと思いますが、それによるとまず大きな芋虫形状のウィルム(単体ではなく複数?)が風鳴りの崖から王の道をうねうねと通って現ダートマウスの地下に一大ダンジョンを掘り進め、最後に中の1人が現王国のはずれのあの場所で殻を脱ぎ捨て、蒼白の王として虫たちと同じサイズに生まれ変わったってなってるね。
 彼はあの場所でウィルムとして死んで蒼白の王として生まれ変わったと解釈すると、エッセンスの樹のつぶやきの謎が解ける気はするけど…。


ところでウィルムってどっちが頭なのかな~。普通に考えたらこっちのような気もするけど、これだと首や顔に刺さって痛そうなんだよね


《暗闇の巣》
「…いずれにせよ、死者は富を活用できない。彼らはそれを何に使えるというのだ? そう、あの大きな子は食と住まいと、玩具を必要としている。自分の取り分が欲しいなら…いいだろう。君にはその資格があるはずだ…それでは失礼する」
...The dead can't make use of wealth in any case. What would they spend it on?
Yes,a big brood like that.They need food. And shelter. And toys.
If you keep some for yourself...Well,I think you deserve it.Yes...
...Oh,Excuse me.

 ヘラーの出身地「紡ぐ者の巣」には大きくて近代的な糸紬機があるよね。中の装飾も都風で外の殺伐さとは不釣り合いな豪華さだし、隠しエリアにお金貯め込んだまま死んでるイトマキもいるし、イトマキ一族の糸が王国御用達になって経済的に栄えてた事を伺わせてると思う。そう考えると、1行目が何を指してるのか見えてくる気がする。

 ちょっと話が飛びますが、英語wiki見てて気付いたんだけど、向こうではウィルムと蒼白の王を分けて扱ってるみたいね。あたしもヘラルド師がウィルムを複数形で呼んでる所がずっと引っかかってたけど、ウィルムが種族名で蒼白の王が個体名だと考えると話が分かりやすくなる気がしてるですよ。
 2行目は日本語版だとbroodをひな(動物の仔)と解釈して「あの子」と単体で訳してるけど、ここを「種族」とすれば次のtheyと繋がる。
「そう、あの大きな一族もそうだ。彼らは食べ物を必要としている。それから寝床も。それから玩具も」
 うーむ…なんかイメージ浮かんで来ませんかねえ…宮殿と一緒に消えた誰かさんとかさ(笑)。

 やっぱりヘラルド師が言ったbroodはウィルムズの事を指してるんじゃないかと思うし、暗にウィルムズは虫たちを飯のタネ&おもちゃにするような種族だよと批難してるようにも聞こえてしまうね。
 次のセンテンスの「君には分け前もらえる権利あると思うよ」というのは、ほろ~くんが器という王国にとっては重要な役割を担える存在ってのもあると思うけど、やっぱりほろ~くんが合成と言えど蒼白の王の能力を受け継いでる器の子供達の一員である事を指してるんだと思う。



獣とヘラー周辺は結構語られてない謎が多い気がする。獣の巣にあるこれも…いったい何なんだろうね。族長が死んでる事を考えると棺のようなものなのかな。でもチューブがコイルで接続されてるのを見ると機械のようでもあるんだよな~


《風鳴りの崖》
「“英雄”と呼ばれた者も、時が経てばまったく別の名で呼ばれたりもする。我々のまわりでは、我々の前にいた者たちの罪と勝利が反響している。そうは思わないか? 我々を1つに束ねる運命の輪、きみは本当にそれを断ち切りたいというのか? …それでは失礼する」
...What was called a "hero" in its morment may be called something very different after time has passed.
The crimes and triumphs of our predecessors echo all around us,don't they?
The chains of fate that bind us all together...do you really want to break them?
...Oh,Excuse me.

 王国の謎を説きたくてMISTER MUSHROOMを追って来た放浪者は、深く頷いてしまうんじゃないだろうか。罪と栄光がこだましてるのはトップの蒼白の王だけじゃなく、参謀の蛾の一族にしても王の取り巻きの都の住人達にしてもそう。罪悪感、後悔、欺瞞、高慢、利己…ハロウネストという王国自体がそんな雰囲気に満ちてる、そんな気がしませんか。
 運命の鎖というのは、このまま蒼白の王が作ったシステム通りに器達が順番にラディアンスを封じ続けて王国を存続させる事だよねたぶん。蒼白の王は、ほろ~くん達虚無生命体は思考も感情もないからと器の素材にしたけど、本当にほろ~くん達に感情ないのか?!っていうのはプレイヤーにはずっと引っかかってる所だよ。器システムを否定して断ち切る手段が「ヴォイドハート」すなわち、器達の自我の目覚めっていう事なんだと思う。
 


これらは全部、器の失敗作って事か…。でも中身のカゲは抜け出してアビスに戻っちゃうから存在が消える訳ではないんだよね。この仮面を付けてたカゲは今もアビスで普通に暮らしてると思いたい


《古代の穴》
「…もし下が危険すぎるというのであれば、少し休息を取るべきではないか? 上に戻り、しばし狩りをするか、収集するか、あてもなくさまようがいい。いや、そこまでの時間はもはやないか…それでは失礼する」
...Well if things are getting too dangerous down there,maybe it's time to take a break?
Come back up and spend some time hunting,or gathering,or wandering aimlessly.
No,not too much longer now...
...Oh,Excuse me.


