平成26年5月23日,石巻市河北上品山牧場で牛の放牧が始まりました。東日本大震災後,平成25年6月に放牧を再開し,今年で2年目になります。
昨年同様,4月に土壌診断では適正範囲であり,5月に牧草の放射性物質検査を行い,基準値を下回っていることが確認されました。昨年は例年より約1か月遅い放牧(再開)でしたが,今年は例年どおりの時期に放牧できるようになりました。
当日,河北地域,河南地域及び桃生地域の黒毛和種雌牛51頭がトラックで運び込まれました。牛たちは採血,体重測定,牛体の放射線量の測定等を行った後,広々とした牧場を駆け回っていました。放牧期間は11月4日までです。
普及センターでは,今後も関係機関と連携を図りながら土壌診断や牧草の放射性物質の検査を行い,牧場の安全性を高めていきたいと考えています。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
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