宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「高城ごぼう」de交流会

2013年11月05日 13時26分55秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

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  平成25年10月30日に色麻町下高城集落営農組合員と宮城県加美農業高等学校2年生が「高城ごぼう」をテーマに交流会を開催しました。高校生に「高城ごぼう」の新しい調理法等を発見してもらい,PRに活用しようというものです。
 ごぼうは約1メートルほどの長さに生長しており,収穫のために掘られた穴に生徒が入って,抜き取るコツを組合員から教えてもらいながら楽しく収穫しました。出荷調製作業では葉の切り落としや計量,袋詰めを行いました。組合のお母さん達は「孫に教えるようだ」と生徒の作業を優しく見守っていました。その後,組合が準備した「きんぴら」や「揚げ物」をご馳走になりました。「生まれて初めてごぼうの収穫をした」「軟らかい高城ごぼうのスィーツを作ってみたい。」等の声がありました。
 高城地域は河川改修以前は水害が多いところでしたが,そのことが逆に肥沃で根菜類の栽培に適した土壌になりました。戦後から昭和40年代前半まで「ごぼう」栽培が盛んに行われ,その品質の良さから「高城ごぼう」は大阪方面の市場にも出荷されていたました。その後,米の増産により昭和50年代には栽培が途絶えましたが,下高城集落営農組合発足を機に,地域に適した「ごぼう」に着目し,平成19年10アールを作付したところ爆発的な反響を呼び,その軟らかさでお客様の注文に応じきれないほど評判となっています。
 普及センターでは,組合の経営力強化を目指して「高城ごぼう」の生産拡大とPRのため,地元農業高校生と連携した取組をこれからも支援してまいります。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 

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