 MISTER MUSHROOMってフツーの会話も出来るんだ~と思ったよね(笑)。この下はアビスで特に死ぬような危険はないんで、もしかしたらほろ~くんがここで自分の出自を知ってショックを受けるかもと気遣ったのかもしれない。
 時間がないというのは、ホロウナイトがもうあまり長い間保たない事を意味してる、それしかなさそう。


日本語版だとここちょっとイミフだよね。英語版の方が分かりやすいかも。それにしてもこんな場所でフツーの虫を働かせてたんだなあ。まさかこの技師を置き去りにしてアビスを閉めちゃったんじゃないだろうな。死んでる虫たちに夢見釘あてると、王様に謝ってるのが多いんだよね、命令された事が出来なくてすいません…って。



《霧の渓谷》
「…私は彼女を見ていない。やがて君は、彼女とどこで別れたか、思い出すはずだ。月か、自分か、彼女を信じろ。とにかく、なにかを信じろということだ。 ん? いや、彼はだめだ。絶対にだめだ。…それでは失礼する」
...I haven't seen her,no.I'm sure you'll remember where you left her eventually.
Trust the moon,or yourself. Or trust her. You need to trust something,that's my point.
Hmm? No,not him. No.Absolutely not.
...Oh,Excuse me.


 ここが一番難解だよ。彼と彼女が誰の事を指してるのかその手がかりが文中にはまったくない。あるとしたら「月」くらいか…。
 ここは霧の渓谷のマップの範囲に入ってるんだけど、実質的には女王の庭と言ってもいい所なんだよね。これまでの所MISTER MUSHROOMの話の中身はだいたいそのエリアに関係する事柄が多いんで、そう考えると「彼女」とは白いレディ、対になる「彼」とは必然的に蒼白の王って事になりそうだけど…。

 「彼女」を白いレディとした時に分かんなくなってくるのが「彼女といつ別れたか段階的に思い出すだろう」って所だよ。ほろ~くんはずっと前からレディを知ってて一緒にいた事もあるって事?
 白いレディは「あなたを待ってた、いえあなたのような真の者を待ってた」とは言うけど…確かにこれはちょっと引っかかる言い方ではある。

 これについて、もしかしたらほろ~くんは「ホロウナイト本人」もしくは「記憶も共有できるホロウナイトコピー」なのかなと思ってた事もあったんだよ。
 オープニングでホロウナイトの目がラディアンスのオレンジ色に光って精神が乗っ取られた事を示した時、あの瞬間に誰かかどこかからホロウナイトのカゲを救い上げてワープさせ、ほろ~くんに仕立て直してハロウネストに送り込んだのか?とか。
 純粋な器が作られた時に同時にコピーがたくさん作られ、ほろ~くんは純粋な器その5くらいだったのでは?とか。
 ほろ~くん=純粋な器だとしたら、ほろ~くんの中にレディの記憶があっても矛盾がなくなる。

 しかしながら、ほろ~くんとホロウナイト同一人物説は真EDでホロウナイトと分かる大人のカゲがほろ~くんと共闘するのでその線はまったくなくなってしまう。
 コピー説を採るには2人の形態がちょっと違うというのがネックになる。アビスの虚無生命体をよく見るとみんな微妙に違ってる描写なんで、やっぱり外見が違ってるほろ~くんとホロウナイトは別個体と考えるべきなんだと思う。



最大限の強い否定だよね、ここまで言うかって感じの。これが蒼白の王の事なんだとしたらヘラルド師は王様全否定派ということになる。この辺の理由が夢見釘で明らかになる内容と繋がってくるって事なのか


 虚無の魂イベントも他の放浪者さんのプレイ動画をじっくり見させてもらったけど、ほろ~くんは出て行く2人を見送った後に落下してるよね。
 あたしはあのシーンを見た時、ほろ~くんが入ったのは純粋な器の記憶で、ほろ~くんは蒼白の王の本音を知った時に感情の発露が起こって夢から離脱したんだと思ってたけど…本当はあれはほろ~くん自身の記憶で実際過去に起こった事と解釈するのが正しいんだろうか。あの後他の器達と一緒にアビスを出て、どこか女王に近い場所に「収納」されてたのか?

