長尾景虎 上杉奇兵隊記「草莽崛起」<彼を知り己を知れば百戦して殆うからず>

政治経済教育から文化マスメディアまでインテリジェンティズム日記

金融危機から脱出するには

2010年06月16日 10時53分23秒 | 日記

         金融恐慌から脱出するには? 
  
 デフレが長期間しています。政権は「デフレ判断」をしましたね。かなり遅い判断です。デフレスパイラルは(物価下落→売り上げ減→給料減→消費低迷→)のサイクルです。消費者物価指数が2・4%下落しましたね。子ども手当て月2万6000円など無理です。今度の衆院選までに日本経済はデフォルトしてしまいます。「消費税15%にしてはいかがか?」とIMFにいわれること事態恥ずかしいことです。スウェーデンの消費税は25%ですが老後の安心という「見返り」があるため国民は誰も文句はいいません。25%とはいかないまでも消費税15%はありではないか?円高(14年ぶり84円台)デフレスパイラルです。ですがIMFは世界不況は「終結」したと宣言しましたね。まあリーマンショックからはひと息ついたということです。が、個人向け国債の人気が低迷しています。目標の6割、1・1兆円の減収です。NYの株価が1万ドルに回復しましたね。が、アメリカ合衆国の財政赤字が1兆ドル(129兆円)という深刻な状態は続きます。まだ世界経済は余談を許しません。また予算案について予算15・4兆円のうち執行8・3兆円、未執行7・1兆円です。未執行予算を減らすと地方が困るという。が、天下り団体に流れているだけです。地方には迷惑がかからない。オバマ米国大統領は挨拶で21世紀を牽引していくのは米国と中国だという。2010年には中国は日本を抜いて第二位の経済大国になります。ニューヨークでのサミット会議には胡錦涛国会主席は出席しました。米国の大統領と会談しましたね。時代はG2G20なのです。日本は20分の1の価値の国になった訳です。例えば中国と日本は2003年まで2000億ドルくらい米国に輸出して売っていました。それが2008年には日本が4000億ドルくらいで中国は8000億ドルです。米国への投資は日本は800億ドル。中国の400億ドルです。それが差がどんどん縮まります。10年後は倍以上抜かれているでしょうね。また留学生も中国インドがダントツで日本人はあまりアメリカ合衆国に留学生として行きません。「草食系男子」は留学や野心がないのかもしれない。アメリカ人からみたら「日本はどこにいった?」と思うかもしれない。 FRBは連邦公開市場会(FOMC)が景気底入れを宣言して、29兆円の支援を凍結する予定だという。だが、ゼロ金利は続けるという。だが、財政出動の「出口戦略」はまだはやい。が、少し補足しますが、アメリカの経済はだいぶ良くなっています。また中国経済も凄いです。ギリシャの財政危機から端を発した金融危機ですが、悲惨なのはEUだけです。女性の再就職環境。日本ではいわゆる「出産子育て後」に女性が就職できるのはコンビニかスーパーや工場のパートタイマーだけです。これは高卒専門学校卒業生と同じレベルです。悪質なのは女性の場合は学歴があってもパートタイマーなことです。だから子供がいらないと女性が思っている訳です。日本は今不況でデフレにあります。失業率5・4%求人率0・43%です。新車販売数は回復しました(また中国頼み)が、マンション着工が過去最低レベルです。確かに工場単純労働は中国に勝てないでしょう。何故なら中国人の人件費が日本人の30分の1だからです。が、日本には「世界一の技術」があります。アイデアで乗り切ってください。頑張ってください。リーマンショックからしばらく経ってパニック状態は納まったって思う。が、不良債権を莫大に抱えた金融機関や個人が大量に発生しました。金融と家計のバランスシートを回復しなければ経済的発展や回復はありません。それと学歴がなくとも成功出来る社会を作ることです。また、ここのところ企業の資金調達運用が回復だという。が、09年一月から六月までの企業倒産件数は8000件、負債は4兆円で深刻です。株価も下落して円高が加速しています。10年までの日本のGDP(国内総生産)がプラス0・5%から0・7%に増加することが明らかになったものの、深刻さはなお続きます。また政府は来年度のシーリング(概算要求)を95兆円にすることを明らかにしました。それを査定で削減して無理やり92兆円にしましたね。やはり景気刺激策にはかなりいるようです。50兆円はまた国債になります。つまり借金です。与党としては景気回復だけは実績として残したい訳です。まあ、妥当でしょうか。わかりません。景気回復はまだ先です。なお、消費税ですが日本の5%は諸外国と比べて低く、このままなら増税25%です。増税に至る前のシステムとフロチャートが必要で、徹底的な歳出削減と経済成長を優先してそれまでは増税をするべきではない。法人税相続税贈与税廃止で本来ならば日本は年目4%から5%の成長ができるんだけどね。馬鹿ばっかりだから成長出来ないのです。雇用リスクが大きなアドバンテージです。IMFの2009年の世界経済成長率は-1・4%(日本-6%、米国-2・6%EU-4・8%中国+8%)です。神風財政のようなお金じゃぶじゃぶでは駄目です。山高ければ谷深いです。今は谷底です。V字回復は無理じゃないか。W字回復するでしょうね。つまり二番底です。必ず二番底を打ちます。麻生さんみたいな100兆円お金じゃぶじゃぶでは駄目です。財政出動の過剰の問題はない金を遣うことと、国家政府頼みになるところです。強制経済はよくありません。ただ悲観的なことではよくありません。これからはグリーンニューデールとバイオでしょう。アジアは日本化つまり貯蓄に偏り過ぎです。戦前の大英帝国や戦後のアメリカ合衆国のような「屋台骨」を中国がなれるか?というのは違います。中国経済はまだ弱く、過大評価は危険でしょう。中国経済はまだ不安定です。アメリカ合衆国の代わりは無理やり過ぎです。まあ、100兆円も使ったらそれは少しは景気回復するでしょう。が、二番底を覚悟してください。今は「偽りの夜明け」です。実は世界中にどれだけ金があるかというと1京6000兆円です。そのうちいわゆるホームレスマネーは6000兆円です。日本もアメリカ合衆国のような「ストレスチェック(金融機関の負債額の格付け)」をやってみる覚悟をするべきなのです。日本はよく「ものつくり」の国と言われます。が、アメリカ合衆国が「ものつくり」を忘れたか?というのは違います。実は世界中の優良百社の中に米国企業は60社入ります。日本企業は8社だけです。