<牛舎内で指導の様子>
平成29年7月31日(月)に栗原市金成および花山で,牛群検定普及推進協議会作業部会による巡回指導を実施しました。今回の巡回指導には,対象農家,畜産協会,NOSAI等の合計8名が参加しました。
牛群検定とは,検定実施農家が飼養している経産牛について,乳量・乳成分・繁殖記録等のデータを毎月1回,牛毎に記録し,「検定成績表」として農家にフィードバックすることです。農家では,飼料給与の改善・搾乳衛生管理・繁殖管理・遺伝的改良といった生産全般にわたるチェックを行い,経営改善に役立てています。
県内の酪農農家は500~600戸(平成29年度4月)ですが,そのうち牛群検定実施農家は82戸と少なく,宮城県では,宮城県牛群検定普及推進協議会を設置して,JA等の関係機関と連携して牛群検定を推進しています。
巡回指導では,対象農家の牛舎で,粗飼料の給餌量および分娩前後の飼養管理が適切かどうかの改善指導を行いました。また,これからの時期は暑くなるため,ウォーターカップの吐出量が適正なのかどうか確認しました。
対象農家の方は,多数の関係機関から様々な意見をもらうことは貴重な体験であり,今回の巡回指導で出た意見を元に,よりよい飼養管理,繁殖管理ができるようにしたいと語っていました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144