<南部倉庫の外観>
平成29年4月27日(木)に,栗っこ農業協同組合が建設していた米物流合理化施設「南部倉庫」が完成し,関係者による落成式典が行われました。
南部倉庫は,栗原市高清水の国道4号線沿いに位置し,建物の面積は4千8百㎡,施設の収容能力は8万5千俵で,県内最大となります。
このうち,倉庫内部に設置された「均質化装置」と「ラック保管倉庫」は,平成28年度産地パワーアップ事業により整備されました。均質化装置は,各生産者から搬入される米を混ぜて品質のばらつきをなくす装置で,1時間あたり25tを処理できます。また,ラック保管倉庫は,電動式移動ラックシステムにより米を生産者や品種毎にコンピュータ管理するもので,取り出しまでの時間が短縮されます。
この施設の完成により,集出荷の効率化や出荷する米の品質の安定化,実需者ニーズに即応できる体制が整い,栗原市産米の販売力の向上が期待されます。なお,施設は今秋から本格稼働します。
<落成式典の祈祷の様子(後方は均質化装置)>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144