回覧板

ひとり考え続けていることを公開しています。また、文学的な作品もあります。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ 854-857

2020年08月25日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



854
価値、無価値、反価値の判定言葉の
居並ぶ中
重たい空気が流れている



855
言葉と言葉がひとつの部屋の中
飛んだり跳ねたり
ぶつかり合ったり 部屋は深い



856
心ころころころがり
擦りむいたり
血が滲んだりして居るぞ



857
息苦しいぼくはハンカチ
となって
窓の外にひらひらする 無援