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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6051-6054

2024年04月05日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6051
「・・・で申しわけありません」
(うーむ 駿河いや縋(すが)る思いはないか)
モウシワケアリマセン か



6052
申しノわけ入リテ
ありまアコンナトコロ二
抜ケ道ガアリャアせんカ



6053
「申しわけありません」を非破壊検査する
検査の道筋に くっきりと
言葉の繊維と織り目が投影されている



6054
あえて検査しなくても
言葉たちの匂いや感触は
誰もがことばの肌で直に感じ取る