 だけどここで大きな問題が。ハロウネストのアビスは純粋な器が完成してそれを連れ出した時に蒼白の王が封印したきり二度と開けてないんだよね? ほろ~くんは外から来て風鳴りの崖を飛び降りてダートマウスに辿り着いた…じゃいったいほろ~くんは今までどこでどうしていたのか?
 この矛盾についてはやっぱり英語圏の放浪者さん達も大型掲示板(Reddit)のゲーム板で大いにツッコんだようで、公式がスレに登場してレス付けたんだってね。それによると「定かではない(not sure)」だそうです…(^^;
 ホロウナイトのストーリーは結構細かい所まで綿密に練られてて、伏線配置にも気を使ってる気配があるんで、そういうスタッフがこんなあからさまな矛盾をそのままスルーするかなあという素朴な疑問はあるんだけどさ~。この辺ちゃんと話が出来ていて、その種明かしが後から来る事を今は願うしかないですね。




先生はここからどこに旅立ったんだろう…EDでダートマウス上空を飛んでるのが確認出来ますが(笑)


《王の道》
「…勝利は道具によってもたらされるのではなく、君の知恵と、素早さと、意志によってもたらされる。
…ああなるほど。君は私のあとを追っていたということか。私の移動が君を混乱させなかったことを願おう。
 しかしながら、さまよう旅にもまた意味はある。結局のところ、我々は旅の中から目的を見出すのだ。停まるということにもまた、意味はあるがね。
 停まることがよいわけないと思うかね?越境の高台、離れた砂地、広大な古代の王国。君の旅が初めてではないし、最後でもないが、特別なものであることは確かだ。
 さて、私のここでの仕事は終わった。優雅に出発するべきだろう。友よ、また会う日まで。我々の歩む道は長いが、楽しい道でもある。
 また我々の道が交わる、その時まで…」
...It's not by tools that you'll triumph,it'sthrough your smarts,your speed,your determination...
...Oh,I see. So you've been following me around then? I hope my travels haven't confused your own,distracted you.

Then again, a meandered journey still has meaning.It is, after all,from a journey we find our purpose,thugh a stop is more than just a stop.

And my those stops can't be lovely things, wouldn't you say?
Transcendant plateaus,distant sandy lands,vast ancient kingdoms.
Your was not the first,nor will it be the last,but it's a unique and special thing nonetheless.

Now,with my duties here finished, it's time I make graceful departure. Till next time my friend. Tis a long read we tread, but a joyous one.

Until our paths cross again...

 なかなかいいこと言うなきのこ先生。素直に感動しちゃったですよ。
「越境の高台」というのは風鳴りの崖で、「離れた砂地」は王国のはずれ、そして「広大な古代の王国」か…。
 ほろ~くんのような旅人は最初でも最後でもないが特別なものではある…やっぱり器達の旅はハロウネストのアビスではなく、外から来て風鳴りの崖から始まる事を暗に示していて、MISTER MUSHROOMはその仕組みを知っていると個人的には感じたです。もしかしたらアビスはもう1つ別の場所にあるんじゃないのか?と考えると腑に落ちるんだけどなあ。もしくは、あのアビスには抜け道があって別のどこかに繋がっているんじゃないかとか。


《夢見釘》
「…ウィルムは虫たちを奴隷とする。
 時がたち、王国が朽ちるまで
 傘と身体が土と化そうとも
 Mr.MUSHROOMは再度適応する」
Wyrms pull bugs into their thrall,
Till age pass and Kingdoms fall,
Caps and shell may fall to dust,
But Mr.Mushroom readjusts...

 ヘラルド師は1回叩いてしまうと言いたい事だけ言って問答無用で去ってしまうので、夢見釘あてるのは後ろ向いてゴニョゴニョ言ってる時ですね。
 きのこ先生自体はマスター・ヘラルドっていう名前があるのはもう前述の通りだけど、このMISTER MUSHROOMって名称はヘラルド師を中心とした何らかの思想を共有したグループ名なんだって事が4行目の原文を見ると分かる。
 あたしが2周目でMISTER MUSHROOMクエを英語版でやりたいと思った訳は、4行目の「再度適応する」って部分が原文だとどうなってるか知りたかったからなんだけど(今から思えば英語wiki見ればすぐだった(^^;)、ここのreadjustsはやっぱり「再度適応」っていう受け身な言葉よりも「再構築する」するっていう能動的な訳の方が分かりやすかった。

 MISTER MUSHROOMクエって、「傘と殻が塵芥に化そうとも再構築を決意している」有志のキノコチームのリーダーが各地を検証してその具体策を練ってるって話だと思うのよ。
 何を再構築しようとしてるのかについてはヘラルド師はまったく言及してない。だけどMISTER MUSHROOMが再構築を目指しているのは「ウィルムの思想に囚われたままの王国」であり、最終目的は「ハロウネストからのウィルムの影響排除」じゃないかという事が、これまでの会話から読み取れる気がする。

