去る１２月２５日ＪＡ加美よつば営農センターにおいて，来年度の作付けに向けて良品質のネギを多く生産するため，ＪＡ加美よつばネギ部会主催で土壌診断講習会が開催されました。
当センターからは，部会員の土壌診断の結果とその傾向について説明し，土壌中にリン酸や加里が多く残っているほ場では，基肥等に窒素単肥の施用を提案しました。また，当センターが生産者の協力の下に実施した，肥料費低減技術開発普及事業実証圃について，ＪＡが販売する堆肥「エコ堆くん」と発酵鶏糞の有機質資材と窒素単肥を併用することで，慣行と同等の収量になり，肥料費低減が図られた結果を説明しました。
加美町農林課では，昨年度加美町ブランド化協議会を設立して，加美町農産物のブランドを進めていることを説明しました。町のブランド化事業の一環として，ＪＡと普及センター等の関係機関により「エコ堆くん」の施用試験を今年度キャベツとハクサイで実施しておりますが，来年は品目を拡大して，「エコ堆くん」の減化学肥料効果を検証し，活用拡大を図っていきます。
普及センターでは，引き続きＪＡ等の関係機関と連携して，さらにネギ生産者の技術向上を支援していきます。
＜連絡先＞
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL：0229－91－0726 FAX：0229－23－0910
