平成27年1月15日(木)に,平成26年度栗原農業士会視察研修会(会長:白鳥一彦,会員24名)が開催されました。
本研修会は,農業経営の優良事例を研修し,会員の資質向上を図るもので,今回は仙台市沿岸部で,震災復興を契機に新たな分野にチャレンジしている事例について学びました。
まず,農事組合法人仙台イーストカントリー(仙台市若林区)では,東日本大震災時の津波により多くの農地と機械施設を失いましたが,農地が復旧した時に備えて地域農業を守る責任があるとの思いから,苦しい状況下でも希望をもって水稲,大豆で営農を再開した経緯を佐々木均代表理事より伺いました。現在は震災前とほぼ同じ約68haまで規模を回復させ,さらには加工施設・農家レストランの6次産業化にも取り組んでおり,今後の経営での異業種との交流づくりの大切さや将来的に100haまで規模を増やす意向などを聞きました。
次に株式会社みちさき(仙台市宮城野区)では,IT等の先端技術を用いた大規模養液栽培施設による,葉物野菜(ミズナ,サンチュ,サラダホウレンソウ等)の生産を見学しました。菊地代表取締役より,養液管理の難しさ,契約出荷先の確保,障害者雇用,安全安心を求める取引先への対応などのほか,これから農業で生き残るために経営感覚を磨くことが大事で,ユーザーインの考え方,IT活用,機械化,高付加価値化の話を伺いました。
震災の障壁を乗り越え多角的に経営している各法人の積極的な姿勢を感じたことで,参加した農業士達が今後の栗原地域の農業経営のあり方を考える,有意義な研修となりました。
<仙台イーストカントリー>
<みちさきの大規模養液栽培施設>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144
本研修会は,農業経営の優良事例を研修し,会員の資質向上を図るもので,今回は仙台市沿岸部で,震災復興を契機に新たな分野にチャレンジしている事例について学びました。
まず,農事組合法人仙台イーストカントリー(仙台市若林区)では,東日本大震災時の津波により多くの農地と機械施設を失いましたが,農地が復旧した時に備えて地域農業を守る責任があるとの思いから,苦しい状況下でも希望をもって水稲,大豆で営農を再開した経緯を佐々木均代表理事より伺いました。現在は震災前とほぼ同じ約68haまで規模を回復させ,さらには加工施設・農家レストランの6次産業化にも取り組んでおり,今後の経営での異業種との交流づくりの大切さや将来的に100haまで規模を増やす意向などを聞きました。
次に株式会社みちさき(仙台市宮城野区)では,IT等の先端技術を用いた大規模養液栽培施設による,葉物野菜(ミズナ,サンチュ,サラダホウレンソウ等)の生産を見学しました。菊地代表取締役より,養液管理の難しさ,契約出荷先の確保,障害者雇用,安全安心を求める取引先への対応などのほか,これから農業で生き残るために経営感覚を磨くことが大事で,ユーザーインの考え方,IT活用,機械化,高付加価値化の話を伺いました。
震災の障壁を乗り越え多角的に経営している各法人の積極的な姿勢を感じたことで,参加した農業士達が今後の栗原地域の農業経営のあり方を考える,有意義な研修となりました。
<仙台イーストカントリー>
<みちさきの大規模養液栽培施設>
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144