アメリカ合衆国の世界的巨大企業は例えばコカ・コーラやインテル、ペプシコなどです。ポスト自動車は例えばグリーンニューデールなど環境商品です。今は米国ドルより実はユーロの方が通貨価値は高いのです。何故ならアメリカ合衆国がドルを大量に刷っていて、インフレの恐れがあるからです。大量のアメリカ国債を持っている中国と日本はダメージが大きい。経済的に言えば雇用の確保でしょうか。例えばハウジングプア(失業して住宅をなくした失業者)は深刻です。住所がなければ職業選択どころか公共サービス内容によってのサービスが受けることが出来ません。「日銀金融政策会議」が開かれました。課題は世界的な「普通株」の金融政策機関のフローです。が、待ってください。「普通株」は欧米の金融政策機関は大量に持っています。が、日本の金融政策機関は「普通株」をあまり持っていません。圧倒的に不利なマネーゲームです。また不況の財政難で小泉内閣での「骨太の方針」の社会保障金の削減基準2200億円は保留になりました。私は正しいやり方であると思います。が、但し「はこもの」や「無駄な公共事業拡大」だけでは駄目でしょう。まずは石油に替わるエコロジーグリーンニューディールへと舵をきる必要があります。経済的危機に対処出来る対策プログラムが必要です。あとちょっとだけですが、自民党と民主党のマニフェストを比べていくつかピックアップして見ました。自民党(10年後に2%成長)「方法不明」民主党(最低賃金引き上げ)「中小企業大混乱必死」自民党(200万人雇用創出)「方法不明」民主党(ムダ遣いゼロ)「未知数」自民党(幼児教育ただ)「財源不明」民主党(子育て手当て)「効果未知数」…景気が底を打ったのか、株価が一万円台を回復しました。それはリーマンブラザーズ破綻のいわゆる「リーマンショック」から「GMの破綻」で「もうこれ以上はない」という安堵感が広がったからです。これからはレガシィコスト(年金医療費などの負の遺産)をどうして解決するか?です。米国の社会福祉制度未加入者は2700万人(国民の六分の一)だからです。案の定政府はプライムリーバランス黒字化を先送りしました。財政出動か救済か?である。各国は「ガバナンスの安定」を打ち出して景気回復を狙う。私は40兆円50兆円遣うがカンフル剤に過ぎない。という意見には賛成できない。デフレになると安くてもものが売れなくなる。節約パラドックスである。つまり貯金するとものが売れず給料も下がる。景気完全回復まで私は3年から4年はかかるって思う。日本は輸出中心(GDP15、2%下落。輸出は25%ダウン)である。日本は失われた10年から2003年のゼロ金利政策で失われた16年になっただけでしょう。是非インフレターゲットをしてもらいたい。ドイツと日本は輸出中心ということでよく似ています。が、ユーロに縛られたドイツよりもっと財政出動ができる。信用フロー(金融の流れをよくする)と消費フロー(需要を作る)の二兎を追うべきだ。それがワイズ・スペンティングということである。「囚人のジレンマ」というものがあって今がそうですね。つまり逮捕された二人がどうして罪を軽くしようか?といって共倒れになった。デフレの恐怖は「囚人のジレンマ」なんです。金融危機では、金融工学の発展で21世紀型の金融市場になっていたのに関わらず、規制が追いつかなかった。金融機関の間で「何をしてもいい」という空白が生じていた。サブプライムローンの貸してや証券化したひとたち、商品を格付けしたひとたち、ファンドや投資銀行などに対する規制に空白が生じていた。規制がなくとも金融に携わるものなら、自己規律を働かせるべきだった。しかし、「法的には問題ない」という理由で、なすべきことをしていなかった。ただ、現在のように危機が終息していない局面では、新たに規制を導入することは注意が必要です。導入を急ぐあまり行き過ぎた規制になってはならない。専門家同士で時間をかけて、冷静な議論をするべきではないか。エコノミストの中には景気の底をうったという。中国マーケットが鍵です。まあ、中国マーケットは大きい。景気を本格的に回復させ、雇用拡大を実現するためには、民間需要を堀り起こし、内需を拡大させる必要がある。現在における眠っている需要に対した新しい仕事・産業の堀り起こしによって経済を再生させなければならない。失業率も下げなければならない。それには公共事業の転換、福祉などの雇用育成、観光などの新規雇用をふやさなければならない。役人にビジネスは無理だ。役人が成功出来るのはギャンブルだけ…。いたずらに税金を無駄に遣うだけで、「新銀行東京」などと言っていたずらに税金を無駄に遣うだけである。また高齢者の暮らしや、子育て、介護などで不安解消のための需要と消費を拡大させる必要がある。 高速道路無料化や公共事業を削減すれば大丈夫です。財政投融資や税金を金融や為替にばらまく前に、有望な中小企業や起業家に投資するべきだ。その際官僚ではなく、第三者機関が審査するべきだ。日本は今は世界第二位の経済大国(すぐに中国に抜かれる)であり1600兆円の個人資産がある。が、個人金融資産はほとんど老人がもっている。が、今は「買うべきではない」とみんな思っている。しかも個人金融資産の大半は預貯金に偏りかなり異常です(1600兆円のマネーを循環させる為に相続税贈与税を廃止してください)。金融ビックバンとはその個人金融資産をリカネントつまり市場に循環させることなんです。 銀行は特に1990年代から貸し出しを抑制し出しました。この背景にあるのはBIS規制と呼ばれる国際ルールなんです。BISというのは国際決済銀行のことです。国際ルールとは、BISが自己資本比率を八%まで維持するようにというルールです。日本の金融は弱いから世界では通用しません。自己資本比率も七%以下です。1990年代まで世界的に競争しているのはだいたい二七億人だった。が、ソ連がロシアになり13億人の中国も市場に入ってきた。市場経済競争は六十億人になりチャンスが広がった。だが、経済産業省が企業支援をした訳ではないだろう。トロン、CD、MD、DVD、有機ELにしても、民間のアイデアである。トヨタ、ソニー、パナソニック、東芝など戦後の企業は企業家がいかに大事か産業にとっていかに大事かわかる。旧・通産省(現・経済産業省庁)の貢献は、これらを、株主、法、カネ不足、人材不足、組合など産業の敵から守ってくれたことでした。これから経済産業省庁がやらなければならないのは、ビジョンを国家レベルに移すことや地方分権(廃藩置県でなく廃県置藩)や産業の新興は企業の自主性にまかせること。経済産業省庁は何もせずすべて民間に任せ何もせず、傍観していればいい。

