宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗原米を使った商品開発

2014年01月20日 10時50分03秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 栗原地域では,女性農業者やグループが起業活動として,地域の食材を活かした漬物や惣菜,餅加工などの農産加工に取り組んでいます。特に栗原地域はおいしい米の産地であることから,米を使った新たな商品開発を支援するため,第1回目は,「あられ」の菓子作り講座を行いました。2回目となる今回は,「大福,求肥(ぎゅうひ)※」の菓子作り講座を開催し,農産加工グループ員など14名が参加しました。
 講師には,仙台市で「菓心モリヤ」を営み,宮城調理製菓専門学校の講師もされている,森谷幸男氏を招き,豆大福と求肥を使った和菓子と赤飯の調理を行いました。始めに,「今は,どこにでもコンビニがあり,東京の街中でも田舎でも同じものが食べられる時代。だからこそ,ここの味を大事にして欲しい」と講師からお話をいただき,調理を開始しました。豆大福では,餅(皮)の加減やえんどう豆の硬さのポイントを,そして,求肥の作り方と扱い方など,手際よく教えていただきました。後半は,まんじゅうやわらび餅も調理し,全6品調理を行いました。参加者は,一つ一つのプロの技に驚きながら,少しでも自分達のものにしようと一生懸命話しを聞き,参加していました。
  現在,第1回目の講座で学んだ,「おこし」や「あられ」もさっそく商品化に向けた動きが見られます。今後も普及センターでは,女性農業者等の起業活動について支援を行っていきます。
 ※求肥:ぎゅうひ。白玉粉または餅粉に,砂糖,水あめを加えて練りあげたもの。やわらかくて弾力があり,日もちがよく加工しやすい。鹿の子や調布などの芯にしたり,薄くのばしてあんを包んでまんじゅうにする。

 大福作り

 真剣に話を聞く参加者

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144

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