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栗原市栗駒地区は酪農や肉牛等の畜産農家が多く,管内で一番大きい堆肥センターが整備されています。しかし,施設の稼働率が伸び悩み,また,堆肥(くりこまゆうゆう)の水田等での利用も十分ではありません。そこで普及センターでは,栗駒地区の循環型農業を推進してくため,今年から2カ年のプロジェクトを組み,支援を行なっています。
今回その一環として,11月24日(水),みちのく伝創館を会場に対象農家を集め,循環型農業推進懇談会を開催しました。
当日は,県庁農産園芸環境課の担当者から,エコファーマー及び農産物の県認証制度の説明と,県内外の環境保全米のブランドについて話題提供を行ない,その後,普及センターで設置した堆肥散布展示ほの新米(ひとめぼれ)の試食と分析データを説明しました。
意見交換では,エコファーマーや県認証制度を消費者へもっとPRするべきとの声や,堆肥購入(3,500円/t)や堆肥散布(4,000円/10a)への助成を求める意見がありました。また,新米試食では,無散布区と比べて堆肥散布区(500㎏/10a)が,ごはんに甘みがあっておいしいと好評で,次回は野菜でも検証してほしい,との声がありました。
普及センターでは,今後もこのような懇談会を開催し生産者の意識を高めながら,循環型農業の取り組みに弾みがつくよう,引き続き支援していきます。
開会の様子
話題提供
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144・5795