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国会議員とは何か

2010年06月16日 10時51分55秒 | 日記

        国会議員とは何か 
 
国会議員とは何か?国会議員は日本では司法立法行政の三権分立の中の「立法機関」つまり国の法律を決める立場です。ちなみに霞が関の官僚役人公務員が「行政機関」つまり公共機関サービスを行う機関。「司法」はちなみに裁判官や弁護士など「法律で裁く機関」です。国会議員の正式名称は日本国国家公務員国会議員(もしくは国会代議士)です。実は国民はひとり250円払っていて、「政党助成金」という形で370億円払われています。政治家にです。だから、企業団体献金の廃止です。小沢一郎みたいな輩が私腹をこらすのは許してはなりません。 日本はアメリカ合衆国や英国などと同じく二院制度です。まずは参議院議員はアメリカ合衆国でいうなら上院議員です。参議院議員数は242人(アメリカ合衆国上院議員数は100人)30歳以上の日本国籍、衆議院議員はアメリカ合衆国でいうなら下院議員で衆議院議員の議員数は480人(アメリカ合衆国下院議員数435人)25歳以上の日本国籍のひと…などであります。参議院議員より衆議院議員のほうが強いのであるということです。この二院制ですが、明治維新後にイギリスの真似をして、衆議院と貴族院(公家や皇族)という形でスタートしました。第二次世界大戦後、GHQに一院制にしろと言われましたが二院制度でになりました。ただし、さすがに「貴族院」は廃止され、参議院がスタートします。ですが日本の国会議員(あるいは代議士)はあまりに地方に軸を置き過ぎます。国会議員(または代議士)は自分の地元に公共事業(ダムや道路や空港やライフラインもしくはインフラ)を斡旋し過ぎです。また頭が悪くて官僚役人の「作文」を棒読みし過ぎです。まるで官僚のロボットです。実は日本を動かしているのは政治家ではなく「官僚たち」です。国会議員の「質問」も「答弁」も全部官僚たちが作成しています。国会議員は「官僚たちの操り人形」と化しています。また、以前に村木厚子さんというキャリア官僚がいわば「(政)案件」(政治家への口ききご機嫌取り)で逮捕されたけどほとんどのキャリア官僚(国家公務員第一種試験という難しい試験合格者)は刑事罰金刑にでも犯さない限り天下りや渡りと呼ばれている行為でがっぽり儲けます。天下り費用だけで年間17兆円です。麻生自民党総裁は衆議院の解散をしましたね。自民党はボロ負け必見です。また政治家も特権だらけです。まず交通費がただです。というか1ヶ月で交通費を100万円もらえます。なお文章構成費用ならびに議会雑費用が出て極め付きは会議に出席するだけで1日六千円もらえます。が、政治家は選挙で負けると「ただの一般失業者」です。その点では「官僚」は落選して失業者になるリスクがありません。また「天下り」と言って各部門担当省庁の関連指導会社あるいは行政法人に退職金をもらった後で「取締役」などで一週間に数時間だけ出勤するとか「元いた関連省庁の仕事からの事業公共事業指名」を成すことで一年で何億円とか。「渡り」と言って退職金と高額給与と高い待遇で会社から会社に横にスライドしていきます。日本は「官僚天国」であり「霞が関幕府独裁国家」だということですね。何故解散の時に「万歳」なのか?分からないけどね。8月14日告示、8月30日投開票です。まあ、民主党が政権を取っても同じレベルですよ。自民党Aから自民党Bになるようなものですから。日本新党の細川さんや社会党の村山富市さんがトップになっても何も変わらない国ですよ。民主党には自民党の元・議員がいっぱいいます。自民党と同じレベルですよ。民主党も自民党もかわりませんでしょうね。自民党は「完全新卒雇用」つまり大学卒業の連中を完全に就職させるという。この公約自体が「悪」だと私は思います。大卒40万人のうち就職しているのは32万人。なぜか?就職できるレベルに達していないからだ。不出来な連中に助成金100万円もやるなら、その金で職業訓練や社員として働ける事務教育をすればいい。 総選挙は衆議院だけ「総選挙」なのは衆議院全員が選挙をするからです。参議院は五年に一度半数だけやるから只の「選挙」です。選挙の投票率をあげる為にいろいろな事があります。が、選挙は義務ではありません。権利です。国会議員は我々の税金を遣うひとを決めることです。選挙区は選挙区の広さではありません。大選挙区はひとつの選挙区で10人とか中選挙区では5人とか小選挙区ではひとりです。小選挙区比例代表並列制度とは選挙区の死に票を活かす為に政党に投票するもので、北海道や東北ブロックなど分かれています。よく「復活当選」などというのがあります。これは政党ごとに当選順番があり、また「惜しい負けかた」をすればそのひとが当選します。比例代表だけとは必ず当選させたいひとを一位の順番にする訳です。だから、自民党議員は麻生内閣の不信任案に青票(ノー)を入れて公認を外されないようにした訳です。なお、選挙は早朝一番にいくと箱の空を見せてくれます(私は一回経験しました)。 また「首相公選制度」ですが、首相と多数党が意見が違いで「法案」が通らないことがある訳です。またタレントやアイドルやポピュリストが選ばれない為には衆議院議員の推薦を必要ですね。「当選速票」でテレビ放送番組で何がしか当選と「当選確実」を出しますが、これはマスコミが投票アンケート調査や投票アンケートをして「この人は投票確実だろう」という訳です。 選挙は不正があるという。お金をもらって…とか贅沢接待は駄目です。お菓子や食べ物提供は一日千円以内です。個別訪問も選挙期間中の携帯サイトやメールやインターネットサイトは駄目です。タレント議員は友達のタレントを呼ぶけど「このひとを宜しく」だけならいいのですが、歌を歌うのが選挙違反です。 今、衆議院議員落選族は「ただのひと」です。だから失業中な訳です。金帰火来(きんきからい)と言って国会議員は金曜日に地元選挙区に帰り火曜日に国会議事堂に帰ってきます。議員の給料は1ヶ月140万円くらいです。プラス大臣なら1ヶ月200万円くらいです。まあ、政策立案スタッフは年収2000万円くらいです。 が、政治家は金がかかります。ハガキを一万人にだしたら80万円です。地元選挙区の維持費に広報活動費用…。その為に政治パーティーで「パーティー券という金」を貰う訳です。お金をかけない為にパーティーではカレーライスや焼きそば焼き鳥です。なお、政治家は定年がないです。まあ、政党で違います。定年は必要です。ボケ老人が当選しても意味がありません。  
  

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維新2

2010年06月16日 10時50分35秒 | 日記

 
 
新世紀維新 6 16 知的革命 知価革命社会化したアメリカ合衆国とイギリスと「近代工業社会化」を完成させた日本や中国、アジア諸国との差がある。日本や中国は「まず教育を受けて所得の高い職業につき、貯蓄して消費する」。しかし、アメリカ合衆国やイギリス人は「欲しいときに買い後で支払う」というローン心理社会であった。が、だからといって単純に「モノつくりを忘れた超大国・アメリカ合衆国」という考えは的を得ていない。世界中の優良会社百社の中にアメリカ合衆国の会社は60社入る。日本は8社だけです。「アメリカ合衆国はモノつくりを忘れた」のではなくユニクロみたいに「製造拠点」を人件費の安い中国やメキシコや東南アジアに移動しているのです。 日本はサブプライムローンの被害額がもっとも少なかった。世界的に4兆ドルの被害の中に日本は1500億ドル以下、世界の4割であった。 なのにIMF(国際通貨基金)での発表では成長率が6・2%も落ち込んだ。アメリカ合衆国は2・8%なのにである。すべてはシステムの老朽化です。官僚依存のシステムの老朽化です。官僚依存からの脱却(医療、介護、教育、保育、経済外交…)不況のときはモノ、ヒト、カネがあまる現象がある。不況のときは独創性と勇気があれば「社会的成功者」になれるのではないか。儲けられるのではないか。 17 革命は静かに 体制全体に関わるような大改革は、はじめる前から鳴り物入りで叫んではならない。反対派は身構えるし、賛成派は過剰に期待して過激な提案をする。結果として中国のとう小平さんの「改革解放経済」は成功して、ペレストロイカの旗で鳴り物入りでやったゴルバチョフさんの改革は失敗しました。 世界経済大グローバル恐慌の損失は40兆ドル。日本が何故景気回復しないか?は「改革の遅れ」です。先進国は頭を使い、新興国はモノつくりです。頭を使えば「第二のGoogle」「第二のビルゲイツ」になれます。地方でいいのです。マイクロソフトはシアトル、Googleはカリフォルニア、ペプシコはダラス、フランスのエアバスはツールーズ、フォルクスワーゲンはニーダーザクヤンです。 18 アメリカは「末期不況」 アメリカ合衆国の不況は「末期不況」である。 ブッシュ前大統領は「大不況」を知りながら、選挙を考えて話さなかった。ただ、1690億ドル(18兆円)を各納税者に送りつけた。そのほとんどはローンの返済にまわり、景気回復にはつながらなかった。オバマは高福祉志向だ。10月から12月の赤字は予想で1兆7000億ドルで、「四年間で赤字半減」とオバマはいうが、それでも年間9000億ドルである。赤字は続く。ドルの「垂れ流し」でドル安だ。円高ではない。ドル安なのだ。ユーロは国際基軸通貨にはならない。中国の元も同じレベルです。しばらくは円高が続く。 19 中国は一年で立ち直る 中国は一年で立ち直る。2010年からは世界第二位の経済大国になります。中国とインドは人口超大国です。中国は13億人。インドは11億人。2か国だけで世界の人口の4割です。(別資料参照)ブラジルは強いのは広大な土地と天然資源である。コーヒー、食肉類、オレンジ、鉄鉱の生産で世界第一位です。ただ、ブラジルの泣き所は石油と天然ガスが出ないことです。が、バイオエタノールの資源大国です。ロシアは遅れた国で、石油と天然ガスだけの大国です。BRICs(ブリックスブラジルロシアインド中国)の中でも大国はやはり中国ですよ。 20 世界の損失4000兆円 「100年に一度の大恐慌」は終わっていない。グローバル化の三原則は、市場、資金、コンピューターです。額に汗して働くのも、アトリエで策略を巡らすのも同じく労働ですね。ビジネススクールでMBAをとっても、ひとりで売れる「特許」も考えられないなら「無能」ということですよ。 例えば、デリバティブは「もともとは江戸時代のコメ取引が発祥」という。今は知恵の時代である。サブプライムローンの「危険性」もわからなかったのも「無能」ということです。知恵次第で幾らでも儲けられるのである。今や知恵次第で世界は変えられる。頑張ろう!頑張ってもらいたい。いや、頑張ってください!  
 

