さるみみ屋

夫サボさん、私さるみみと2000年生まれ長男コナンくん
2004年産次男エナリくんとの「人生楽ありゃ苦もあるさ」日記。

「楽園」読破したものの…

2010-04-14 15:53:06 | さるみみ文庫
宮部みゆきの「楽園」下巻が図書館で借りれたので、
ちょっと上巻から時間は経ったけど中途半端にするのも嫌だったので
結局下巻も読破することになった。

うーん…どうなのかな?
既にこの本を多くの人に読まれていて
やっぱり人気ある本なのだろうけど、ちょっと何を書きたかったのか
全然わからないうちに物語が終わってしまった感がある。

ネタばれになるかも知れないので、これから読む人はスルーしてほしいんだけど
結局透視能力のあった子とその母の存在って必要だったのかな?と。
あのお話は、手に余る子供を殺して自分の家の床下に埋めて時効まで
隠し通した両親が、なぜそうせざるをえなかったのか、という背景を
追うお話ってことでよかったんじゃないかな~

だからそこに別に透視能力のあったかもしれない子と(死んじゃったけど)
その母親って存在は必要なかったのでは?
むしろもっと別の人物設定があってもよかったような…
「いや、そうじゃないんだ」という人ももちろんいるんだろうけど
私はあの親子の存在がイマイチ小説中に不要だった気が。

そして模倣犯のことを引きずりすぎな気もしたし
前畑滋子の想像が的中しすぎだし、彼女のキャラがややしつこすぎ。

実はこれと並行して夫が同じく宮部みゆきの「英雄の書」を読んでいたんだけど
上巻読んでる最中は「面白いよ」と言っていたのに、
読破したら「うーん…」と唸っていた。
宮部みゆき、ちょっと今転換期かなあ?真保裕一といい、宮部みゆきといい
もう旬は過ぎたのかなあ?

しばらく宮部作品から撤退することにした私です、はい。

読書好きのみなさま、16日はあの「1Q84」第3巻発売ですねぇ。
図書館で予約して…と思ったらたぶん読めるようになるのは3年後でしょう。
我が家は間違いなく買うよ。
(読んだら速攻売るけど)
村上春樹、4巻目はまた来年、とか言いませんように。
青豆、あのあとどうなったんだろうね~