詩『言葉の街から』 対話シリーズ
3826
無意味の秋 「無意味の秋」か
人間界のはずれ
きみは中空を見つめてばかりいるね
3827
意味は人間界のはずれで
有意味も無意味も
粉々に崩れ始める こぎみいいかい?
3828
透明でひんやりした
心の手が
圏外の中空に差し出されているね
3829
あれもよしそれもよし
かなしい煩悩具足の輩(ともがら)よ
歎異鈔の親鸞の言葉が響いているよ
3826
無意味の秋 「無意味の秋」か
人間界のはずれ
きみは中空を見つめてばかりいるね
3827
意味は人間界のはずれで
有意味も無意味も
粉々に崩れ始める こぎみいいかい?
3828
透明でひんやりした
心の手が
圏外の中空に差し出されているね
3829
あれもよしそれもよし
かなしい煩悩具足の輩(ともがら)よ
歎異鈔の親鸞の言葉が響いているよ