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そらまめの出荷を間近に控えた6月8日,栗原市志波姫地区において現地検討会および出荷査定会が開催されました。
出荷査定会に先立ち志波姫地区内のほ場で現地検討会が開催され,サカタのタネ仙台営業所の小原氏より,今作の生育状況や栽培管理上の注意点について説明をいただきました。単価の高い充実した莢を収穫するには,茎の整理や土寄せ等の基本管理を徹底することが重要だと指導がありました。
今作は全国的に,天候不順により生育が遅れる傾向にあります。栗原市内のそらまめも昨年より7日~10日遅れの生育となっており,6月中旬以降が出荷のピークと見込まれています。例年であれば栗原市内で収穫した現品を見ながらの出荷査定となるところですが,本年はまだ収穫に至っていないため,県南の名取市で収穫された莢を用いての出荷規格説明となりました。
東京シティ青果の山崎課長によると,全国的に天候不順や栽培面積の減少により数量が確保できていない状況であり,これから6月の父の日にかけて宮城産の入荷が強く期待されているとのこと。選別をしっかり行い,品質の良いそらまめを出荷してほしいとの要望がありました。
間もなく始まる収穫・出荷作業に当たっては,規格別の選別の徹底や異物混入の防止,確実な箱詰め(量目不足にならないように)などが念を押され,散会となりました。今回の現地検討会・出荷査定会の反省点等を踏まえて,次作ではより高品質のそらまめが出荷できるよう支援していきます。
出荷規格の説明
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9437 FAX:0228-22-6144