詩『言葉の街から』 対話シリーズ
6095
いつもスムーズにいくとは限らない
前面に出た赤い粒たちが
不安に揺れ出す
6096
ちょっと落ち着いて考えよう
とみどりの粒たちが
揺れる赤を染める
6097
不安に共鳴した黒い粒たちが
薄(うっす)らとして
背後を通り抜けて行くこともあり
6098
ことばの人が主体だと言われても
色んなことが錯綜として
靄(もや)に包まれている言葉場
6095
いつもスムーズにいくとは限らない
前面に出た赤い粒たちが
不安に揺れ出す
6096
ちょっと落ち着いて考えよう
とみどりの粒たちが
揺れる赤を染める
6097
不安に共鳴した黒い粒たちが
薄(うっす)らとして
背後を通り抜けて行くこともあり
6098
ことばの人が主体だと言われても
色んなことが錯綜として
靄(もや)に包まれている言葉場