宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾・大崎地方若手花き経営者育成セミナー

2011年02月04日 14時26分46秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  大崎農業改良普及センターでは美里農業改良普及センターと共催し,さらにさらに栗原農業改良普及センターとも連携して,県北部の若手花き生産者を対象にセミナーを開催しました。生産者19名,農協職員1名が参加しました。
 大崎から栗原地域にかけては,花きの生産者が相互に連携した活動が少なく,特に若手生産者は,研修会や交流の場が少ない現状にありました。20~40代の花き生産者は,27名で、その方々を対象に,経営者としての資質向上と生産者同士の情報交換を目的にセミナーを開催しました。
 はじめに,美里町の小野寺拓さんのストックのほ場と大崎市鹿島台の(有)マルセンファーム千葉哲也さんのキクほ場を見学させていただき,その後,参加者に共通課題である害虫防除をテーマに,宮城県農業・園芸総合研究所上席主任研究員の宮田將秀さんにご講義いただきました。
  栽培品目が異なることもあり,お互い面識が少ない様子でしたが,セミナー終了後の情報交換会では,活発に意見を交わす姿が見られ,お互いに良い刺激を得ているようで、大変有意義なセミナーとなりました。
 今後は,対象者の意向を汲みながらテーマ設定して,継続して開催する予定としています。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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農産加工取り組みに向けて

2011年02月04日 09時24分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大崎農業改良普及センターでは,プロジェクト課題として,色麻町下高城営農組合を対象に園芸品目の定着を目指して支援を行ってきました。同組合ではごぼうを柱に大根・白菜などの作付けを転作田で行っています。
 今後同組合では新しい取り組みとして農産加工を考えていることから,地域の特産品であるごぼうの農産加工に取り組んでいる,福島県会津坂下町にある任意組織「百姓ハウス」を視察しました。「百姓ハウス」では地域特産品のごぼうや地元産小麦を利用した商品を独自に開発し,県内で実施された加工コンクール等でも多数入賞する実績を持つなど地域の活性化につながる活動を実施しています。
 女性の活躍で地域が活性化している様子を身近に感じ,研修に参加した女性農業者は,農産物を直接販売するより農産加工を行うことで付加価値が何倍にも増加することを痛感し,加工に対する意欲が高まりました。

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