 つまり、ハロウネストにとってベストなのは「ウィルムズが構築したシステムからすべての生き物を解放して、今存在してる生き物でもう一度やり直す事」であり、そういう道を探すのが真EDに繋がるからね~っていう制作サイドからのメッセージなんだと、個人的にはそう確信してます。


 このMISTER MUSHROOMのクエやると真EDの2パターンに先生が登場するんだっけ、感無量の面持ちで(笑)。
 で、ヘラルド師が出るEDにのみ「続く」って文字がバーンと出るんだよね。
 ホロウナイトの続編と言えばホーネットが主人公の「シルクソング」だけど、今の所出てる情報では冒険の舞台はハロウネストとはまったく別の地みたいなんだよなー。ヘラルド師は果たしてそっちにも出てくるのか。っていうか出てこなかったらTO BE CONTINUEDが嘘になっちゃうぞ(笑)。
 シルクソングはどういう展開になるのかな~。ホロウナイトっていうタイトルは一緒で続編扱いなんで世界観はそのまま引き継がれると思うんだけど…明かされなかった謎について語られる事を切望せずにはいられないよ。

 今回もめっちゃ長くなってしまった…(^^;
 ここまでお付き合い下さってありがとうございます。ホロウナイトは考察できる謎てんこ盛りでちょっとゴージャスすぎるくらいだよね(笑)。



クィレルにはもう会えないのかな…。ウームー戦面白かったよね~クィレルが斬ってくれるタイミングを逃げ回りながら待つという斬新なパターンだった(笑)

惨劇とはなんだったのか

2020年07月26日 | ホロウナイト

女王の庭で朽ちてるこのデカい虫も何らかの固有設定ありそうなんだけどなあ。このサイズはウィルムの殻かバードーンに次ぐレベルじゃない? だけどこれについてもまったく語られないままですね…


 1週間前の記事で興味持ったらぜひやってみてね~とか書いておきながら、今回からストーリーモロバレなので真EDまで見てない人は見ないで!とかいうのは大変自分勝手で申し訳ないんですが(>人<)以下そんな感じの内容になりますのでご注意下さい。






 ダートマウスについたばかりの頃はハロウネストは何世代も前の遺跡のような場所かと思ってたけどそうじゃなく、意外と当事者がいっぱい存命してるんだよね。
 大抵の場合王朝というのは継ぐ意志のある王族がいなくなった時点を滅亡とするけど、ハロウネストの場合は女王も王女も称号を捨ててて後を継ぐ気はまったくなさそうなんで、王が消えたその時からと考えていいと思う。



 ハロウネスト滅亡を王の死亡(失踪?))時として、だいたい人の時間に換算してと25~30年くらい前だと考えると登場キャラ達の推定年齢にぴったり合う気がしてる。ダートマウスのおじいさんが60~70代、五騎士のフンコロさんが40~50代くらい、釘師3兄弟がもうちょっと下くらいかな。ホーネットとホロウナイト(ほろ~くんも)はウィルムという神の血をひいてるって設定で普通の虫たちとは時間の経過が違ってる可能性大なのでおいとくことにして。
 考えてみたら老人かその手前っぽい年齢層ばっかだな(^^; まあ滅びを待つというのはそういう事かもしれません…。


年齢どころか正体不明なキャラの代表。ハロウネストの仮面文化はウィルムが持ち込んだと見てる。この仮面師はほろ~くんの中身も、ほろ~くんのような存在をウィルムが造り出した事もお見通しなんだよね。


 王国建国時期についてはテキストがなさすぎて具体的な年代がまったく分からないけど、滅亡までのだいたいの流れについてちょっとまとめてみたですよ。



@光り輝く蒼白のウィルムがハロウネストに現れる
 ウィルムはハロウネストにいた虫たちの中でも特に高度な独自技を持っていた蛾の一族を魅了したらしいね。蛾達は光の古代神ラディアンスからウィルムに信仰対象を変えていった。蛾達は自分らがラディアンスを忘れてウィルムに夢中になったからラディアンスが祟った、と考えているようだけど…。
 しかしウィルムはどうやってハロウネストに来たんだろうな。この情報も隠されてると感じるよ。王国のはずれのエッセンスの樹が夢見の釘をあてると「王国の始まり…」と意味深な事を呟くんでここから推察できる事はあるけど…そもそもここに転がってる巨体と、虫たちと同じ大きさでとがった王冠と白いローブを着たウィルムの姿とが結びつかないよね。ウィルムは何らかの方法で小さく擬態してたとしか思えない。当時ウィルムの身近にいた者達はどっちの姿を認識してたんだろうか。




