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短歌味体Ⅲ 2805-2808 即興詩シリーズ・続

2018年11月04日 | 短歌味体Ⅲ-5

[短歌味体 Ⅲ] 即興詩シリーズ・続

 


2805
生きものは一重(ひとえ)の自然
身にまとい
恐れおののきじっとくつろぐ

 


2806
人は自然を眺め触れ
粘土細工して
走り出す自然に伴走する

 


2807
人は皆二重(ふたえ)の自然
に挟(はさ)まれて
時にはネコみたいに日差しに溶ける

 


2808
じっとしてまるまってる
ネコを見て
寝たきりの人の内を思う