Mayumiの日々綴る暮らしと歴史の話

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◆それは本当に「先制攻撃」だったのか 「真珠湾攻撃」をアメリカは予測していた?

2020-01-28 04:09:15 | Weblog

 1941年12月7日7時52分(現地時間)、日本海軍は、アメリカ太平洋艦隊の基地が置かれたハワイ、オアフ島の真珠湾を奇襲攻撃した。当時のアメリカ大統領フランクリン・ルーズベルトは、多くの軍艦と軍用機が破壊された日本軍による真珠湾攻撃に対し、「歴史に残る不名誉な日」だと怒りの言葉を述べ、翌日、日本に対し宣戦布告をしたのである。

*当時の大統領ルーズベルトが隠していた「本心」
 こうしてアメリカは日本との太平洋戦争開戦によって、第二次世界大戦に参戦し、連合国軍の主力となって行くのだが、そもそも真珠湾攻撃が起こる前の時期のアメリカでは、イギリスの要請を受けてルーズベルトが参戦を強く望んでいたものの、世論では大西洋を隔てたヨーロッパで起きている戦争には介入すべきでないという風潮が強かった。それが真珠湾攻撃によって世論が一転し、参戦を後押しする民衆の声が一気に高まったのである。つまり、日本の先制攻撃がアメリカ参戦の切欠を作ったと云えるわけだが、実はルーズベルトは事前に日本が真珠湾を攻撃することを知っていたのに、世論を参戦へと動かす為に、それを回避する行動をとらなかったと云う説がある。

*陸軍長官が日記に記していた「黒過ぎる会話」
 それどころか、わざと日本を挑発し、先制攻撃をさせようと仕掛けたフシまである。実際、陸軍長官のヘンリー・スティムソンの日記には、真珠湾攻撃の10日前に、ルーズベルトと「米国を大きな危険に晒すことなく、日本から攻撃されるように仕向けるにはどうすればよいか」といった会話があったことが記されている。その他にも、日本に先制攻撃をさせたがっていたことを裏付ける書類や個人の回想録が数多く存在しているのだ。民主国家であるが故に、世論や議会の動きを無視して動くことができないアメリカ。もしかしたら、ルーズベルトは世論を動かす為に、わざと日本に最初の一発を撃たせたのかも知れない。

*米西戦争の切欠も謎が残っている
 アメリカが戦争を始める際、先制攻撃を受けた例は意外に多い。1898年4月に始まったアメリカ対スペインの米西戦争は、1898年2月15日に、キューバのハバナ港に停泊していたアメリカの戦艦メイン号が突如爆発し、260人が死亡する事件が起きたことが切欠だった。
メイン号は、1895年に起きた独立戦争以来、混乱状態にあるキューバで、アメリカ人の保護を目的としてハバナ港に停泊していたのだ。この爆発は間もなくスペインの機雷攻撃によるものと断定され、アメリカ世論はスペインに対する批判で沸騰。スペインとの戦争へと突き進んで行ったのだが、実はメイン号が機雷で爆発したと云う証拠はない。1911年にアメリカ政府はメイン号を引き上げて原因調査を行ない、機雷による爆発だったと結論を出したが、1976年、この事件を再調査していた海軍関係者が、「燃料用石炭の自然発火だった」と云う説を公表した。更に詳しい調査を行なえば真実は判明したのだろうが、アメリカはメイン号を再び海に沈めてしまったので、今も原因は謎のままとなっている。

       世界史ミステリー
         その事件は仕組まれていた? 黒過ぎる「陰謀」のミステリー


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菜根譚 前集18項

2020-01-20 15:13:05 | Weblog


ヒアシンス(紫) Hyacinthus orientalis 悲しみ 悲哀 初恋のひたむきさ


蓋世功労、当不得一個矜字。
弥天罪過、当不得一個悔字。

世を蓋うの功労も、一個の矜の字に当え得ず。
天に弥るの罪過も、一個の悔の字に当たり得ず。

天下を蓋う程の大きな手柄でも、それを矜る心が生じたなら、
この一個の「矜」の字には堪えられず、大きな手柄も為さなくなってしまう。
また、天に届き空いっぱいに満ちる様な大きな罪悪も、
悔い改める心が生じたなら、この一個の「悔」の字には堪えられず、
どんな大きな罪悪も消滅してしまう。


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