繁殖が罪か…彼女がそういう罪悪感を持つようになったのは何故なんだろうね。彼女が元々緑の民の信仰対象である神木らしいという事と関係あるのかな


@ウィルムはハロウネストに王国の礎を築く過程で緑の地の神木「白いレディ」を女王として迎え、緑の地と民を制圧
 白い宮殿にはレディの枝によく似た純白の樹がたくさんあるんで、初めは宮殿で円満に過ごしてた事が伺える。だけどその後いろいろあったんだねたぶん…。ご本人はすべて過去の事として今は心穏やかに過ごしてるようだけど、個人的な印象では白いレディへのウィルムの態度は誠実とは思えないな。結果的にウィルムに散々振り回されてしまったよね。勝手に引っ張り出された挙げ句、何だかんだと言い含められて遠ざけられたようにも見える。人の幸せ不幸せは他人が判断できるものではないと言うけどさ…。




隠された駅には糸が山積みになってる。王国は記録媒体を石版から蜘蛛の糸で作った紙に変えたとレムが言ってたよね。ヘラーがウィルムのお気に入りになった事でイトマキ族は栄えたようですが…


@虫を狩る立場の獣(蜘蛛)一族との盟約を結ぶ過程でウィルムとヘラーが出会う
 不可侵協定だったのか、それとももうこの時点で光の病が出始めててその対策と協力の意味があったのか…どっちにせよウィルムとヘラー(蜘蛛一族)の間には盟約のための子作り行為以降、強力なリレーションが出来たのは間違いないと思う。獣の巣のインフラ整備具合や宮殿に一番近い隠された駅に糸巻きがたくさん置いてある所を見ると、どうも獣の巣-宮殿には専用路線があったみたいだよね。駅が隠されていた所を見るとその事は秘密にしておきたかったみたいだな。
 ヘラーが頻繁に宮殿に呼ばれていたかまたはウィルムがこっそり通っていたか…ウィルムが会いたいって言ったらヘラー側に断る言葉はなかっただろうし、どっちが主導したかは容易に想像できるよね。


@光の病蔓延し始め、回避方法の研究の末に「純粋な器」完成
 この辺りでホーネット誕生? 王女として認知され宮廷で教育を受ける。
 ホーネットもホロウナイトも同じカウンター技使ってくるよね。ホーネットとホロウナイトは母体から生まれたか合成で作られたかの違いはあるけど、ウィルムの力を継いでる点で姉弟とみなされ一緒に育てられた時期があったのかも。さらに驚くべきなのは真EDでホーネットがほろ~くんも2人と血が繋がってるって明かすんだよ。ここの考察はまた後ほど。



今神の家やってて一応戦士の神殿開放は出来てるんだけど全然純器まで行けてまへん(ヽ´ω`)純器さんめちゃくちゃかっこええのでせめてそこまでは頑張りたいものです~



@病深刻化で「純粋な器」を黒卵の神殿に封印、ヘラー、モノモン、ルリエン三守護者は「純粋な器」を封じておく楔として夢の中に入り仮死状態に。ホロウナイト像建造
 ホロウナイトがアビスから出てきた時にはほろ~くんのような子供体型だったのに、像が成人体型な所を見ると「器」は成長が早い、もしくはウィルムの思い通りに形態をコントロール出来たのかな。ハロウネストには他にもほろ~くんよりちょっとお兄ちゃんみたいな「器」の同胞達が存在してるんで、少なくとも「器」として合成された時点から時間の経過で成長する性質を持つと見て間違いないと思う。
 この時、ホロウナイトが人間換算で20代くらいになるまで封印を待ってたとするなら、ホーネットは今は4、50代くらいって事になりそう。5騎士と同世代っていうのもアリだな。
 ただ何度も書くようだけどホーネット(ホロウナイトとほろ~くんも)の場合、年齢はあくまで生まれてから経過した時間ってだけで、肉体年齢と結びついてない可能性は高いよね。

@ウィルム、器計画の破綻を察知

 胞子の深層でひっそりと事切れてる長老キノコみたいなのに夢見釘をあてると分かる。しかしウィルムがどうしてそう思ったかについては対応するテキストが今作中では提示されてないみたい。ここの答えが、ホロウナイトは汚されてしまったけどほろ~くんは汚されてない理由に繋がるんだと思う。ここの考察も後ほど。

@ウィルム死去?
 門だけ残して王宮が消え去り、殻と王の刻印を残したままウィルムの中身が消え去る。
 ホロウナイトのストーリーの中でここの部分だけすっぽりと抜け落ちてる。ウィルムの意図、正体も含めて今作最大の謎。

 

ウィルムとバードーンはクラスの違いはあるだろうけど同系統の生物なのかも。バードーンがもうちょっと詳しく話してくれればホロウナイトの謎が一気に全部解けそうなのに(笑)。あんまり興味ない…というか関わりたくない、そんな意図は感じる。


