日本防衛の義務 在日米軍にあるのか?【誤解だらけの沖縄基地・37】
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=180975
沖縄の局地防衛の責務は日本自体の防衛のための努力の一環として徐々にこれを負う
在日米軍は日本本土を防衛するために日本に駐留しているわけではなく(それは日本自身の責任)、韓国、台湾、東南アジアの戦略的防衛のために駐留している
沖縄を含む在日米軍の目的は前線に物資や食糧を補給する後方支援と説明し、「戦略的な広い意味でのみ、日本防衛に務める
在日米軍および基地は日本の防衛に直接関与しない」といった発言を記録する米統合参謀本部の歴史文書が見つかっている
米国の平和や安全を脅かすような事態が日本で起きれば、米軍は行動するだろう。しかし、一般国民が思い描くような無条件で日本を守る状況にあるか、どうか。曖昧な部分を追及する必要がある
(以上抜粋)
幻想的軍事同盟の唯一の根拠は「抑止力」だが、残念ながら弾道ミサイル戦略上の現況現実からこれも否定される。つまり、思いやり予算やら米国追随基地拡充の日本の国策は何の意味もない、何か極めて不透明な理由で日本国がこれを頑固に押しとどめている、といった印象だ。従って、高江や辺野古は到底納得のいく理由なしに推し進められているもので、県民がこれを真っ当な理由で嫌忌、拒否、排撃するのは当然の国民的義務だ。これを怠れば憲法の保障する基本的な人権は当然に享受する権利さえない、と言える。沖縄の闘いは世界的価値がある。
琉球は非武の邦だ。これがまた市民運動にも繋がる。「非暴力不服従」は言わば琉球が本質的に有する闘いのかたちだ。従って、琉球独立戦争は基本的に、武器を取って流血を厭わぬ戦争へまっしぐら、ということにはならない。もしそうなるとすれば、明らかな正当防衛、自己尊厳を守るために沖縄の地、海、空で。
しかし、琉球の尊厳、人間としての尊厳を守るとき、人はその自身の命の行く末を顧みることはしない。それが沖縄戦では、皇民化教育と大本営発表の欺瞞によって全く意味のない内容で現実化してしまった。
高江、辺野古を見よ。国、安倍晋三、ヤマトゥ本土は、国民の無知、無関心、国家により操作された情報、印象によって飼い馴らされた常民レベルの沖縄観を背景に(従って沖縄以外の他の国民は何事があっても騒ぎはしないだろうと踏んでいる)、(米国追随の)国家主義を平然と機械的効率的に実行に付すことを躊躇うことがなかった。そこに、明らかに、ヤマトゥ権力機構が持っている堕落した前近代性、封建遺制的官尊民卑実質の漏出を見る。その意味では辺野古高江でこの国が見せているあの人民弾圧の蛮行は、琉球王府に対して明治政府が武断的に行った「琉球処分」の時代に逆戻りした意味になる。それはむしろ安倍晋三にとって当然のことであり、この宰相はまさにあの、富国強兵殖産興業に邁進した明治大日本帝国を再現したいのである。これを復古主義という。当然その行為は現代的価値観からも否定されなければならない。
安倍晋三の念頭にある「美しい国」はこの明治時代の大日本帝国である。
この宰相はおのれの「美しい夢」をみるためには、憧憬してやまない大日本帝国の犯した大罪をなかったことにしたい。そのためにこそ歴史修正主義は一種の史実解釈変更、乃至は事実そのものの否定という、あり得ない詐欺行為に血道を上げている。
大日本帝国の大罪が最大限残虐に顕現されたのが沖縄である。それは、沖縄戦は言うに及ばず、戦後の米国占領、海兵隊押しつけ、密約塗れの返還、そして米軍基地の偏在と強化実態、手段を択ばぬ市民運動弾圧、自治権侵害、自決権抹殺と、現在進行形で続いている。
恐らく沖縄県民の心底にはヤマトゥ本土政府、官僚、権力機構、財界含め安保マフィアに対する憎悪が煮えたぎっていると思われる。
歴史的民衆抵抗の時代が最も現実的に進行している。「オール沖縄」は、そういう位置づけとなる。もし翁長知事がそのように立ち上がらなかったら、全ては元の木阿弥、即ち真実が闇に紛れ、乱痴気騒ぎの一億総白痴時代となる。沖縄も寸時の俄かな享楽を「自由と解放」のように錯覚し、自然が損なわれ、其処に住む人の生活が壊され、人間の尊厳が喪われていく現実に目を背ける、ヤマトゥ本土並みに堕落した三流国家国民に堕するばかりだ。(つづく)
IUCN、政府の「辺野古」削除要請を却下 沖縄の外来種対策勧告案
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=180980
「大浦湾のサンゴ、健全」 市民団体が調査
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=180980
<社説>沖縄研究会設置 根本から基地駐留の議論を
http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-326630.html
先ず怒りしか覚えない。差別、という文言の犯罪的な連想を如何ともしがたいし、吐き気さえ感じる。琉球独立へ、安保放棄から始めるべきだ。それは既に沖縄のコンセンサスとなりつつある(米軍属事件が受忍の限界を示した)。事実上の基地押しつけ抑圧は、勿論県民がこれを許容した、ということでは更々ない。つまり日米政府が勝手にやっていることだ。米国はハーグ条約違反、日本政府は自治権侵害という犯罪を犯している。これを放置することは現代人の恥である。地方自治の首長たちがこういうことを黙過、黙認、積極的是認さえしていることは、確かにこの国の政治そのものの堕落した在り様を示している。彼らの理念性のなさは日本国の質的下等さを示している。
高江新着陸帯「オスプレイが主に使用」 四軍調整官が明言
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-326647.html
高江闘争はいよいよ激化するだろう。この国の国家詐欺行為と、米国の殺人的、国際司法違反行為は明白だ。馬鹿言っちゃあいけない、オスプレイの住民被害は途轍もない、国有地返還が何で沖縄負担軽減になるんだ?気違いどもめ、自分の偽善を恥ずかしいとは思わないのだよこいつらは。吐き気がする。
海兵隊撤退を初決議 海人の会、辺野古と高江中止も求める
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-326646.html
シュワブ内の埋葬地で初の遺骨調査 6月、目視確認できず
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-326267.html
米軍は人の土地に勝手に基地を造り自分らが殺した沖縄人の上に自分らのすみかをおったてたというわけさあ。
テニアン島民ら、米政府訴える 沖縄海兵隊移転で
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=180872
どちらにしても米軍は世界中の他人の土地を使うべきでない。自分の国で何事も賄うべきだ。どうせ軍産複合戦争経済主義にすぎずオバマが言う「正義」など最初から嘘の塊りだったのだ。
トラック資材搬入繰り返す 北部ヘリパッド建設 市民ら約30人が抗議
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-326195.html
「高江の森を守れ」 沖縄防衛局前で市民120人抗議
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-326247.html
高江でオスプレイはどういう飛び方をしているのか
先週の月曜日から連日ヘリパッド工事が強行され明日はどうなるのかと震える日々です。
オスプレイ飛行訓練も先月から急速にはげしくなり、夜間すら2機3機で飛び回ります。
10年前ヘリパッド建設をすると聞いた時、高江に住めなくなるのではないか、という不安が
現実に襲ってくる状況に、頭も心も体もまだ受け入れられません。
6月27日に高江区長と一緒に村長と村教育委員会に状況を訴えに行きました。
7月14日には東村教育委員会で米軍航空機騒音報告会があり
森や民家の上をオスプレイがどういう飛び方をしているのか表すグラフが公表されました。
