宮城の農業普及現地活動情報

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県内初の和牛子牛共同哺育育成を行う(農)上片モーちゃんクラブの子牛が初上場しました

2011年05月26日 11時31分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
「農事組合法人 上片モーちゃんクラブ」は,平成21年に栗原市金成片馬合地区の7名で設立された法人です。法人では,所有する母牛73頭から生産された子牛を,生後3日齢から哺乳ロボットを活用した人工哺乳や育成を共同で行っています。このような取り組みは,宮城県内では初めての取り組みで,農家組織が行うのは全国でも極めて稀な取り組みです。
法人運営には,県,栗原市,JA栗っこ,NOSAI栗原等の関係機関がチームを組んで支援を行っており,また,子牛の管理は,独自の飼養管理プログラムに基づいて行われ,市場ニーズにマッチした健康で規格の揃った子牛の生産を図っています
平成23年5月11日に,法人で育成した子牛2頭が子牛市場に初めて上場されましたが,東日本大震災の影響もあり,値段はやや低めでした。しかしながら,良い牛に仕上がっているとの評価を得られ,大きな励みとなりました。今後,さらなる子牛の評価向上と栗原市の和牛生産を牽引する組織に育つよう支援を継続していきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 主任主査 柴田知也
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144



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