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AAU(アジア共同体)構想

2010年06月16日 10時48分40秒 | 日記
 
 
 
      アジア共同体(AAU)
 
 自由貿易交渉いわゆるFTAで日本はEPA(経済連携協定)で日本は出遅れました。アフリカ支援金が1・8兆円に決まりましたね。政府はEPAでの交渉を諦めて、WTO(世界貿易機関)を軸に考えているそうです。何にしても交渉の停滞は致命的でしょう。誰かがAPEC(アジア太平洋経済協力会議)で交渉するべきなのですという。が、アジアとアメリカ合衆国が(しかもヨーロッパまでが)集まるまるで国連のような経済協力会議では話になりません。戦前の大英帝国、戦後のアメリカ合衆国のような代わりを中国に「屋台骨」として期待しても無駄です。中国を過大評価しては危険でしょうね。中国経済はまだ弱く、戦後のアメリカ合衆国のような代わりはまだ無理じゃないかと思う。日本は「ものつくり」国家です。が、だからといってアメリカ合衆国が「ものつくり」を忘れたか?と思うのは違います。世界優良百社の中にアメリカ合衆国の企業は60社入ります。日本企業は8社だけです。アメリカ合衆国の企業は世界的巨大企業です。例えばコカ・コーラやインテル、ペプシコーラなどです。ポスト自動車はグリーンニューデールの環境商品です。アジアはアジアでまとまるべきなのです。BRICs(ブリックス)という新興国がある。国名ではありません。それぞれブラジル(人口1億人GDP1兆ドル)、ロシア(人口1億人GDP1兆ドル)、インド(人口11億人GDP1兆ドル)、中国(人口13億人GDP3兆ドル)などである。ロシアは石油ガスのエネルギー資源国。ブラジルは農業資源国です。またアジアの工業新興国の中国とインドは私の私案AAUの加盟国です。景気刺激策が効果を表しているのが中国とインドです。株価が右肩上がりです。中国は最近中に日本を抜いて世界第二の経済力を持つだろう。つまり日本は第三の国に落ちぶれるということです。ブラジルは日本より高くなり、ロシアは日本より株価が低いものの右肩上がりです。 今、日本にはAPEC(アジア太平洋協力会議)などがあるが、アジア、EU、アメリカなどがほとんどごちゃごちゃになっている感じです。南北アメリカにはNAFTA、ヨーロッパにはEU、アフリカにはAUなどあるが、アジアだけの共同体というものはない。日本とフィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシアのASEAN(東南アジア諸国連合)諸国、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、ブルネイを加えた国で共同体をつくるべきだ。 その名称はAAU(アジア共同体)、こう書くと戦前の「大東亜共栄圏」をイメージする方もいるかもしれない。しかし、そういう日本だけが得する共同体ではなく、互いの国が共通の利益を共に守り合う構想である。 そのさいリーダーは日本ではなくシンガポールであるべきだ。シンガポールは日本の淡路島の大きさに満たない小国ながら、大中継点として発展し、外交もうまい。副リーダーは中国でいいだろう。アジアの中の日本人像は「ブロンドの髪に青い目で肌だけは黄色」 という異国人である。そんな日本人がリーダーでは駄目なのだ。石油はインドネシアやブルネイが中心になる。オーストラリアの国土の半分の天然資源は手付かずという。50年というスパンで開発計画は可能です。森林資源もマレーシア、インドネシア、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンに豊富です。また、フィリピン、インドネシア、タイ、マレーシアは農業国だから資源国になりえる。何故オーストラリアとニュージーランドをAAUに入れるのか? それはオーストラリアとニュージーランドは白人国家で、イギリスのコモンウェルズ(英連邦)だからだ。アメリカとイギリスと肌の色が同じであり宗教も人種も同じだ。「肌の色が違うだけなのに……」というのは甘い。なぜアメリカがドイツでなく日本に二回も原爆を落としたのか考えたらいい。彼らの中に日本人は人種的にワンランク下だという心理があるからだ。オーストラリアとニュージーランドはアメリカと同じアングロサクソン系人種である。ドイツはゲルマン系、第二次世界大戦ではアメリカイギリスに見捨てられた。しかし、アングロサクソン系国で見捨てられた国はなかった。オーストラリアとニュージーランドはAAUが人種的に叩かれない為の切り札である。オーストラリアとニュージーランドもアジアの一員と自覚している。だから朝鮮戦争のとき数万人もの兵士を送ったのである。今こそアジア共同体で本当の自立をしようではないか。 AAUには当然人口10億人のインドももちろん必要である。かっては貧乏だったインドもバンガロールではコンピュータープログラム、ニューデリーでもかなり勢いがあります。AAUには絶対必要であります。 
 
 

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裁判員制度wikpidia

2010年06月16日 10時47分21秒 | 日記

裁判員制度

2004年5月裁判員法成立、2009年5月裁判員法施行、2009年8月に初の裁判員裁判が開始されました。何故一般のひとが裁判に参加することになったか?は日本の裁判は「お上が取り行う」ということでプロの裁判官が行っていました。しかし、1980年代から死刑囚の最審無罪、つまりえん罪が相次いで明らかになり、弁護士から「裁判官は検察官の主張を採用し過ぎる」との批判が強くなったからだそうです。最高裁や法務省は消極的でしたが、五年という異例の周知、準備期間を経て今年から始めました。日本には昔国民が裁判に関わったことがありました。戦前の1928年に国民だけで有罪・無罪を審査する陪審員制度が導入されて、484件審理されました。でも、国民の出した決論が裁判官を拘束しないシステムだった為に浸透せずに43年に停止されたそうです。なぜ「陪審員」でなく「裁判員」なのか?ですが、海外では事件ごとに国民が審理する陪審員制度と、審議制度があり、審議会はどちらを選ぶか激論になることがあり、松尾浩也東京大学名誉教授が参加する国民を「裁判員」と呼びましたそうです。事件ごとに裁判員6人と補欠3人裁判官3人で有罪無罪と量刑を決める日本独自案ができたそうです。最初の裁判員制度の事件は東京都内で近所トラブルで小島千枝さん(66、本名文春子)を藤井勝吉被告が刺殺した事件でありました。裁判員は女性5人に男性1人でした。裁判員は46人の中から選ばれました。裁判は裁判員がわかり易いようにコンピューターグラフィックやわかり易い言葉で行っていました。また死体の傷の写真にはさすがに目をそらしたり眉をひそめていたそうです。裁判員制度は私は反対します。なぜならプロではなくアマチュアが審理を行なうからです。プロの裁判官や弁護士なら冷静沈着に裁きが出来ます。が、ど素人は「感情論」になるに決まっています。例えば、山口県光市の母子殺害事件のような判例の場合、「被害者の本村さんのいう通りだ!」「犯人元・少年は強姦魔だ!」などとなるに決まっています。そもそもなぜ国民が参加する必要があるのか意味がわかりません。参加するにしても何故「凶悪事件だけ」なのでしょうか?もっと軽い万引きやひったくりでは何故駄目なのでしょうか分からないです。私は参加したくありません。国民の7割が参加したくありませんと言っています。意味がわかりません。何故「凶悪事件だけ」なんですか?もっと軽い万引きやひったくりでは駄目なのでしょうか分からないです。説明してください。またいわゆる「時効」が廃止されました。「逃げ得を許さない」それはそれでいいのですが、犯罪から30年や50年喪たつと供述やアリバイ、証拠も散在しますし、「30年前の5月4日の午後何をしていた?」などときかれてもアインシュタインでも答えられない。足利事件のような冤罪をどう防ぐのかが課題です。今回は官僚の「天下り」についてです。天下りは有名でしょうが、本当に知っているひとは少ないです。民主党政権は天下り早期退職を禁止にする方針です。が、公務員を65歳まで勤務させていくとやはり無断な仕事をまた造る可能性はありますね。公務員の2割カットにしても(私は個人的には3割カットボーナスカットするべきだと思う)官僚や役人が反発するに決まっています。公務員は低給料ですが「天下り」で何十億円くらい(税金を)貰う訳です。八ツ場(やんば)ダムにしても50年間で3600億円使ったらしいけど何千人の官僚が「甘い汁」を吸ったことでしょうか。すべては「天下り」が原因な訳です。官僚に「65歳定年」を聞くと「いらない老人事務次官が永くいすわって人事が沈滞する」と答えます。公務員も民間企業のように「抜擢」や「降格」「外からも人材抜擢」をするべきです。でも公務員改革は明治以来の「公務員給料法」をかえないと無理です。あのマッカーサーでさえかえられなかった法律です。民主党は出来るでしょうか?みんなの党は「内閣人事局」を提案しています。霞が関幕府を倒せるか?官僚の新人はまだ「改革意識」があるそうですが…。「身分」から「職業」へです。まあ、頑張ってください。  
          教育の失敗、ノブレス・オブリージュ
 
