長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

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「カトパンと結婚させろ」と結婚相談所に来る金持ち男の共通点

2017年03月21日 20時11分46秒 | 日記





























「カトパンと結婚させろ」と結婚相談所に来る金持ち男の共通点




なぜか金持ちに多い「カトパン」との結婚願望

 前回、前々回と尊敬婚の素晴らしいカップルの話をしたが、お金を持っている女性はそこまで大きな勘違いをせず、新しい結婚スタイルを見つけ始めている。

 一方で、お金を持っている男性のなかには、いまだに勘違いをし、婚活の際もおぞましい要求をしてくる人もいる。

 ある日、40代の大阪在住の年収3000万円男性が、私のもとを訪れ、こう言った。

「カトパンと結婚したい」

 カトパンとはもちろんアナウンサーの加藤綾子さんだ。

 理想ならまだわかるが、それが本気なのだ(じつは、金持ち男のカトパン指名率は高い)。

 35歳を過ぎると、自分がどういうレベルなのか客観的に見られなくなる人が多い。

 特に、見た目に気を遣う独身男性はぐっと減る。きっと、周りに身なりについて指摘してくれる女性が少ないからだろう(爪の間にアカが溜まっている男性の多いこと!)。

 そういう男性に限って相手に10歳以上年下の女性を希望する。若い女性が相手なのだから、身だしなみのだらしなさを理由に断られることも多いのだが、自分は「稼げてイケてる」と思っているので、断られたのがなぜなのか、わからないようだ。

 せっかくなので、究極のカトパン男の話をしよう。






自分の年収は5億円妻への生活費は月30万円

 学歴証明など他の書類は一切持ってこず、年収(年商ではない)5億円の収入明細を持ってきて、「入会させろ」とやってきた。

 そしてずばり、「何でもいいから俺とアナウンサーを結婚させろ」と言うではないか。

 あちこちの結婚相談所を回り、「その辺のアナウンサーではなく、キー局のアナウンサーと結婚させろ」と言って回っていたら、「植草さんならなんとかなるのでは」と聞き、マリーミーにやってきたらしい。

「金はいくらでも出すから」としつこく繰り返すのだが、私だって人身売買のような真似は絶対にできない。

 無理だと突っぱねて帰らせても、別の日にまたやってきて同じ要求を繰り返す。

 とはいえ、結婚したい人をぴったりの結婚相手に出会わせるのも私の仕事だ。そんな気持ちから、「私の会員たちのなかにはたしかにアナウンサーもいるが、ほかに何か条件はないのか」と彼に聞くと、耳を疑うようなセリフを言った。

「稼げる女がいい」

 5億円も稼いでいるのに、「自分は稼げる女しか認めない」というのだ。

 気になったので、結婚した後に妻に渡す生活費はいくらくらいか、と尋ねてみると、返事は「月に30万円(年360万円)」。

 豪邸もキャッシュで買っているし、生活費なんて食費くらいだから月30万円もやればおつりがくるはず、とのこと。残りの4億9640万円はどうするつもりなのだろうか(ちなみに、結婚相談所への入会金も会社の経費にしようとしていた)。

 5億円カトパン男は、このようなやり取りののち、いつの間にか現れなくなった。


「カトパン男」はなぜ共通してセコいのか

 こうしたカトパン男たちの共通点は、意外かもしれないが、こうした「セコさ」にある。

 稼いでいる人ほど「費用対効果」にこだわり、みんなに見える部分となる「豪邸」や「高級車」を買うことはあるのに、見えない部分はとことんケチる。ごはんも割り勘だったり、自分の服はユニクロでしか買わなかったりするものだ。

 生活費も思ったほど妻には渡さないということも多く、裕福な男性と結婚しながら苦労している女性も少なくない。

 配偶者の位置づけも微妙なところだ。たとえ稼いでいたとしても、その男性が必ずしも女性に対してお金を使うとは限らない。女性を持ち物の1つくらいにしか見ていないからだ。

 結局はカトパンと結婚できた自分をアピールしたいだけなのである。

「カトパンと結婚したい」と本気で言っている男性がいたら、いくらお金持ちであろうと、女性は全力で逃げていただきたいものである。

(結婚相談所マリーミー代表 植草美幸)




















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