楚狂接輿歌而過孔子曰、鳳兮鳳兮、何徳之衰也。徃者不可諌。來者猶可追。已而已而。今之從政者殆而。
孔子下欲與之言。趨而辟之、不得與之言。
楚の狂接輿歌いて孔子を過ぎて曰はく、
「鳳よ鳳や、何ぞ徳の衰えたる。往く者は諌むべからず、来たる者は猶お追うべし。已みなん已みなん。
今の政に従う者は殆し。」
孔子下りて之と言わんと欲す。趨って之を辟け、之を言うを得ず。
微子第十八の五
孔子が楚に往こうとした時、楚に偽って狂人となっている接輿と云う者があって、
歌って孔子の車前を過ぎた。
その歌は次の様なものである。
「鳳や鳳や、道あれば見れ道なければ隠れてこそ、その徳は盛んであるのに、
今の様な道なき世に猶隠れずにいるとは、何と徳の衰えたことであろう。
過去の事は諌めて止めることはできないが、将来の事は猶追いつくことができる。
今は隠るべき時である。止めよ、止めよ。今の様な無道な世に政に従う者は危ういことだ。」
鳳を以て孔子に比し、孔子がかかる無道の世から隠れることを欲したのである。
孔子はこれを聞いて車を下って接輿と話そうと思ったが、接輿は疾行して孔子を避けたので、
孔子は接輿と話すことができなかった。
今日は水曜日休みでしたが、この時季の休みと云っても、お風呂或いは温泉に行くか、
買い物lくらいしかすることがない。
けれど、除雪要らずなことは、これは御馳走に近いものがあります。
穏便に日々が過ぎて行くことには、何の不満も不幸もないものですね。