沖縄を考える

ブログを使用しての種々の論考

詩596 琉球新報社説 <社説>2016年回顧 重圧増す日米同盟 沖縄基地強化に屈しない

2016年12月31日 10時07分31秒 | マスコミジャーナリズム

<社説>2016年回顧 重圧増す日米同盟 沖縄基地強化に屈しない

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-420409.html

米軍属の女性暴行殺人事件や相次ぐ米軍機の墜落事故、北部訓練場内のヘリパッド建設、辺野古新基地の工事再開と米軍基地の重圧がさらに重く県民にのしかかった。

三権分立どころか国家権力が一体となって沖縄に襲い掛かる観すらある。(抜粋)

沖縄県民が自律的に沖縄問題を解決する気にならない限り重圧は日増しに強大になっていくはずだ。自律的に、とは。日米安保という軛から脱するには日本国から離脱し、安保対象外に身を置くしかない。それは難しいというのなら、琉球国として独立することが最も近道である。しかし、独立の対価が米軍基地からの解放というだけでは動機に強みがない。多くのメリットを列挙し、独立の旨みを県民に浸透させること。つまりは日本属領身分以上の対価が必要となる。



詩596 琉球新報記事 墜落オスプレイ、残骸回収やり直し 米軍、トラック1台分

2016年12月31日 09時56分50秒 | マスコミジャーナリズム

墜落オスプレイ、残骸回収やり直し 米軍、トラック1台分

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-420426.html

「嘉手納基地撤去を」 150人、事故多発に抗議

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-420436.html

山城議長拘束、刑法学者41人が疑義 釈放求め声明

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-419628.html

 山城議長の長期勾留について「従来から問題視されてきた日本の『人質司法』が、在日米軍基地を巡る政府と県の対立の深まる中で、政治的に問題化したとみられる非常に憂慮すべき事態だ」とした。(抜粋)

現憲法を根底からひっくり返す改憲グループである安倍晋三政権が現憲法や法律を遵守する気は全くと言っていいほどないのであり、明らかな国家犯罪集団だと言える。生かしちゃ置けない。



詩624 日米安保体制 2 精神的道義的文化的堕落 3

2016年12月31日 09時32分36秒 | 政治論

 人並みに年の瀬も押し詰まった日々には、2013年12月27日仲井真前知事が辺野古大浦湾公有水面埋め立て申請の承認をしたと発表し、2014年12月5日政府(沖縄防衛局)が申請していた辺野古移設大浦湾公有水面埋め立て工事の関連工事変更3件のうち2件を承認し、同月27日全面的承認を裁可(公務上逃げきり承認と言われる---この年の11月には翁長現知事に大差で敗れ去ったのにもかかわらず)したことが思い出される。 

 (仲井眞)知事の声明は法律の適合性についての根拠が曖昧なほか、安倍政権の基地負担軽減策を恣意(しい)的に評価しており、詐欺的だと断じざるを得ない。(2014年12月28日付琉球新報社説)

 ウチナンチュのはずの仲井眞弘多氏があのとき何故あのようなでたらめをぶつけてきたのか評価は分かれるが、元財界人の氏にあったのは基本的には振興予算高額回答獲得という、知事退任の花道だった(承認の翌2014年1月に反対派稲嶺名護市長が当選し11月の知事選に彼は翁長現知事に大敗している)ことは間違いない。しかし氏の2013年弁明会見内容からするとどうもそれだけでは収まらない根底的なものがあると、ウチナンチュが歴史的に負っている醸成された風土的性格、性質としての「事大主義」が見え隠れしていると思われる。つまり、容認から県外移設に転じ時宜を得て知事選を勝ち抜いてきた彼が、普天間問題に関し彼なりに考察しきった結論がこの事大主義的逃げ切りだったわけだ。このことは極めて重大な意味を我々に示唆する。

 20年以上引きずっている普天間返還事案は、代替施設と銘打って同一県内である辺野古に新基地を建設するという国家的国際的詐欺行為が堂々とまかり通り、まことしやかな風情で政治の堕落、官僚の業務懈怠を隠匿し日米合作の頭越し合意を強引に推し進めようという、前近代的な外交政治問題と言える。

 米国はいざ知らず日本政府は国として日米安保の国策上日米合意の案件を速やかに粛々と具体化するという以外何らの意図も有しない。ここで問題は、国は、沖縄の負担軽減という意思、意図、理念の遂行について決定的な思考停止、愚者の選択を敢えて犯している、という事実にある。

 沖縄の負担軽減という現実の発想は、少女暴行事件とこれに関する県民の数万人規模の抗議集会に対する直接的な危機感---日米安保体制の沖縄における安定的維持継続に対する危機感---だったが、これ(負担軽減)はすくなくとも日本政府のポーズとしての意味しかなかったということがわかる。ここにこの普天間返還辺野古移設事案が持つ重大な国民(県民)背信(裏切り)の犯罪性が、国民(県民)の前に確置されたということになる。これに対する沖縄以外の国民(メデアマスコミジャーナリズム他)の反応の鈍さは到底民主国家のそれではない。