  現在、「官僚の天下り」は4500の特殊法人団体に2万5000人が天下りして毎年12兆円が無駄になっています。官僚とはキャリア役人のことです。キャリアとはかなり難しい国家公務員試験をパスした役人のことでおもに中央官庁(霞が関)に勤める 官僚のことです。 おもに東京大学法学部卒業が多いといわれます。何故かといえば東京大学(旧・帝都大学)法学部は元元、「官僚を育てる為に作られた大学」だからです。東京大学以外でキャリア試験をパスしていないひとは「ノンキャリア」といわれなかなか出世することが出来ません。そんな中で逮捕されました村木厚子容疑者は異例の出世をしたことになりますね(村木氏は無罪の公算だそうです。部下の証言に信憑性がない、というのです。なんか裏がありそうな話です)。また官僚の騙しのテクニックを教えます。官僚は正面からは抵抗しません。例えば霞が関文学というのがある。「財政」は予算編成のことです。「調査審議する」は予算編成を含まないことです。すれ違い答弁もします。とにかくくねくねといい逃れます。「完全無料化」と「完全に無料化」は「に」が入っただけでかなり違います。にが入ると「完全無料化」ではなく民間法人や国の持ち株主化も含まれる訳です。 官僚の主な仕事は「国会対策(政治家の答弁)」です。 つまり政治家がどんな質問をしてどんな答えをするか決めて「作文」を作成することです。政治家は官僚の「操り人形」のようなものなんです。だからこの統治能力をなくすべきです。官僚が「政治家の作文を造るのは止めさせて」政治家に自分自身の頭で考えさせることです。 官僚にももちろん定年は「建前として」あります。が、官僚社会は完全なピラミッド形式です。一番偉いのは大臣(政治家)ですが、官庁のトップは「事務次官」です。ですが事務次官はたったひとりしかなれません。当然ながら歳をとるごとに「間引き」される訳です。 だから官僚は定年前に省庁の関連会社に天下りする訳です。ですが「再就職」とはいえ、官僚はハローワーク(職業安定所)で職場を探す訳ではありません。退職金何千万円を貰った後で「渡り」と言って出身省庁関連会社役員など数年間だけ席を置き、次々と会社役員などを渡り歩き、その度々に「何千万円」もの退職金を貰います。合計金額は何億円の退職金を貰うそうです。その再就職先で元・官僚は何日も出社せずに、官庁と天下り会社の「口聞き(公共事業の斡旋など)」をするだけです。 能力が本当にあるひとならいいんですが…。まあ、一般会社では「渡り」はもちろん「官庁省庁による再就職活動」などすることはありません。官僚はハローワーク(就職案内所)で再就職活動をしてください。それがノーマルな就職活動というものです。とにかく「天下り」や「渡り」を禁止してください。官僚はハローワークに行って就職活動をしてください。 まあ、天下り先の公益法人の廃止ですね。 よく聞かれる「友愛」とはプリンシィプルやノブレス・オブリージュではないだろうか。「友愛」を一般化することなど不可能です。意味もありません。猿の世界を見ればいい。ボス猿は仲間の嫌いな猿をいじめ抜く。いじめられた猿は隅で小さくなっている。人間は猿とは違う。いじめられたら「負けたままで堪るか。今に見ていろ!」という人間が出てくる。この反発力が人類を発展させてきた。皆がニコニコ笑ってお互いが好きという世界はむしろ不気味だし、人間の成長もあり得ない。あのソクラテスでさえ死のまぎわは「私は知識の海の浜辺で貝殻を拾っているだけだ」という。あの天才のソクラテスでさえ「自分の無知」を認めて死んだ。なのにソクラテスの半分のIQもない輩がわかったことを言うのは醜悪です。私だって「知らないことばかり」です。もっと自分の頭で考えるところです。知らないことは知らないことです。わかったふりでは何も変わらない。お互い勉強不足ですね。頑張ってください。 また「お金儲け」のことですが、確かに「お金」は大事です。どんな綺麗事を言ったところでお金がなければ一切れのパンさえ買えない。それが現実です。だがだからと言ってホリエモンや小室哲哉のように「命の次に大事なのはお金だ!」では只の馬鹿です。よく論語と算盤というように「お金儲け」と「論語(道徳)」は両立するべきです。「命の次に大事なのはお金だ」では只の福永法源です。所詮、お金儲けには論語がないと只のホリエモンや小室哲哉や福永法源のように没落する。要は何の為にお金儲けをするか?だ。私利私欲では何も変わらない。民主党政権になったところで何も生活は飛躍的には変わらない。宝くじを買ったって当たる訳ありません。努力なきところでペイなきです。論語と算盤というように人間はいかになろうともプリンシプルを失っては生きていけないのです。悪銭身につかずです。努力なきところにお金儲けなしです。ホリエモンや福永法源や小室哲哉では意味がありません。もっとプリンシプルをしっかり持ってください。上杉の義を持ってください。それがプリンシプル(原理・原則)です。 またノブレス・オブリージュとは高貴なる責任です。高い地位やポジションにいるひとやパブリックサーバント(公僕)には責任がともなうということです。只の権力欲や出世心では高い地位やポジションについても失敗する。高い地位のひとには「社会的貢献の責任」がともなうということです。頑張ってください。 
 
 

