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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 2602-2606

2021年11月25日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



2602
テレビの中海辺に二人
虱(しらみ)の話ばかりする少女と
それをふしぎに思う少年と



2603
登場人物たちは ついに
自らの物語のひみつ
を白日の下に知ることはない



2604
この物語もいつかは終わり
次々に
衣裳を替えてはオン・エアされる



2605
虱の話ばかりする物語も
作者たちの
生真面目なやりとりで俯瞰されている



2606
テレビを観るぼくらには
虱の話と
チラッと出てくるメーカー名が過(よぎ)り一瞬溶け合う


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3 コメント

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ご質問の件 (アヨアン・イゴカー)
2021-11-25 21:36:36
円方体の件、ご質問が有難うございます。
小生のブログの方に、コメントを記載しておきましたので、お時間のある時にご確認ください。
reご質問の件 (nishiyan)
2021-11-26 00:56:09
 アヨアン・イゴカーさんへ

 あなたのTwitterアカウントも見つけましたので、こっちの方が便利かとこちらからあいさつしました。以下の1.2.のコメントを読んだ上でのツイートでした。
1.「アヨアン・イゴカーの芸術の森」の by アヨアン・イゴカーさんの (2021-11-22 01:18) のコメント
2.「箱木一郎とその家族」の by アヨアン・イゴカー (2021-11-22 00:59) のコメント
 (あなたがここでご指摘の「直径と高さの等しい円柱のことではないかと推測されます」ということには、(2X2X2)ということがそぐわないような気がしました。)

 あちこちからメッセージを送り申し訳ありませんでした。混乱させてしまったのではないかと心苦しく思っています。
 ところで、 尋常小学校、高等小学校、旧制中学の算数・数学を含む全科目(?)の教科書をpdfファイルとして読むことができます。「国立教育政策研究所教育図書館 近代教科書デジタルアーカイブ」です。
htt●ps://www.nier.go.jp/library/textbooks/ (※ ●印を加えています)
 ここで、立体図形や多様体の項目をいくつかチェックしましたが、残念ながら「円方体」には出会えませんでした。
 後考えられるのは、教科書にはなかったけど、亡くなった吉本さんは1924(大正13)年の生まれですから、90歳以上くらいの人たちに聞いてみること。また、二人に共通するのは印刷関係もあるから、そちらを当たってみること、くらいですかね。(若い頃吉本さんが数年勤めていた東洋インキのHPの問い合わせ窓口に試みましたが確認の過程でエラー表示が出てかないませんでした。)
 それにしても。今のところ二人しか「円方体」という言葉を使っていないなんてふしぎですね。学校教育の知識で獲得した言葉や概念以外で、言葉には人の具体性の世界との接触の経験が含まれることがあるという認識からいろいろ探索してみました。わたしは、どうでもいいと思うことにはあんまりこだわらない、根はいいかげんな性格もあるのですが、今回はこだわりすぎてしまいました。だいたい意味は通るからいいとそろそろ終わりにしようかと思っています。
 「箱木一郎とその家族」が何年も動いていなくて、もうだめかと思いましたが、コンタクトが取れてとてもうれしかったです。いろいろとありがとうございました。
返信について (アヨアン・イゴカー)
2021-11-26 11:40:08
興味深いURLご紹介有難うございます。
言葉の詮索と言うのは興味深いものだと、つくづく思います。

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