 ただ王が崩御するだけでは「惨劇」という表現はしないよね。王国のはずれの最上部にいる謎の生物バードーンによると「王国はウィルムの死の際に起こった現象で滅びた」って言うことなんだけど、だとするとウィルムと宮殿の消滅は同時に起こった事と見ていいと思う。
 しかしこの辺は実際に王の抜け殻って奴を目にした放浪者なら、どう考えていいのか分かんなくなる所だよ。トンネルみたいにデカい白い生物の殻が宮殿とは離れた王国のはずれに転がってる。誰だったかウィルムはここに死にに来たと言ってた気がするけど、じゃこの巨体は今までどこにあったのかって疑問は沸く。

 惨劇と関係あるか一切不明なんだけど、「純白の騎士」こと五騎士のオグリムが狩猟者の書で意味深な呟きをしてるよね。
 《王者の呼び声…コブの林…黒いウィルムとの戦い…私はすべて覚えている。これからも私はこの栄光と共にある、再び私たちが会うその時まで》

 ホロウナイトの日本語訳は敵のネーミングとかかなり頑張っててよく出来てると思うけど、やっぱり洋ゲーにはつきもののイミフな所はあるんだよな。翻訳担当する人がストーリー全体をきっちり把握できる立場にないから仕方ないんだけど、ここのオグリムの呟きの「王者」って所も意味が通じないなーと思って英語版見て見たんよ。
 ここは「Champion's Call」ってなってるね。王ではなく、騎士を束ねる立場にあった誰かと考えた方が無理なくまとまりそう。もつれ合った草が生い茂る地での黒いウィルムとの戦いの際に、最前線で指揮を取っていた誰かの勇姿…という光景が浮かび上がる気がするんだけどどうだろう。
 もしこれが王宮が消えた日の事を指してるんだとしたら、王宮近辺に突如として巨大な黒いウィルムが現れ、応戦しようとした騎士達を蹴散らしながら王宮を飲み込んで消え去ったんだとしたら…何が起こっているのか誰にも理解出来なかったって意味でも「惨劇」と呼ぶに相応しい出来事だと思う。
 

 しかし黒いウィルムか…ここをどう考えるべきなんだろう。笑っちゃうくらい謎だよ。
 オグリムの目に英雄と映った先導者はいったい誰だったのかも気になるけどちょっとおいといて、ハロウネストで黒い生き物と言えば真っ先に候補に挙がるのはアビスに湧いて出てきたカゲみたいな奴だよね。
 王宮のウィルムは仮の姿であり、白い仮面や殻の下はほろ~くん達と同様に黒いアレが詰まっていたって事だろうか…?
 ウィルムは本当はアビス生まれの虚無生命体なのか…???

 この点についてかなりいろいろ検証してみたんですが、あたし的には違うという結論に達したですよ。ハロウネストには他者の精神の中に入れる技を持つ蛾の一族や魔法使いのカタツムリ一族もいるし、そういう連中を仮面1つで欺くのは無理っぽい。ウィルムは元々は古代種で光属性の神のような高位生命体なのは間違いないと言っていいと思う。少なくともハロウネスト入りしてみんなを魅了した頃のウィルムは一点の曇りもなく光り輝いていたんじゃないだろうか。
 ただウィルムが器の性質を持っていたとすると王宮消滅の謎も一気に解けるんだよなあ。
 王宮周辺には何の瓦礫も残ってないので物理的に破壊されたのではないみたいだよね。なんでも吸収できる虚無の能力で王宮ごと飲み込んだと考えると瓦礫が残ってない理由にもなる。



最初見た時これが王様かと思ったよ(^^;がしかしそんな訳はなくただの門番、しかも合成生物だった訳です。白い宮殿で戦ってみると分かるけど、鎧の中にはほろ~くん達よりずっと小さくて弱々しい黒オバケみたいなのが入ってる


 そこで仮説なんだけど、ウィルムはアビスにいる虚無生命体の能力を自分に取り込んでたんじゃないだろうか。白い宮殿にはウィルム自身の殼と虚無生命体の切れ端を組み合わせたロボットらしき兵が出てくるよね。宮殿の跡地で朽ち果ててるのはこのロボット兵なんだけど、あのキチガイじみて殺伐とした白い神殿はすべてこのロボット兵が感じていた宮殿のイメージと考えると、彼らにとって宮殿はあんまり居心地のいい場所ではなかったのかもしれない。
 つまり、ウィルムは器の研究を進める中で、アビスの虚無生命体を別の用途にも活用する方法を開発してたんじゃないのかな。ほろ~くん達のような意思表示しない存在を使い勝手のいい素材として扱うようになってたんじゃないだろうか。
 


ほろ~くんと同様の「器」達は今までもハロウネストを訪れてて、目的を果たせずに途中で壊れてたんだな…彼らもまたほろ~くんのように「高貴な方」でホーネットやホロウナイトと同様のウィルムの力を持ってたんだろうか