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高速道路wikpidia

2010年06月16日 10時45分30秒 | 日記


高速道路wikipidea

「高速道路無料化」にたいしてのWikipediaです。民主党の道路政策でコメントをいただきました。まあ、そう硬くならないでこの項目を参考にしてください。高速道路新料金6月断念です。まずは道路会社(旧・道路公団)の借金は31兆円です。と言っておきます。あと、高速道路民営化の問題点についてトピックを紹介します。そもそも民営化の卸下問が正しいのか?(20年経過したら無料にするという約束だったが永久に…違法行為です)道路関連予算と料金収入を分ける大義名分がない。(道路公団は有料と無料の道路を用意すべきでありなければ重複投資が発生する)民営化したら所有権が移る。権限は?現在の負債は誰がいつ負担するのか?経営に失敗した道路公団を民営化の母体とすべき理由は?国民負担は国民に問うべきではないか?民主党政権は高速道路無料化で道路の通行料金で返済していた分は税金で補填するそうです。が、高速道路無料化は高速道路を使っていない方も税金でとられるということです。が、高速道路無料化ということは物流コストが下がり商品価格が下がり、充分ペイするという。高速道路の新料金が決まりました。(本州四国高速道路を除いて((フェリー会社の延命のため))高速道路料金は軽自動車で1000円、普通自動車2000円、トラック5000円。エコカー1000円。首都圏高速は普通自動車が500円から900円、大型で1000円から1800円です。値上がりの分の1・3兆円を無駄な公共事業(東京外環道、4車線化、IC拡大)高速道路は実質「値上」でした。が、小沢がまた文句をいって「7月の参議院選挙で値上だと勝てない」とまた朝令暮改のように「見直し」だという。馬鹿馬鹿しい。まじめに解説する気にもならない。しかも前原氏(国土交通大臣)がつっぱねると「見直しなし」だという。なんという頭の弱い内閣です。また環境問題は「高速道路無料化するとCO2が増える」というのがあります。が、確かに一時的には増えるけどずっと高速道路無料化なら必ず減っていくのは明らかでしょうか。それは専門家も認めています。またそもそも高速道路は本当はすぐに無料化する筈だったんです。1956年にさかのぼるけど名神高速道路東名高速道路の高速道路をつくるときに日本はまだ貧しかったから世界銀行から金を借りたんです。で、高速道路を造ったんです。その当時日本はまだ貧しかったから車も少なかった訳です。だから通行料金をとって世界銀行へ返済すればいい。そう考えた。(1990年に返済終了)が、田中角栄が出てきてかわりました。「料金プール制度」などと言って地方で高速道路を造り始めます。田中角栄は地元新潟県と東京の間に高速道路を造りました。またいろいろな地方が高速道路を造り始めます。それで旧・道路公団の借金が31兆円になった訳です。確かに最初は世界銀行から借りました。が、今は日本は世界銀行に金を貸している状態です。では道路公団はどこから金を借りていたのでしょうか?それは2001年までは国民でした。皆さんは財政投融資というのをご存知ですか?つまり財政投融資とは郵便貯金と簡易保険のことだったんです。その額は340兆円です。それが郵政民営化までは地方の高速道路工事に使われていたんです。だが、道路公団も民営化されました。今は旧・道路公団は銀行から金を借りて道路を造っています。日本高速道路保有機構が6分社化されてそれぞれ日本道路会社、首都高速道路会社、西日本高速道路会社、中日本高速道路会社、東日本高速道路会社、阪神高速道路会社です。だが、借金は31兆円です。が、何の無駄な高速道路を造らなければ2020年で返済終了します。が、道路は政治家の利権です。仕組みをかえて高速道路を造り過ぎない政策が必要ですね。せっかく民主党政権になったのだから「無駄な高速道路は造りません」ということをポリシーにするべきだ。せっかく民主党政権になったのだからです。また自民党議員みたいに道路利権にしがみつくなら民主党政権もおわりです。頑張ってください。 また財源ですがアイデアがあります。まずは実は13兆円もある道路財源なら17%(2,2兆円)削減することは可能です。それに道路建設費用・維持管理費用に当てる。更に31兆円の借金返済の為には新たに「車両プレート負担税」を導入する。これで、31兆円の借金返済に当てる。「車両プレート負担税」は自家用車なら年3万円、貨物なら年20万円です。あまり車を使わない人ならETCで料金収入を分ければいいのです。解決策はあります。財源ならこれです。


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新世紀維新  第五章 7

2010年06月16日 10時19分57秒 | 日記
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         文部化学省



        日本教育について

  日本の教育は今まではどういう教育だったかというと、「大量規格生産用の労働者」を作り出す教育であった。いわゆる昭和17年体制である。「大量規格生産用の労働者」というのはどういう労働者か?というと、わかりやすくいえば工場の流れ作業用の労働者ということになる。同じパソコン、同じTV、同じ車…そういうライン製造のための労働者を作る……それが今までの教育であった。規格製品には独創性は危険である。だから、今までの教育は創造性を悪とみなして、創造をさせなかった。なぜなら、工場の部品に自分だけの名前や改良をくわえられては困るからだ。だから、小学校はまだしも、中学生からは受験詰め込み教育や偏差値教育で、独創の根を絶つようにした。また、流れ作業は退屈であるから、それに我慢できるように個性を生かさず、欠点を克服するような教育をした。 すべて「大量規格生産用の労働者」である個性のない「平均的人間」をつくる教育であったのだ。「まんまる人間」「平均的人間」をつくる教育とは何か?それはずばりいうと、平均的に一律に同じ教育をすることである。そのために有効だったのが「学区制度」である。例えば、A地区に住む子供はA学校、B地区に住む子供はB学校…といったぐあいにやると平均化する。かりにA学校で音楽を重点的にやる…などとやれば音楽好きの一部の子供は喜ぶだろうが、他の子供は困ってしまう。そこで平均化が計られる訳だ。教科書検定などもその類いだ。私はこの「学区制度」「検定」をなくすべきだと主張したい。
 つまり学区を廃止して、越境通学を認め、個性ある学校をつくるべきなのだ。
 そうすれば、自分の頭で考え、議論できる子供も生まれる。
 では、創造性や道徳を育むにはどうすればよいか?
  それは、活字や新聞をよみ、「なぜこうなるのだろう?」と常に頭を働かせる教育をすることだ。…新聞を読む。とくに編集員のコラムや読者投稿はためになる。その他に経済欄、政治欄、ベタ記事…。なんでも知識開発にプラスになるから読ませる。
 そして、一週間に一回は投書させるのだ。もちろん掲載されることはめったにないが、それでも自分でテーマを決め、情報を集め、短い行数、限られた行数に文章をまとめることは頭の体操に繋がる。テーマが政治や法案なら勉強し、政策通になれるし、テーマが経済ならエコノミストのような気分になれる。教育についてなら教師の気持ちがわかってくるし、近所の子供のことなら子供の気持ちや劣化などがわかるようになる。
 そう考えると、載らなくてもいいから投書するのはいいことである。勉強になるし、頭の回転も早くなる。なにより、知識武装できる。諸葛孔明は晴耕雨読の日々で才能を開花させたらしいが、投書はそれと同じ位よい結果を生む。だから投書授業をさせるべきだ。 また、リーダーを育てる特別教育があってもいいし、ディベート授業があってもいい。そういう独創性のある教育が今、求められているのだ。社会人(警察官、弁護士、小店主、医者…)から話しをきく教育があってもいい。IQよりもEQなのだ。また頭がバカになるからくだらんTV番組はあまり長時間みせないように親は注意したらいい。
  日本の子供がおかしくなってから二十年くらいになる。そのプロセスで偏差値教育から学校週五日やゆとり教育などという学力低下原因の愚策教育までうまれた。
 しかし、日本の子供の”劣化”は深刻さを増している。子供に「将来なんになりたい?」ときくと、私や私の父母の世代なら「野球選手」とか「サッカー選手」とかいうところだ。 しかし今の子供の実に七割はこういう。「お金持ちになりたい」と。理由は簡単。お金があればなんでもできるから…。このどうしようもない拝金主義、拝点主義はどうしたらいいのか?
 私はボランティア研修教育だと思う。東南アジア、あるいはアフリカに点在する難民キャンプで、数か月間のボランティア研修をさせるのだ。まったく自分と違った世界に住む人々の苦悩を目のあたりにして、彼等のために働く。これほど国際性や思いやり道徳を身につけさせる理想的な手段はない。文部科学省は一秒でも早くこの私案を実施してほしい。 とにかく教育の基本は、社会に出たときに社会に迷惑をかけない人間にすることだ。嘘をつかない。いいつけを守る。年上には敬語をつかう。やっていいことと悪いことの判断をつける。挨拶をする。他人を騙さない。借金は必ず返す。他人の欠点を暴かない。他人を嘲笑しない。……一見あたり前のようだが、今の日本人の子供にはこの基本が欠けている。それを修正する教育を早めに実施しないと、日本という国は確実に滅びるであろう。 なぜなら、教育こそが国の盛衰の鍵となるからである。
  その教育が、その教育に携わる人間が「聖職者」ではなくなりつつある。そのいい例が、教師による女子児童着替え盗撮や暴行事件であろう。また、犯罪を犯さなくてもマニュアルだけで動く「サラリーマン教師」がばっこしている。日教組でハチマキをまいてデモをする教師はさすがに減ったらしいが、そんな輩を子供が尊敬するはずもない。しかも親の躾欠如と甘やかしで、”くだらん”ガキが次々に社会に出荷されていく。
 こんな日教組や文部化学省など廃止すべきだ。また、教師がサラリーマンだと自分で思っているのなら、タイムカードを導入し、優秀な教師のギャラを上げるようにしたらいい。 つまり競争原理を教師に課すのだ。
 マニュアル「指導要領」も廃止すべきだ。マニュアルがないと困るサラリーマン教師も多いときく。「総合学習」では何をすればいいかわからず、猫も杓子もボランティアや英会話のための外国人招集に走っている。子供に教える筈の教師がマニュアルに頼っているのだから愚かさここに極まれりだ。
 意外かも知れないが、日本の最高学府・東京大学にしても世界の大学ランキングでは100位にも入らないほど低レベルなのだ。大学卒=優秀、と思っているのは日本人だけだ。 この際思い切って助成金をカットして大学の進学率を減らし、少数精鋭にすべきだ。
         教育改革案

