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ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

木詩 #15

2018年11月09日 | 木詩

木詩

#15

そんなにきづなったり
つなぎあったり
取り立てて言わなくっても
内にそれぞれさ・・・

※木詩は、これでおしまいです。

 


短歌味体Ⅲ 2546-2551 即興詩シリーズ・続

2018年07月07日 | 木詩

[短歌味体 Ⅲ] 即興詩シリーズ・続

 


2546
あの山向こうをよく知らない
二昔前
言葉は五十音に充足してた

 


2547
言葉の背は避けようもない
重圧に
黙々と耐えてはいた

 


2548
ふと見あげる風景に
沈黙は
静かに深く日差し受けていた

 


2549
現在は渇いた喉
多重な音の
順列組み合わせに多忙だ

 


2550
それは、違うだろう
古びた疑念
おもたく空を切るばかり

 


2551
渇いた喉から飛来する
悪意の固まりが
上空を飛び交っている