宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大崎市農業委員会農政部会で次年度の稲作を指導

2013年11月06日 12時53分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  11月5日に大崎市農業委員会農政部会研修会が開催されました。普及センターから,本年度の水稲作柄状況と次年度の稲作に向けて技術指導をしました。
 

   本年度は,7月の低温と長雨により,障害型冷害やいもち病の多発が懸念されましたが,天候の回復と追加防除など生産者の努力により,危機的状況を回避することができ,「平年並み」から「やや良」の収量となりました。
 

   また,年々,水田雑草の残草が目立つようになってきているため,除草剤を使う場合は適切な水深を保つことによる農薬効果の維持や秋季の畦畔除草剤散布による春から初夏の畦畔草刈りの労力削減など,上手な除草剤の使い方について説明しました。地域によっては,特異的な雑草が残ることもあり,ほ場の状況を確認しながら,農薬の特徴を理解し適切に薬剤を選定することが求められます。

 当普及センターでは,今後も関係機関と協力しながら水稲の栽培技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910
         


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営農再開に向けて,石巻市大川地区にトラクター配置!

2013年11月06日 10時15分43秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 石巻市が復興交付金を活用して整備したトラクター2台が石巻市河北町大川地区の㈱宮城リスタ大川に届けられました。

 トラクターは,津波で被災した地域の農業復興に向け先進的な担い手の育成のため石巻市が整備し貸与するもので,80PSの大型でうち一台はセミクローラー型のものです。

 ㈱宮城リスタ大川では農地の復旧の遅れから,本格的な営農再開には至っていませんが,来年には水稲60haの営農再開を進める予定で,今後このトラクターがフル稼働することになります。

 オペレーターとなる若手担い手は,大きなトラクターの操作に戸惑いながらも「復興に向けて,農地や機械の整備が進み,前向きな気持ちになれる。」と地域農業の再開に確信を持ったようです。

 ㈱宮城リスタ大川は,農地を守り,地域に根差した産業を興して雇用の場を創出し,かつてのように子供たちが学校で学び集う地域の復興を目指して本年5月23日設立し,活動の展開を図っています。

 普及センターでは関係機関と連携して,会社設立の諸準備や経営計画の策定支援や営農に向けた取組を支援しており,今後も地域の復興に向けた支援を継続していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999


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