 *「つまずき」発見のため前学校の「連携」、「評価」カード。朝、土曜日復習授業
 *02年より週休二日制となったが、学力低下が著しく進んでいるので廃止
 *文部省の教科書検定、監査、指示の廃止。文章化。地方にまかせる。
 *介護ボランティアの授業  *中学高校大学在学中に職業模擬研修
 *右脳開発授業(記憶術、早読法、英会話、討論、企画、交渉、創造力育成など)
 *ダイオキシン対策のため、学校の炉をなくす*合唱授業*朝御飯食べる教育躾
 *高校・大学で「新人社員研修」を「社会就労経験」を*卒業後経済援助しない
 *IT教育の充実   *読解力低下対策で、月二冊の活字本を読ませ作文書かせる
 *キレやすい不良学生に道徳授業をする *食育*淫行為罰則*親の責任強化罰則化
 *給食費は学校にもっていくと不良に盗まれるので、銀行口座への振り込みへ
 *海外の危機管理テスト *国家公務員試験(いわゆるキャリア廃止)一元化か廃止
 *学力低下改善のため補修授業を*論語を修養させる*スキミングハッキング防止教育 *過去の日本軍による侵略行為の教育を *新しい歴史教科書会なる右翼の教科書廃止 *障害者へも優しい教育を *外国国内での危機管理教育「フリーズくらいわかれ!」 *不適格な”先生”を校長やPTA、教育委員会が判断して、事務職などに左遷するか  教育しなおす。または、ひどいときは教員免許取り消しにする*基本体力つけさせる *学校で先生も禁煙  *旧文部省の解体・民営化 *教師の年更新制(人格テスト) *学校の株式会社化、教師のFA制度 *保幼併合、2歳児童受入れ(待期児童減少策) *世界のリーダーとしてのリーダー授業の愚策をやめる*肥満喫煙飲酒の恐怖教育
 *飛び級を認める      *自殺未遂、鬱、引き籠もりのケア授業
 *創造力開発プログラム授業 *信賞必罰の徹底*性行為性病の危険の教育
 *民間人先生(教員免許の見直し)*教師を在職中前に3年間社会で実務経験させる
 *30人学級許可(補助金支給)  *教師免許更新制度確立*創造力育成教育
 *男女共同参画(ジェンダー)授業と性教育強化 *ゆとり教育廃止(土曜日も授業) *オウムなどのカルト集団の恐ろしさ、麻薬、ヤクザの恐ろしさを教育する
 *全国学校教師と受ける学生向けのセクハラ対策マニュアルと対応
 *日本版「盲流」の外国人と子供の教育とケアと雇用保護
         日本の学歴主義は不滅

  日本の学歴主義は不滅である。どんな会社でも、ちいさな本屋でも「学歴=実力」と勘違いしている。だから、企業の採用内容はどれも「四年制大学卒業または卒業見込みの方で…」などとなる。学歴で判断するのが日本人であるため、事務職で面接にいっても大学を出てないと「ガソリンスタンドで」といわれたり、または「事務職もうやってない」などと嘘をつかれ「工場で…」などということになる。
 どこまでも学歴を重視するのが日本人なのである。だが、学歴ではなく学力が大事なのである。例えば、戦後世界に冠たる企業をつくりあげたリーダーたちの中には、松下幸之助、本田宗一郎などでもわかるように小学校しか出てないものたちだ。学歴だけで判断して、こいつは高学歴だからいいアイデアを出すだろう、いいデイベートをするだろう、などと考えてひとを採用するから会社が倒産したり、汚職が発覚したり、たやすくネズミ構にひっかかったりするのである。前に私がいたNECにもそうした学歴人間がいた。そのエリート君、会議でのアイデアが思い浮かばなかった。で、どうしたか? 私のアイデアをパクって、私の発言のまえにさも自分のアイデアのように発表したのである。あのときのエリート君の、何の罪悪感もないにやにやした気色悪い顔を、今もわすれることができない。 そいつが今や米沢NECのエリートと呼ばれているというからなにをいわんやかなである。日本は完全に教育に失敗した。このままではこの国はダメになる。それは誰もがわかっていることのはずだ。

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ブログ連載小説「マジックエンジェルほたる」第三章  7

2010年06月16日 10時16分26秒 | 日記
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    ・
「……なんか、羨ましいなぁ。由香ちゃんには大きな夢があってさぁ。…私なんて何もないもんなぁっ。」
 由香と別れた蛍は、ひとりっきりの黄昏た街路地を歩きながらそう呟いた。そして、少しだけ遠くをみるような寂しげな瞳になった。確かに、蛍には「大きな夢」はない。「小さな夢」もない。何もないのだ!
 かなりの、自分に対しての失望感、諦めの気持ち、臆病者の気持ち、自分の無能さに対しての嫌悪感……それらは蛍のちいさなちいさな胸をえぐるには十分な程の大きさだった。「…はぁあ。」
 なんとなく蛍は、大きく溜め息をつくしかなかった……。

  赤井宝林の「個展」の準備はなんとかうまくいっていた。彼は、少し楽しそうな気分で、「絵」をどこに置くのかなどをアシスタントに指示していた。
「…あれがターゲットの男か……」
 壁にもたれかかって、遠くから宝林の姿を覗きみていたフィーロスは冷酷な瞳のまま低い声でそう呟いていた。あれが「輝石」の持ち主…?!

