「ネズミの為にいつも飯を残しておき、蛾が火に飛び込むのをカワイソウに思って、
灯火を着けないでおく」と蘇東坡は詩に詠んでいる。
古の人のこの様な心がけは、これこそ現在の私たちが生きて行く上での一つの重要な心の働きである。
この心がけがなかったならば、まるで土や木で作った人形と同じ様に、
全く心を持たない形だけの人間に過ぎない。
菜根譚前集171より
昨日は休市でしたから、感覚的には久しぶりの様な、小樽の温泉施設に行きました。
腹が立つことに小樽は、浅里峠を越してから札幌よりか雪が少ない風です。
ちょっとした風向きの差で、小樽にほど近い我が家周辺は、とてもエライこっちゃだと思います。
でも、まあまあ、温泉を出てから、アスファルトの出ているとこで日差しを浴びれば、
春の暖かさってこんな風だったかしらんって想い出される。
このあとはウイングベイでお昼して、喜久屋書店に行って安倍総理の本と、
「奇貨居くべし」のあとに読む予定の「孟嘗君」を買いました。
孟嘗君は、あるところで人の感想を読んでみたりして、少し迷ったのでしたが、
宮城谷三国志が期待外れだった・・・と云う感想も私は払拭し、今や十二巻が待たれるところとなったのだから、本と云うものは、自分の感覚で読み楽しむものだと、こうして五巻揃っているとこに出くわしたんだから、買ったことがとっても嬉しい気分となりました。
奇貨居くべしの中では、呂不韋は荀子と孟嘗君を大変尊敬しています。
引き込まれ、私も孟嘗君がとても魅力的に思えたのが「孟嘗君」を買った所以です。
帰宅してから、衆議院予算委員会を途中から見ていましたが、
何気、こちらが癇に障る様な質問ばかりで、私は「アホなことを聞くなッ!」とイチイチ反応。
まるでド素人の私が質問に出た方がいい気がする。
わずかな時間だったけど、最後の舛添要一さんの質問は好かったと思う。
それで、私は鼻の辺りがツンツンしてきました。
若干、風邪を引いたかも知れません。
「バカヤロー!の日」。
1953(昭和28)年、時の首相・吉田茂(麻生副総理兼財務大臣のお祖父様)が衆議院予算委員会で、西村栄一議員の質問に対し興奮のあまり、「バカヤロー!」と発言しました。
これがもとで内閣不信任案が提出・可決され、この年の3月14日に衆議院が解散しました。
所謂、「バカヤロー!解散」です。ヽ(`⌒´)ノ
君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、
歓迎されることなく自衛隊を終わるかも知れない。
きっと非難とか叱咤ばかりの一生かも知れない。
御苦労だと思う。
しかし、自衛隊が国民から歓迎され、ちやほやされる事態とは、
外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、
国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。
言葉を換えれば、君達が日陰者である時の方が、
国民や日本は幸せなのだ。
どうか、耐えてもらいたい。
ふくよかな風貌と、葉巻をこよなく愛したことから「和製チャーチル」とも呼ばれた吉田元首相ですが、
氏の名言で一番好きなのは↑です。
麻生副総理の昨今のファッションを見させてもらうと、お祖父さまにそっくりな気がしました。
「今に立ち直る。必ず日本は立ち直る。」
安倍総理が唱える戦後レジュームからの脱却にも、氏の言葉が活きると想います。