South Is. Alps
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Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
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『TUGUMI(中公文庫)(電子版)』

 親父(吉本隆明)の本は、七面倒くさいなあと思いつつ昔読んだ記憶があるが、たぶん、ばななの書いたのは初めてではないか?なんで読み始めたんだろう?たぶん、どこかで本書の主人公のつぐみの生き方が書いてあったからだと思うのだが。舞台が西伊豆の港町ということなので、なんとなくその風景が本書を読み進めるうちに浮かんできて面白かった。

つぐみはきっと著者自身だなと思いながら読んでいたので、あとがきであっさりと書かれていたから、なんだ、となった。著者は突っ張り続けたつぐみを内包しつつ更に成長していって創作活動ができたんだなと思う。本書は『キッチン』の次に書かれているのだけれど、おそらく、自身を振り返ってさらにジャンプしていったんだろう。作中主人公は遺書めいた手紙を書き残している。

2019-05-04 23:56:50 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


京つけもの、新玉ねぎとワカメのサラダ、サバの燻製缶、あおさの味噌汁。京・御所南「游美」(昼食)

朝から京都に出かけて、妹・甥と待ち合わせて京都・東大谷の墓にお参り。知恩院前の宿坊角の土産物店一角のカフェで一息入れて、久しぶりに「游美」に行く(タクシーで移動)。以前は宮川町にあったのだが一年ほど前に「御所南」(といわれていて、最近小さな店が増えているとのこと。「游美」は二条通の松屋町にあるが、路地奥の看板もない店)に移動した。わたしは、2010年に故SYさんに連れられて宮川町に行ったのがはじめてのことで、一年に一度も出かけないぐらいのことなのだが、とても気に入っている。四人で丹精の品々をいただいた。

しばらく界隈を歩いたあとふと思い立って、故SYさんつながりなので、墓参りのできていない彼女の墓に参ろうということになり、曖昧な記憶でタクシーの運転手さんに道をたどってもらった。場所は、南禅寺の塔頭のひとつの帰雲院の墓地にある集合墓、場所的には琵琶湖疏水の脇、永観堂のすぐ南にある。SYさんは、2013年早々に亡くなって、その年の夏前に偲ぶ会が法然院で行われ、この場所を教えて頂いていたのだが、墓参を果たせずにいた。

帰りは南禅寺境内を通り、蹴上駅から京都駅にでて、妹と甥と別れ帰宅する。昼食を時間をかけてたくさん頂いたので、軽くということで京都駅で買った京つけもの(日野菜と水なす)、新玉ねぎとワカメのサラダ、サバの燻製缶、あおさの味噌汁とご飯で。

2019-05-04 21:14:59 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )