沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩61

2009年09月07日 10時44分22秒 | 手記
 この事象において神は何を目論んだのか 生者必滅会者定離奢れるものは久しからず 生きること数10年に及んで図らずもこうした事象は具に見て取れたが一方 なかなかくたばらぬやつらもいることは確かだ 

詩60

2009年09月01日 09時00分32秒 | 手記
 19世紀の世紀末にあった終末論的諦観というものが20世紀末にあったかどうか寡聞にして詳らかにしないがむしろ今世紀の初頭であるこの頃に地球規模の危機感に粉飾されていくところをみると 現代は逆説的杷捉がより根源的な深処を突くというデアレクテックに満ちているらしい 地球は滅びるか人類は如何 人の生き死にというほぼ絶対的運命に重ね いよいよ世界同時崩壊のペシミズムがいたるところをカバーするという しかしながらこうした個人の生死と世界の運命が重なるという認識の度合いはいうより単純でなくひとつかみの天才が予見する場合が多い いうならミツバチの絶滅が人類に重なるという仰天する予言をした科学者がいる 象徴としての自然破壊につき警鐘を鳴らしたといえば殊更言わずともいい 要は核兵器の生みの親がたかだかミツバチの生き死にに注目したという この逆説的把捉が今日のわれわれに漠然とした恐怖感をジンワリとにじませている 原爆とは何か それは君が今ただちにこの世から有無言わさず消し去らされることが現実に起こりえたという事に関して他人事として済まされないものを含むということだ 恐怖体験はしかしのど下過ぎれば元の木阿弥には違いない