高江ではオスプレイが1~3機で飛行訓練のため、同じルートを何度も何度も飛びます。
pdfをクリックするとグラフが大きく見れます。(pdfは上記urlから参照のこと.....筆者)
(PDF: 236.34KB)
「100デシベルは自動車のクラクションに匹敵する騒音」だそうですが、オスプレイなので低音+内臓が揺れるような振動です。
グラフ3図を見ると、約2時間の間に28回ほど80デシベル以上になっています。
夜9時過ぎに2時間以上、5分から10分間隔で家中が揺れる振動と爆音が続きます。
今も子供達と隣村に避難しています。
ヘリパッドが完成してしまうと年間4000回以上オスプレイが訓練をします。
そして私たちもノグチゲラも住みかを奪われます。
(全文コピー)
北部訓練場着陸帯の県道金網、根拠なし 防衛相、手続き不備釈明
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-326077.html
こいつらの大嘘、アンチコンプライアンスなど愚にもつかぬ、お話にならない。殆ど児戯に等しいこういうやり方を安倍晋三らは平然と実行する。沖縄はとっくに覚悟を決めている。まさに日琉戦争であり、最終的に琉球独立戦争に発展するだろう。インド独立、合衆国独立、など、その洗先例に事欠かない。
相模原障害者等大量殺傷事件は、その詳細を知らないし知る気もないが、殺人者の言動からこの男の行為がこの国の沖縄対応に酷似している印象には慄然とせざるを得ない。沖縄タイムスはこの犯行をヘイトクライムだと指摘している。
ヘイトクライム(英: hate crime、憎悪犯罪[1])とは、人種、民族、宗教、性的指向などに係る特定の属性を有する個人や集団に対する偏見や憎悪が元で引き起こされる暴行等の犯罪行為を指す(ウィキペデアから)
ヒトラーナチスは、ヨーロッパ中のユダヤ人の他にロマ(ジプシー)、障害者、同性愛者、ソ連軍捕虜、ポーランド人にも迫害を加えた。これの基本的な考え方は反共主義、精神病罹患者や劣弱障害者排除、ユダヤ人憎悪、ゲルマン純血種保存、第三帝国建立基調としての遺伝子的優越性の誇示、などがあげられる。
支離滅裂な殺人者の言動から漏れ聞く「安楽死」「ヒトラーが降りてきた「税金費消の軽減化」障碍者への日常的な差別発言などは、沖縄から眺めると辺野古や高江市民闘争に加えられるネトウヨによるヘイトスピーチと重なる。国家の言うことを聞いていればいいんだ、金さえもらえればいいんだろう?、とか、あるいは安倍晋三自ら独裁的に処断する行為の数々、県知事訪問を玄関払いする不遜さ、など、どれもこうした排他主義者と同列の次元に属するものだ。その「本性」が現れるとあのような(高江のような)恣意的な、暴力的な狂気が炸裂する。
彼らは現代のどちらかと言えば軽薄と呼ぶべき階層に属し、一体に学業的学究的な方面に疎く、流行や平俗な情報知識にのみ足場を置く傾向にある。彼ら自身がそうした情報の発信者となることも稀ではない。ナチスやヒトラーが大衆の心理に通暁してたのはまさに彼ら自身が大衆的だったからで、それは大衆迎合主義から次第に統制的になり、やがて秘密警察的恐怖政治に、最終的には大衆から完全に離反する狂気の殺人者に変貌する。この行動パターンの流れは安倍晋三に予感的に想像されると筆者は思う。彼は、この国が琉球処分(あるいは島津侵攻)以来増殖してきた琉球差別の最も下等で卑劣な質において軽々しく常識化常態化し、極めてご都合主義的に沖縄を「与しやすし」と踏んだのだ。安逸を望む以外さしたる意見もない凡庸な中程度の人間が、途轍もなく重要な、不相応なポストに置かれたとき繰り広げる異常で異様な行為の数々こそ、安倍晋三の政権に顕著な沖縄施策、あるいは安保法制であった。彼の高江辺野古攻撃は尋常ではない。そのことをはっきりと見据えておかねばならない。しかしこの異常さは、殺戮者たちには自明の効率的手法という意味にしかない。彼らは少しも世界の批判(国連人権委の勧告等悉く斥けている)を意に介さない。多分アメリカが後ろ盾、とでも思っているのだろう。碌なものじゃない。(つづく)