詩『言葉の街から』 対話シリーズ
6216
人は誰もが次々に何者かになって
割とシームレスに
日々行き来している
6217
家族Aの父親であり
B会社員であり
C地方税やD県税や国税を払う者であり
6218
時には仕事帰りに立ち寄る
なじみの店では「何者」は消えて
くつろぐひとりとなっており
6219
回りの他人からすれば
ひとりの
無名のおじさんに見えている
6216
人は誰もが次々に何者かになって
割とシームレスに
日々行き来している
6217
家族Aの父親であり
B会社員であり
C地方税やD県税や国税を払う者であり
6218
時には仕事帰りに立ち寄る
なじみの店では「何者」は消えて
くつろぐひとりとなっており
6219
回りの他人からすれば
ひとりの
無名のおじさんに見えている