宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

鳥獣害(イノシシ)対策研修会が開催されました

2014年08月11日 17時52分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
7月23日(水)に大河原合同庁舎及び丸森町において,県内の各農業改良普及センターの鳥獣害担当者等を対象に鳥獣害(主にイノシシ)対策研修会が開催されました。この研修会は,平成26年度普及活動情報基盤整備事業を活用し実施したもので,先進的に活躍している香川県の普及指導員より直接学ぶことを目的としたものです。
午前の講演では,講師の香川県東讃農業改良普及センターの矢木副主幹から,鳥獣害防止対策は普及技術の一つであり,普及指導員が得意とする「人材育成」である。対策の電気柵をきちんと設置することを中心として,追い払いや守りやすい圃場設計をすることが重要であり,これらのことをいかに生産者に理解・実践してもらうかが鍵となるとの話がありました。
 午後は,丸森町農業創造センターに場所を移動し,当普及センター職員より,管内の被害状況や課題について説明した後,丸森町峠集落の実証ほを全員で確認しました。実証ほでは,ごく最近イノシシが複数立ち入った形跡があり,講師からほ場周辺の見晴らしを良くした方が良いとのアドバイスや,イノシシの足場が悪いのをいやがる習性を利用して,周辺に竹を敷き詰めてはどうかという提案が出されました。その後,創造センターに戻り,これからの鳥獣害対策についての総合検討会を行いました。

 普及センターではこれからもイノシシ被害の軽減に向けて,情報収集や防除対策支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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平成26年度みやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました!

2014年08月11日 15時29分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 栗原地域の農業を担う青年農業者11名を集め,平成26年8月5日にみやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました。今回の塾は,青年農業者の農業経営力向上支援の一環として,経営戦略を持つことの重要性に対する意識を啓発するため,水稲経営を展開する栗原市栗駒地区の伊藤基夫氏,(有)狩野農友,(株)吉尾ファームの3経営体を訪問し,経営者からそれぞれ特徴ある経営戦略を学びました。
 伊藤基夫氏からは,綿密な作業スケジュールのもと大型・高性能の農業機械をフル活用することで,家族経営で大面積の作業を可能にしていることなどについて,また,(有)狩野農友の狩野常幸取締役からは,米の自社生産に加えて,集荷販売,米検査業務,水稲育苗培土の製造販売など,多様な収入源を確保していることなどについて,さらに,(株)吉尾ファームの吉尾三郎代表取締役からは,もち加工事業の展開経緯や,大規模な設備投資を行う前に,販路をしっかり確保しておくことの重要性などについて,お話をいただき,若い頃から様々な研修会へ積極的に参加し,全国に仲間づくりをすること,知見を深めることなどアドバイスしてくださいました。
 塾生たちは,優れた経営者の経営のあゆみと,生産や販売に対する考えに耳を傾け,法人化の意義,経営面積の拡大,農産加工品の新商品開発などについて熱心に質問し,経営戦略のヒントを得ました。
 普及センターでは,青年農業者の経営力の向上が図られるよう,支援を続けていきます。

  

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-6144


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第2回仙南若手農業者集団AKOGARE-navi 若手農家見学&BBQツアー開催される

2014年08月11日 09時52分50秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大河原農業改良普及センター管内に,仙南地域の若手農業者の研鑽と消費者への農業情報発信のため,平成23年7月に「仙南若手農業者集団AKOGARE-navi(あこがれ-ナビ)」(以下あこがれナビと標記)というネットワークが結成されています。消費者に向けた情報発信のため,昨年に引き続き第2回目の「若手農家見学&BBQツアー」が7月26日(土)に開催されました。メンバーが作成したチラシやFacebookで告知を行なったところ,大人17名,幼児3名の参加がありました。

 若手農家見学では平成24年度に就農し,「自然農場風天」代表の中山建(はじめ)氏の農場を見学しました。「自然農場風天」は無農薬・無化学肥料で野菜を栽培しており,雑草をうまく生かし,ほ場の水分調整をしていることや野菜の仕立て方を工夫し病害の発生を出来るだけ押さえていること等について説明がありました。2ヶ所目は稲作と大豆の栽培を行っている橋亮氏の大豆ほ場を見学しました。高橋氏は以前は美容師をしていましたが,自分自身の考えで仕事が出来る農業がしたいとの思いで,平成17年度に兼業農家だった実家に戻り,規模拡大を行い農業を開始したとの説明がありました。今回の参加者は若い方が多く,高橋氏の説明に大きくうなずき共感していました。ほ場見学後には高橋氏のビニールハウスを会場に全員でバーベキューを行いました。材料の豚肉,野菜,鶏卵,炊きたてご飯,ハーブティ等は全てがメンバーの農場で生産,飼育されたもので,今回の食材について説明を行い,食事を楽しみながら交流が図られました。





実施後のアンケートでは,「若い農家の方にどんどん活躍してほしい」や「農家の方の顔がみれ話が聞けて良かった」。等が記載されており,農の情報発信という目的が達成出きたイベントとなりました。
 普及センターでは地域の若い農業者の活動に対し,今後も積極的に支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

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