 
 バードーンの言う通り、元々神に等しい生命体のウィルムには、肉体喪失も単なる次元移動の手段にすぎないんじゃないかってのはよく分かる。虫たちには死んだようにしか見えないけどそうではなく、霊体(+虚無能力?)になって黒いウィルムに変身しどこかへワープして行ったんじゃないのかと。
 ホロウナイト最大の謎は、どうしてウィルムはそうしたかという事だと思う。
 彼が宮殿だけ持って外側の殻と王の刻印を置き捨てて消えたのは収拾がつかなくなった王国に嫌気がさして投げ出したのか、それともほろ~くんのような存在がハロウネストを立て直すと期待してすべてをセッティングして行ったのか、それとも彼自身が失敗の原因を把握してその改善のためにどこかからほろ~くんのような「器」達をハロウネストに送り込んでいるのか…。



だいたいウィルムはこんな形の像になってる事が多い。この姿から制作側の意図をどう汲み取るか…テキストだけ見るとアンチウィルムな内容が多い気がするけど、そうとも言い切れない面もあるんだよな~なんと言ってもホーネットのパパだしなあ

 
 ウィルムがこの話のキーマンなのはもうご覧の通りだけど、ホントよく分かんないキャラだよ。ウィルムがハロウネストから去った理由をどう捉えるかによって、ウィルムの評価は真逆になるだろうな。
 ウィルムの断片的な噂話を聞いて思ったのは、彼は女性から見てすごくチャーミングな男だったらしいという事ですよ。蛾の一族も白いレディも3守護者も関わった女性達はみんなウィルムへの好感度がやたら高い(高かった)んだよね。だからこそみんな無理難題を受け入れた訳で、ウィルムはそういう女性達の献身に甘えてた所はあると思う。

 そのウィルムについて、ちょっと辛口の意見を聞かせてくれるのがMr.マッシュルームことヘラルド師なんだよね。次項は王国で時代の変化を探すマスター・ヘラルドが残したセリフを解読してみたいと思います。



謎の主人公ほろ~くん!

2020年07月18日 | ホロウナイト

滅びた虫の王国を旅する小さな放浪者。ほろ~くんと呼んでます。彼はどこから来て、なぜここに来たんだろうか…


 ちょっとの間ご無沙汰してしまいますた。
 前回2Dアクションにハマってるって書いたけど、それがこのホロウナイトだったのでした。これがあたし的に予想外の神ゲーですっかりやられてしまったわ。
 今あっちこっちのプラットフォームで大売出し中なんで目にした人も多いんじゃないかと思うけど、値段にそぐわない大作なんだよこれが。美麗なグラと幻想的な音楽、謎が謎を呼ぶストーリーとキャラのカッコかわいさで、プレイ中ずっと面白いファンタジー小説のページをめくっているような、めっちゃよく出来たアニメを見ているような、そんな没頭感に浸れるですよ。また1つお気に入りの世界に巡り会えた気がしてる。



中盤以降に乗れるようになるトラム。このチケットを入手するのはそれなりに大変なんだけど、初めて乗れた時にはかなり感動


 だがしかし、このゲームは可愛い見た目のわりにストーリーとアクション部分はかなーり辛口なんだよね。
 今通常EDというのが終わってその先に挑戦してる段階なんだけど、この通常EDというのがヘタするとトラウマレベルでしてなー…。たぶんほとんどの人がこのオチに納得出来ず続きをプレイする事になるんじゃないかと思うけど…。
 しかしその前に立ちはだかる白い宮殿(^^; 今ここにいるんだけどもうテンションだだ下がりで困惑中(笑)。ていうかこういうのだけは止めてほしかったんだよね個人的には…。拳を握りしめて力説したい事が山ほどあるんですがそれはおいといて。
 だけどここですべてを諦めるにはホロウナイトのストーリーは面白すぎるし謎が多すぎる(> <)
 真EDまであと宮殿とラスボスだけみたいなんでなんとか乗り越えたい所なんだけど、もうストーリーが知りたくて辛抱たまらず先輩放浪者方の動画見てもうたですよ。

 自力で得た情報からハロウネストの謎についていろいろ考察してたんだけど、この後の展開と真EDのプレイ動画を見てそれが裏付けされたと思うんで、自力で真EDまで見てないと前置きしてではありますが次項からストーリー考察やらせて下さいまし。
 今日の所はこれだけじゃ内容薄くて申し訳ないので、この記事見てそんなにムズいならちょっとやってやろうじゃないのと思った人に向けて序盤進行のオススメを記しておこうと思います。
 白い宮殿要素は賛否両論あるかもしれないけど、それを除いてはすべてにおいて最高レベルの域に達してる希有な2Dアクションゲーなので、よかったらぜひぜひやってみてめっちゃお手頃価格だし☆






