海鳴りの島から

沖縄・ヤンバルより…目取真俊

N1ゲートに砂利の搬入が続く。だが、楽に工事が進むと思ったら大きな間違いだ。

2016-07-29 21:31:49 | 米軍・自衛隊・基地問題

 29日は朝、所用を済ませてから午前10時前に高江のN1ゲート前に行った。この日も砂利を積んだ北勝建設のダンプカー10台がN1ゲートから入り、工事用道路の路盤整備を行っている。ダンプカーは前日まではバックで入っていたのが、今日は前進でそのまま入っている。中で方向転換できる場所を整備したということだろう。

 この日は2台ずつN1ゲートに入り、午前10時頃には砂利搬入を終えて、貨物トラックと機動隊のバスを使いゲートを封鎖していた。それにしても、何を恐れてここまでやるのやら。

 リュックサックを背負った伐採業者らしい作業員たちも出入りしていたが、林野庁と事前協議なしに樹木の伐採をしているのではないかと問題視されている。

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=180468

 もともと着陸帯があったN4地区と違い、N1地区はヘリパッドはもとより、工事用道路建設のためにも広大な森林の伐採が行われる。自然破壊の度合いははるかに大きいのだ。森の中の道にダンプカーが入り、砂利をこぼした時点ですでに破壊は行われている。

 金曜日は嘉手納基地のゲート前行動もあり、前日より参加者は少なかったが、森の中で集会を開くのと並行して、県道に出てデモ行進をおこない砂利搬入に抗議した。ほかに側溝周辺の草刈り作業も行い、参加者が駐車しやすいようにした。

 N1ゲート前のテントが強制撤去され、今週は新たな拠点づくりのために労力を費やしている。抗議をするにも多くの人が集まる空間、場所の確保、整備が必要だ。献身的に頑張っている皆さんの努力でそれも整いつつある。態勢を立て直しつつ反撃は始まる。そんなに簡単に工事が進むと思ったら大きな間違いだ。


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