「エルシャダイ」の体験版をやってみたren.です。
発売前日の今日から、無料でダウンロード出来るようになったので。
PVのかっこよくも可笑しい会話が話題の、あのゲームです。
▼ El Shaddai -エルシャダイ- E3 2010 ルシフェルver
遊んでみると、ゲーム自体はかなり普通なアクションゲームですね。
まあ、それだけに遊びやすさも実感できますけれど。
ただ、3D視点ではある程度敵をロックオンし続けてくれないと、攻撃空振りが多くなっちゃうな。
しかし、このゲームの注目すべき点は、グラフィック。
と言っても、ただきれいということではなく、その色使い。
写実的とも、トゥーンシェイドとも違う、なんとも絵画的な美しさです。
これまた、ただ、それだけに地面の穴とか、足場になる雲とかの区別がつきづらいのも確か。
まあ、落ちてもルシフェルの指パッチンで、すぐに再スタートで切るけど。
総じてみると、見た目とは裏腹に、死んで(落ちて)覚える覚えゲーですな。
私はこういうのは好きなので、そのうち買いたいな。
● 「テルマエ・ロマエ 3巻」 ヤマザキマリ/ビームコミックス
実写映画化と聞いたときには心配になりましたが、さらに心配になる(w
まさか日本人がルシウスをやらないだろうなと思っていたら、阿部寛さんですか。
まあ、阿部さんは日本人離れした彫りの深さだから、案外いいかもしれない。
でも、他のギリシャ人のキャストはどうするんだろう。
マイケル富岡とか、クリス・ペプラーだろうか。
案外画になりそうだけど、それだとなんだかとてつもなくコント臭が(w
それより問題は、上戸彩さんが"ヒロイン"と書かれていること。
リウィアではないだろうし、たぶん現代で出会うんでしょうが、まさかラブストーリーじゃあるまいな。
そういうのは別に、ファンは望んでいないよね。
それはともかく、本編。
今回、ルシウスが作るのは、温泉街、木桶風呂、成金浴場。
それぞれのエピソードには、皇帝と元老院の確執やアウグスタレスといった、歴史背景ももちろん織り交ぜられています。
今巻で特筆すべきはルシウスと現代日本との"距離"が近くなっているということ。
温泉街では両替というきっかけから意思疎通を果たしてただけでなく、貪欲に土産物屋やラーメン屋に突撃取材をし、木桶風呂では炭焼き職人の老人と「与作」を歌いあい、成金浴場では時代を超えた浴場設計士同士が絵による筆談でお互いの仕事環境の辛さまでをも共感しあう始末。
特に炭焼き職人とニヤリと笑いあうシーンや、言葉の通じない現代の浴場設計士(ではないんだけど)と月を観て同じ風情を感じるところでは、おもわず読んでいるこちらもグッときてしまいます。
今まで異文化としての日本の風呂に驚嘆し、コンプレックスすら感じていたルシウスが、ここにきて大きな壁を乗り越えた感じがします。
ラーメンや餃子にはやはりショックを受けたようですが、食材や調理の文化がまったく違うローマでコピーし、また違う料理として作り上げてしまいます。
つか、これまでもバナナの栽培(しかも発芽に成功)とかやってるし、もう浴場設計士の枠を大きく超えた仕事までしているよね(w
さて、今後はローマの歴史も大きく変わりつつあるようで、その激動の中、ルシウスがどんな風呂を作るのか、楽しみです。