ルピナス

　俺は基本的にメカ音痴だ。特に車に関しては何も知らない。ワイパー用の水を取り替えるくらいしか知らないし、しない。以前の車はエンジンオイルを替えずに乗っていたらエンジンから湯気が噴き出し、エンジンを取り替えるハメになった。東京にいた時にはガソリンスタンドに行けば勝手に「オイル、取り替えた方がいいですよ」なんて言われた時に取り替えていたのでエンジンをパンクさせるようなことはなかった。しかし、北海道のガソリンスタンドはただガソリンを入れてくれるだけだ。「オイルをチェックしておきます」なんて余計なサービスなんかしてくれない。
　エンジンをパンクさせてからは５千キロを目処にエンジンオイルを交換している。エレメントはどうしますか、なんて聞かれてもどんなモンかも知らない。適当に入れておいて、で処理している。
　たまたま、今回遊びに来ている仲間が俺の車に乗った。「舘野さん、ブレーキパッドが無くなっている、即修理屋に持っていったほうがいい」と言われ、修理屋に持っていった。言われた通りだった。前後のブレーキバッドが無くなっています、と言われる。
　ABS付の車を乗るのは初めてだった。ブレーキを踏んでも段々と止まる感じがしていたし、こんなブレーキの効き方なんだ、と勝手に思っていたのが間違いだった。
　そして昨日直して貰った。だいぶというか全然ブレーキの効きが違った。子狐が飛び出しても急に止まれたし、轢くことも無かった。最近、２，３０センチほどのキタキツネの子供が道路でチョロチョロしているので危ない。参考までにブレーキパッドというのは３万～３万５千キロで替えるようだ。
　
　ニセコは今ジャガイモの花が満開だ。紫色は男爵、黄色のはきた明かり、のハズだ。ナスの花も満開だ。食べるナスではなくルピナスという花だ。本州では咲かないのでどちらかというと寒冷地の花なのだろう。カナダ・ウィスラーにも結構咲いていたので名前だけは覚えている。（写真は道端に咲くルピナス）それにしても長期間咲いている花だな。一ヶ月くらい同じ状態で花を咲かせている感じがする。
　７月１１日朝、曇りだな。