Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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柳下恵の和であり且つ守る所あることを記した

2015-02-01 15:46:52 | Weblog

柳下惠爲士師、三黜。人曰、子未可以去乎。
曰、直道而事人、焉徃而不三黜。枉道而事人、何必去父母之邦。

柳下恵、士師と為り、三たび黜(しりぞ)けらる。
人曰はく、「子未だ以て去る可からざるか。」
曰はく、「道を直くして人に事えば、 焉(いずく)に往いてか三たび黜けられざらん。
道を枉(ま)げて人に事えば、何ぞ必ずしも父母の邦を去らん。

                                        微子第十八の二


柳下恵が司法官の長となって、しばしば退けられた。
ある人が「君子が仕える場合には、合えば留まり、合わなければ去るのが常でありますが、
あなたはしばしば退けられて用いられないのに、
まだこの国を去って他の国へ行ってその道を行うことができませんか。」と曰ってこの国を去る様に諷した。

柳下恵はこれに答えて
「道を枉げないで人に事えるならば、いずれの国へ往ってもしばしば退けられないことはありません。
もし道を枉げて人に事えるならば、この国にいても用いられますから、
どうして父母の邦(魯)を去らなければならぬことがありましょう。」と曰って、
道を枉げて合うことを求めることはできないから、暫く道を守って去らない意を示した。


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