2番目に来る事になるエリア。この辺りから謎めいた亡国ハロウネストにがっつり引き込まれる放浪者も多いのでは


@いざという時のリスタート
 ホロウナイトはどこでも進行状態(取得したアイテムやスキル)丸ごとセーブしてくれてゲームを終了させる事ができますが、再開は必ず最後のセーブポイント「ベンチ」からになります。つまり、ダンジョン探索の途中で重要なアイテムを取った後に死にそうになっても、いったんゲームを終了させるとノーリスクでベンチまで戻る事が出来る訳です。探索した部分は戻った時に地図に追加されるし(羽ペン持ってる場合のみ)カゲを残さず一瞬で安全地帯に戻れるのでかなり精神的に楽です。
 ただし、どこのベンチに座っておくかは配慮が必要。あんまり辺鄙なベンチに座ってしまうと、他の場所に行くのが辛くなっちゃいますからね…。



あらゆるシーンが絵本の1ページみたいになってるのはすごいよ。ホロウナイトはクラウドファンディングで制作したインディーズゲームと聞いたけど、グラフィックと音楽は超一級品。さらに制作スタッフが生粋のゲーマーでいろんなゲームをやり込んでる人達というのもやってると分かる

@ボス戦は通常3フェーズ
 ホロウナイトの主要ボスはバトル中にダウンするんですよ。だいたい2回ダウンして、3回目のフェーズを制したら勝ちってタイプが多いです。全然ダウンしない奴もいるし次々と連続で敵が湧いてくるケースもあるんですが、バトル中にヘタりこんだらこのパターンの敵だと認識して回復とか戦略の目安にして下さいまし。
 相手がダウンしてる時はつい攻撃したくなっちゃいますが、叩くとボスは即座にバトルに復帰します。ダウン時はほっといて回復タイムにするのがオススメです。




最初の街ダートマウス。この雰囲気、ダクソの篝火エリアを思い出したという人も多いはず。実際プレイしてみるとストーリーもダクソに似てる部分が多いように感じる

@序盤のショッピングオススメ品
 まず交差路の探索がてらに220ジオを貯めて、コーニファーの若い嫁イゼルダの店で「地図用羽ペン」を買っちゃいましょ。これがあるとないとじゃ探索の効率がかなり変わるんで、自力でマッピングできる、または順路を覚えるのが得意という人以外はまずこれから。
 スレイの店で最優先を1個選ぶとしたらダメージ時の無敵時間が2秒になるチャーム「堅固な殼」。緑の道のボスを倒した後に行ける様になるサルブラのチャーム専門店ではまず「長い釘」がオススメです。
 あともう1件、ダートマウスの右端に単純な鍵で開く家がありますが、ここを有効活用するには最低でも王家の水路で商人キャラを見つけてからの方がいいです。単純な鍵は結構早く手に入るけど別の場所から使うことを強くオススメしたいです。



ずっとここにいたくなるくらい綺麗な場所…だけどそう思うのはほろ~くんだけではないのねやっぱり

@ハロウネストは生活コスト高
 このゲーム、何をするにも結構お金(ジオ)がかかるんですよねー。しかも序盤の雑魚はせいぜい3ジオくらいしか落とさないのでなかなか貯まらない…。
 ちょっと先の話になるけど、胞子の森の入り口付近に足喰いっていう変なおっさんがいるんで、奴からジオドロップが多少増加する「繊細な欲望」チャームを早めに購入しとくといいかもです。チャームを見せてもらうのに75ジオ、チャーム代250ジオで合わせて325ジオをここまでに準備しておくと楽。足喰いのチャームは死ぬと壊れちゃうんだけどアフターケアはちゃんとしてて、わりとリーズナブルな値段で修理してくれます。序盤の稼ぎ場は水晶山、中盤以降は王国のはずれがいい感じです。



メトロイドヴァニアと言われてるけど、個人的には月下よりやり込み要素多くて濃いと思う。考察のためにストーリー展開ごとにNPCのセリフとか確認しながら回ってるけど100時間かかってるですよ。うちの2ndほろ~くんは2段ジャンプ揃うまで15時間くらいなんで、ストーリー気にしなければ30時間かからず終わるかもですが…ただ結構話が面白いのでもったいない気もする。トロフィー目的以外なら時間を気にせず風景を楽しみながらじっくり回る事をオススメしたいし、それが可能な2Dアクションゲーです


@下斬りめっちゃ重要
 ほろ~くんは魔法やチャームで攻撃手段を増やす事が出来るけど、基本的にはスティックによる全方向ジャンプと斬りが操作のメインになります。中でも、下斬り(↓□)は敵への攻撃はもちろん、トゲやキノコや鉱物なんかの地形トラップも乗り越える事が出来るんで、確実に出せるようにしておくとかなりいろいろ楽になりますぜ~。



オープニングのムービー、これめっちゃいろいろヒントになってる予感…