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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6216-6219

2024年05月16日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6216
人は誰もが次々に何者かになって
割とシームレスに
日々行き来している



6217
家族Aの父親であり
B会社員であり
C地方税やD県税や国税を払う者であり



6218
時には仕事帰りに立ち寄る
なじみの店では「何者」は消えて
くつろぐひとりとなっており



6219
回りの他人からすれば
ひとりの
無名のおじさんに見えている


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