 国が犯した愚者の選択とは、上記のように、米国の言うなり(政府間合意とは名ばかりのもので実質は米国主導のいかさま合意にすぎない)に国民(県民)に対し申し開きの出来ない、理念性に矛盾した国策を「愚かにも」(誰が見ても客観的に正解でない答えを)選択し、この、国の愚かな選択を前にして県民(民意)と行政担当者(各関係首長その他)が図らずも分断される政治的環境を用意したと言える。これが沖縄県の、戦後にあって返還後最大の、日米両国による軍事植民地見做し自治体へののっぴきならぬ一本道だった。

 今、ここで展開している世界的な問題性は、「人民対国家」「戦勝国対敗戦国」「軍産複合体対平和外交」「世界的理念性対大国エゴ」である。

 一地方自治体がこれだけの問題性を抱えている、抱え込まされている、日米寄ってたかって押し付けている、という事実は勿論言語道断な話だが、沖縄の多くの首長たちはこういう問題に直面すると思いあぐんだ挙句必ずと言っていいほど「事大主義」的な答えを導き出す。伊波普猷が指摘している通りである。

沖縄学の大家伊波普猷も、自著『古琉球』で沖縄人の欠点として「事大主義」「忘恩気質」を挙げ、他府県人から侮られるのは、言語風俗が異なるからではなく、このような県民性であるからだとし、「彼ら(沖縄人)は自分らの利益のためには友を売る、師も売る、場合によっては国も売る[要ページ番号]「沖縄人は市民としても人類としても極々つまらない者である」と強く批判している。(wikipedeaから)

 この自己卑下に近い県人批判は言い過ぎだとも思えるが、辺野古問題の長々しい引きずりはいささか辟易するものがあり、一体沖縄はどうしたいのか、どう決着させたいのかさっぱり見えてこないジレンマが、沖縄を援護する者の疲弊感を助長する。ヤマトゥ本土の日本人はほぼ良識的に「琉球独立」以外解決策はない、と見るのだが、そういう(自立や独立の)動きは実にマイナーなものとここでは見做されている。(琉球国は)日本国属領だ、と言われても仕方がない状況下、決然、立ち上がって独立の狼煙をいつ上げるか、ある意味固唾をのんで見守っているというのが移住者である筆者などの本音でもある。

 いずれにしろ、沖縄県民は国が、アメリカが何と言おうと米軍基地撤去、戦争反対、軍民同居拒否の姿勢を変えてはならない。ここではそれが国内唯一切実で正当な理念的精神的主張として生きている、人間の、最後の矜持の砦とさえいえる。(つづく)


12月30日(金)のつぶやき

2016年12月31日 04時42分54秒 | マスコミジャーナリズム

詩596 沖縄タイムス記事 高江で逮捕…裁判所に勾留を認められたのは57%

2016年12月30日 18時36分32秒 | マスコミジャーナリズム

高江で逮捕…裁判所に勾留を認められたのは57%

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/77993

裁判所に勾留が認められたのは約57・1%で、2015年の全国刑法犯の約90%を大きく下回る。抗議運動を支援する弁護士は「警察は法解釈を誤り、抗議活動を弾圧するための不当逮捕を繰り返していた」と批判する。

4件4人については、逮捕後に那覇地検が那覇簡裁に勾留請求をせず、処分保留で釈放している。1件2人は請求したが、裁判所に認められなかった。

8月に逮捕された男性についても、地検は勾留請求していない。

抗議運動を支援する小口幸人弁護士は「警察は逮捕の判断を誤り、建設工事を進めるために権限を乱用している」と批判する。

4件6人の不起訴処分(起訴猶予)がヘリパッド完成後の12月下旬に集中していることも判明。

(以上抜粋)

前近代的で野蛮なナチス的手法であり、国家主義が憲法違反の国民主権蹂躙という犯罪を犯している。立法化してない自民改憲草案通り、国家が国民を凌駕している重大な国家的犯罪であり、これだけでも安倍晋三一派の稀に見る暴挙を立証できるはずだ。


詩596 琉球新報社説 <社説>知事権限封じ検討 愚策やめて辺野古断念せよ

2016年12月30日 18時26分59秒 | マスコミジャーナリズム

<社説>知事権限封じ検討 愚策やめて辺野古断念せよ

http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-420002.html

大型の埋め立て工事の場合、複数回の変更申請をするのが通例だ。

 政府関係者は「いくらかかってもそのまま造る」と言っている。愚策としか言いようがない。すでに工事は破綻している。往生際の悪いことなどせず、辺野古移設そのものを断念すべきだ。 

(抜粋)


詩596 琉球新報記事 空中給油 来月再開 オスプレイ訓練 海兵隊、本紙への回答修正

2016年12月30日 18時23分30秒 | マスコミジャーナリズム

空中給油 来月再開 オスプレイ訓練 海兵隊、本紙への回答修正

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-420007.html

人殺し集団の人殺し訓練を、この沖縄の人が住む空域海域陸上で、頻繁に、いつ落ちてもおかしくない状態でやろうとしている。

オスプレイ墜落などに抗議 嘉手納ピースアクション

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-420156.html

嘉手納基地を撤去させない限り、沖縄や日本、アジアの平和は訪れない。ここはアメリカの侵略戦争の拠点だ

沖縄を差別することへの怒りが行動を起こしている

沖縄はまだ戦争は終わっていない。うちなーんちゅとして我慢できないところまできている。この気持ちを意思表示しないといけない

(以上抜粋)


詩596 LITERA記事 開き直り、陰謀論、逆ギレ、詭弁…安倍首相が発した2016年「アホすぎて茫然」の発言集!

