セラヴィでの滞在2日目の朝です。鳥の鳴き声で6時頃に目覚めました。
(近くで鳴き声が聞こえると思ったら、ベッドルームの窓の外の木の枝にこんな大きな鳥が留まって鳴いていました。)
目覚めの温泉です。
(旅先での朝一の露天風呂、最高です。(笑))
2、3度温泉に浸かったでしょうか、一番早い時間帯8時からの朝食の時刻となりました。1階のレストランに行くと、私たちが一番乗りでした。
(改めてレストランを眺めてみて、本当に素敵です。)
テーブルの場所は昨晩の夕食の時と同じ。「斧折樺の箸」も昨晩選んだタイプのものがセットされていました。
(妻と座る席を交替したので、斧折樺の箸も入れ替えです。(笑))
朝食の献立です。
■しぼりたて蜜柑
(手搾りだそうです。もちろん無添加ですが、何だこの濃厚な甘さは!)
■(左下の御飯からスタートしてざっくり右回りで)平飼いたまご厚焼き・紅鮭塩焼き、小鉢(茄子、みょうが)、地元長瀞「うめだ屋」おぼろ豆腐、地場野菜サラダ(人参ドレッシング)、小鉢(なめことろろ)、小鉢(かき菜お浸し)、小皿(独活きんぴら)、ぬか漬け、味噌汁
(おぼろ豆腐は塩でいただきます。御飯はオリジナルブレンドの「ミルキークイーン」。御飯の器と味噌汁の器が木地で軽い! 両方とも見惚れてしまう美しさでした。)
御飯は今や懐かしい木のお櫃で出されます。
(この使い込まれた感じがたまりません。昭和世代、私が子どもの頃はお櫃が当たり前でしたが、久々に木製のものを見ました。)
■むさし麦豚ときのこの自家製野菜味噌朴葉焼
(結構なボリュームです。)
セラヴィの自家製野菜味噌がぐつぐつしてきたら食材をしっかりと混ぜて混ぜて、、、味噌に馴染ませてきのこたちがしなっとしたら食べ頃です。
(これ、めちゃうまでした。朝食の御飯とも相性抜群ですが、夜なら日本酒の肴としても最高だと思います。(笑))
■手作りヨーグルト
(この器も木地に漆で超軽量。手にも馴染むしいい食器です。)
ちょうどいいタイミングで宿の方が「テラスにコーヒー、紅茶をご用意していますので、よろしければ食後に森林浴をどうぞ。」と勧めてくださいました。
(昨晩と同じソファーに座って、明るい中でローテーブルの置物を見ると、童話の世界に入り込んだような感覚が一瞬。)
窓の外は新緑。涼しい朝の空気が気持ちいいです。
テラスのコーナーにはカップ&ソーサーが用意されていますので、コーヒー・紅茶、好きな方を注ぎます。
(あっ、部屋で飲まなかった「Nagatoro Tea」と「無農薬栽培で育てた森のコーヒー」です。知らないうちに飲んでました。(笑))
宿の方が出来立ての「ふわふわ泡ミルク」を持って来てくれました。
たっぷりコーヒーと紅茶に❝トッピング❞。
(お茶請けに「すのうぼうる」がありましたので、いただきました。)
ソファーに座って窓の外の新緑を眺めながらコーヒーを飲みます。頭が空っぽになってリラックス状態。(笑) ふと目の前を見ると、香りを楽しむオイルの小瓶がありますが、ラベルには「斎場御嶽」の文字。
(「斎場御嶽」は「せーふぁーうたき」で琉球最高の聖地。世界遺産。九州勤務時代に訪れたことがある思い出の地でもあります。この小瓶を手に持って、あの神聖なエリアを散策したことを懐かしく思い出します。)
同じローテーブルには、こんな楽しい❝読み物❞もありました。
(文字がびっしり。何だろう?)
これ、迷路形式になっていて、「スタート」から迷路を脱出するように読み進めると、良く知った童話になります。すごいのは、迷路を間違って進んでも、ちゃんと文章として成立するようになっていること。(もちろん、行き止まりに当たりますので、そこでストップですが。)
(「王様の耳はロバの耳」。思わず引き込まれて読んでしまいました。実は、間違って進んで読める文章が面白い。正確な文章は忘れましたが、例えば「王様は散髪屋に入ってパンチパーマをかけれくれと言いました。」みたいな文章。(笑))
朝食もテラスタイムも夕食に引き続き幸せな時間でした。しばらくテラスでまったりした後、部屋に戻りました。温泉に何度も浸かりました。チェックアウトは12時。11時を回ると、朝の涼しさからぐんぐん気温が上がってきました。
(日差しも強くなってきました。雨の心配はどこへやら、今日も暑くなりそうです。)
「さて、今日はどこに立ち寄って帰ろうか。」 まだ何も決めていませんが、長瀞ライン下りの状況をネットで確認してみました。連日の好天で荒川の渇水状態が続き、ライン下りできる水量がないため、出発地点近くを15分ほど周回する「一周船」という運航になってしまっているようです。
(ネットより拝借。これでも1100円とは、ちょっとね、、、。)
ということで、長瀞ライン下りはパスしますが、対岸から天然記念物「長瀞岩畳」は見てみようと思います。その他、かき氷の名店(製氷店)、往路で大きな案内看板を見た棚田、ピークが過ぎて入場無料になった芝桜の名所などに立ち寄ってみることにしました。
秩父長瀞「小さなホテル セラヴィ」、最高でした。間違いなくリピートします。今回は自家用車で来ましたが、秩父鉄道「野上駅」への送迎サービスがあるようです。そして、この送迎の車がこちら「トヨタ・クラシック」。
(まさにクラシックカー。ちょっと乗ってみたい気がします。(笑))
最後に、キジのステンドグラスがある玄関をバックに夫婦の記念写真を撮ってもらいましたが、1枚は夫婦ともに同時かつ完全に目をつむっていました。(笑) お世話になりました。また「別荘」に帰って来ます!
・・・秩父長瀞「小さなホテル セラヴィ」一泊旅行④[完]〔復路道中編〕へ続く。