2016年12月30日 07時41分24秒 | マスコミジャーナリズム

開き直り、陰謀論、逆ギレ、詭弁…安倍首相が発した2016年「アホすぎて茫然」の発言集!

http://lite-ra.com/2016/12/post-2812.html

◎誰か教科書持ってきてあげて!
「私は立法府、立法府の長であります」

いや、あんたは行政府の長だから!

◎萎縮してないの、ソコくらいでしょ…
「きょう、帰りにでも日刊ゲンダイを読んでみてくださいよ(笑)。これがですね、萎縮している姿ですか?」

◎頭の中、大丈夫?
「(国会でのヤジは)独り言だったんですが、独り言(の声)が大きくなった」

◎期待裏切らない!イライラキャラ炸裂
「ちょっと6時に出なきゃいけないんだよ、飛行機の問題があるから!」

◎むしろクッパに徴兵されたクリボーでしょ?
安倍晋三です。マリオではありません。でも、マリオのように闘い続けています」

◎そのヨイショを自慢げに語る感覚がスゴイ
「(トランプに)こんなキュートなPPAPは初めて見たと言ったら本当に喜んでくれた」

◎ニューヨークでも「保守速報」脳
「日本はいわゆる侍の国として、非常に保守的な国でもあります」

◎日本語が不自由すぎる首相官邸
「日本政府を代表して、キューバ政府及び同国国民、ご遺族の皆様に対し、ご冥福をお祈りします」

◎待機児童対策がコレだそうです
「叙勲において、保育士や介護職員を積極的に評価していくことについても検討していきたい」

◎「TPP断固反対」で政権奪取したのにね
「(TPPは)決して終わっていない」
「いま、我が国こそが早期発効を主導せねばならない」

◎もはや、ツッコむ気にもなれない無責任
憲法について論評はできるが、答える義務はない」

◎映画の取材協力者はあなたの嫌いな枝野&百合子だけど
「『シン・ゴジラ』でも自衛隊が大活躍していると聞いています」

ヒトラーですか? それとも金正恩ですか?
「(命を賭けている自衛隊に)いまこの場所から、心からの敬意を表そうではありませんか」

◎命がかかった問題なのに、この軽さ
「南スーダンは、たとえば我々がいまいる永田町と比べればはるかに危険」

(以上抜粋)


詩596 LITERA記事 なぜここまで平気で嘘をつけるのか? 2016年安倍首相がついた大嘘ワースト10! 強行採決、TPP、ガリガリ君…

2016年12月30日 07時27分04秒 | マスコミジャーナリズム

なぜここまで平気で嘘をつけるのか? 2016年安倍首相がついた大嘘ワースト10! 強行採決、TPP、ガリガリ君…

http://lite-ra.com/2016/12/post-2811.html

●大嘘1
「そもそもですね、我が党において、いままで結党以来ですね、強行採決をしようと考えたことはないわけであります」

安倍晋三のブレイン今井何某の言うとおりにやっているので、辻褄の合わないところを無理強いに合わせようとしてこの馬鹿げた支離滅裂が現象する

●大嘘2
「私自身は、TPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございませんから」

●大嘘3
「世界経済はリーマンショック前に似ている」

●大嘘4
「「株価下落により、年金積立金に5兆円の損失が発生しており、年金額が減る」といった、
選挙目当てのデマが流されています。しかし、年金額が減るなどということは、ありえません」

●大嘘5
「私が申し上げていることが真実であることはバッジをかけて申し上げます。私の言っていることが違っていたら、私は辞めますよ。国会議員を辞めますよ」

●大嘘6
「妻のパート月収25万円」「日本はかなり裕福な国だ」

金持ちのドラ息子、出来の悪いお坊ちゃんだから、と言って大目に見ている国民の方こそ責めがある

●大嘘7
「我が国が核兵器を保有することはありえず、保有を検討することもありえない」

何故この低劣な頭の悪い宰相をここまで戴くのか、日本国民の側の在り様が問題だ。

●大嘘8
「国民の信任を得た」「(自民党改憲案を)実現していくのは総裁としての責務」

●大嘘9
「私が自民党憲法改正草案を出したと言うが、どこに出したんですか? 世に出したのは私ではありません。谷垣総裁のときに出されたわけでありまして」

●大嘘10
「そんなもの政治資金で買いませんよ!」

(以上抜粋)



12月29日(木)のつぶやき

2016年12月30日 04時40分11秒 | マスコミジャーナリズム