「ねぇ、いこうよ個展っ!」
「ーこてんっていうと古い話しの…?」
「まぁ、いいからいいから!」由香は蛍の二度目のギャグをさえぎるように言うと、続けて、「さぁ、早く行きましょうよ!」
 と、元気よく、蛍とあや、良子、奈美にいった。ちなみに、ここは学校の教室だ。そして、もう下校の時間である。
 赤井宝林こと、由香のパパの個展開催の日になっていた。もう、金曜日だ。
 こうして、お馬鹿さんと仲間たちは、教室を抜けて廊下をかっ歩して出した。…すると、 あの「可愛らしくておとなしい文学美少女」こと黒野有紀が、そんな五人とすれ違った。有紀はいつものようにうつ向き加減で、肌は病人のように青白い。しかし、可憐でもある。「お友達がひとりもいないのよ」という噂はじつは本当であって、秀才の美少女「黒野有紀」はいつも孤独だった。誰とも話せない。ダイアローグ(対話)ができない。いや、したくっても「お友達」がいない。
 そんな影響だろうか?有紀の可愛らしい大きなおとなしそうな瞳の置くにはどこか「影」がある。ちいさな淡い桃色の唇は「暗さ」をあらわしているかのように、少しだけキュと閉じている。
 彼女は「お勉強が出来る」「可愛らしい」そして「やさしい性格」……それだけの女の子なのかも知れない。それはそれで素晴らしいのだけれど、自分自身でパフォーマンスできない、もしくは表現できない…という性格はマイナス面が多すぎる。
 誰だって「神」じゃないから、話しをしたり何かを見たりしなければ「そのひとの良さ」などわからないものだ。だから…黒野有紀という少女は他人からは「頭はいいかもしんないけど、なんかあの子暗いのよね。一緒にいるのも嫌って感じよね」といつも思われるのである。
 でも、蛍や由香は違った。彼女らは、
「あ。あのぉ、有紀ちゃん」
 と、少し遠慮気味ではあるけれど、ふりかえって、有紀の後ろ姿にそう声をかけた。
「……。」有紀は少し驚いた様子で、静かに立ち止まって蛍たちのほうへ振り向いた。有紀はちょっとドキドキしていた。なぜなら、そんな風に親しい口調で話しかけられたことがいままでなかったからだ。…私のこと…?
 しかし、有紀はほとんど何の感情も顔に現さなかった。いや、その大きな瞳は、どこか恐怖心と嬉しさが混じったようにきらきらと輝いても見えた。
「……。」有紀は人見知りのはげしい性格を現すかのように、ジッと上目遣いの不安気な視線を蛍たちに向けていた。なんとなく有紀の手足や肩が微かにふるえても見える。
「……あ、あの…」有紀はやっとのことで、微かな声らしきものを発した。と、同時に気の弱い子供がよくやるように細長い両手首を胸元にオドオドと持ってきて…ギュッと両手をにぎりながら、また静かに黙りこんでしまった。……なんとも弱々しい女の子だ…。
 有紀は確かに声を発した。しかし、それは蚊の鳴くように微かで、あまりにも繊細な声であったため、誰も発言したことには気付かなかった。
「あのさぁ、有紀ちゃん。私たち、これから…「絵」をみにいくことになってんのよ。」蛍に続いて由香が「そう。…それでさぁ。どう?一緒にいかない?楽しいかどうかはわからないけど、けっこうボンジョビ……じゃなくてエンジョイできるかもよ」
 と、魅力的な笑顔でいった。
「……」有紀は微かに、ほとんど誰も気付かないくらいに、微かに口元に笑みを浮かべた。しかし、それも一瞬で、すぐに不安な顔になり、
「……あの、その……ごめんなさい…。私、これから塾にいかなくちゃならない…の。だから…そのぉ…」
 と、オドオドと、蚊が囁くように呟いた。
 だけども、やっぱり誰にも聞こえなかった。
「…え?有紀ちゃん、今、何かいった?」
「まさか!幻覚…じゃなくて幻惑…じゃなくて幻想…じやなくて幻々?!…ね」
「ちょっと。何、ゲンゲンゲンゲンいってんのよ。由香ちゃんってぱさぁ、頭悪いんだから…あんまり難しい『英語』使わないほうがいいよっ」
「な、なに言ってんだか、この馬鹿蛍!」
 由香は少しムッときて怒鳴った。そして、気分を落ち着かせてから、おだやかな口調で、「あの、有紀ちゃん。一緒にいくわよね?」
「……あぁ。だから…その…私…」
 やっぱり有紀の声はきこえない。
「ねぇ、いこうよぉ。一緒にさあっ。たいした絵じゃないけどさぁ」蛍は失礼なことをいった。由香は呆れて「ぁんたねぇ…いっていいことと悪いことがあんでしょ…?!」
「…あの…ごめんなさい。その…」
「……え?」
 ほんの微かではあるが蛍と由香の二人組は有紀の弱々しい声を聞いた…ような気がした。「……え?え?え?」ふたりはオドオドと立ち尽くしている黒野有紀の口元に、静かに耳を近付けた。そして…、
「…あのっ。ごめんなさいね。もう一度、いってくれるかしら?」と明るくお願いした。「…あの…」有紀はやっと動揺した声で囁いた。「…だから……ごめんなさい。私…いけないわ」
「…?!何?」
「………いけないの」
「……あ?あぁ。いけない……え?行けないの?!」
「…えぇ。それじゃあ、私、これで……」有紀はそういうと、身を翻した。
「え?何っ?なんていったの?」
「……。」有紀は何も答えずに、そのまま可憐な足取りでゆっくりゆっくり歩き去った。 蛍と由香は、うーん、と頭をひねって「なんていったのかしら…ねぇ?」と思わず呟くしかなかった。

  東京銀座四丁目の画廊「ギャレット・ラ・パームズ」の室内はさほど広くはない。
 広くもない室内にはついたて板が並んでいて、絵は額に入れて吊されていた。その絵とはもちろん赤井宝林の洋画のことである。
 蛍たちは個展会場へ向かって明るく、やはり「無駄話しながら」並んで歩いていた。
「あのねぇ。蛍ちゃん、蛍ちゃん!そんなことしている場合じゃないでしょっ」
 突然、空からひらりととんできたセーラが蛍に近付いてきて、そんな風に呟いた。ほとんど、誰もがその存在を忘れるほどに、この妖精はどこかに姿を消していた。そんなこともあって…、
「…誰?あんたは誰かしら?あんまり姿がみえないんで私忘れちゃったよ」
 と、蛍は冗談めかしにいった。
「あの…ねぇ。もおっ」妖精は少し言葉をつまらせてから。熱っぽい口調で「そんなことより…魔の女王「ダンカルト」の魔の手がこの地上に刻一刻と迫ってきているのよ。特訓とかしてさぁ…戦士としての自覚をもってもらわなくちゃ困るのよねぇ。それに…」
「まぁ、まぁ!」蛍はカラカラと笑っていった。「いいじゃん、今が楽しけりゃ!」
「…あのねぇ」セーラはやたらと呆れてしまった。まったく蛍ちゃんってば…。
「そういう考えだから…!!…あ、ちょっと待ってよ!」セーラは「お説教」を呟き出したが、それは無駄だった。蛍が、何も聞きもせずにスタスタと遠くまで歩いていったからだ。 そして、そんな蛍に付き合って呆れた時に口ずさむセリフ、口癖になってしまったロゴス(言葉)「…あのねぇ。もおっ、知らない!蛍ちゃんなんて大っ嫌い!」を溜め息まじりに妖精セーラはあもわず言ってしまうのである。そして、
「……なによ、何よ、もおっ!妖精だとおもって馬鹿にしちゃってさぁ!蛍ちゃんなんて……馬に蹴られて死んじゃえーっ!!」と可愛らしく癇癪を起こしてしまうのであった。

  画廊「ギャレット・ラ・パームズ」の人気のない会場内の一角にたっていた赤井宝林は戦慄した。冷酷で無慈悲な魔物・フィーロスが襲いかかってきたからだ。
「…うっ」
 フィーロスは「静かにしなさい」と、暴れる宝林を押さえ込んで、左手を宝林の胸元にあてた。宝林の胸元から白い閃光が四方八方に飛び散って放たれていくと、芸術家は「…ぐうっ」といって気を失って気絶してしまった。だが、フィーロスの期待どおりにはならなかった。フィーロスの望んでいたものは手に入らなかった。
「…なによ。もぉ。この男…トゥインクル・ストーンの持ち主ではないじゃないの!!」
 フィーロスは怒りを顔に現して吐き捨てるようにそう言った。そして、しばらくして、「…そうだわ。この男を操って…例のマジックエンジェルをおびきだせば…」
 フィーロスはそう呟いてニヤリと悪魔の笑みをうっすら浮かべると、鷹のような鋭い目をギラリと光らせた。そう、魔術をつかったのだ。
「…ーヴうっ」赤井宝林は悪魔のパペット(操り人形)と化して、控え目な瞳を曇らせ手、ギラリと眼光を赤色に輝かせていた。つまり、エクソシスト(悪魔払い師)の造語でいう「悪魔付き」になったのである…。

 蛍たちは個展会場である画廊「ギャレット・ラ・パームズ」になんとか辿り着いていた。なんとか…とは、着くまでに、例によって「より道」を何度も繰り返したからである。個展会場はけっこう人込みがすごかった。そんな芸術の熱にすこしだけ押される感じで、蛍たちは会場をかっ歩していった。
「…あの…蛍ちゃん…蛍ちゃんってば……」
 妖精はこりもせず「出来そこない」の耳元の近くをひらひらと舞い飛びながら呟いた。「蛍ちゃん…!ちょっと…無視しないでよ!!」
 次の瞬間、蛍はセーラの顔をキッと睨んで「う、騒さいのよ!もおっ」と、なぜかポケットから殺虫スプレーを取りだして、噴射した。
「…ごほっ、ごほっ」セーラは煙りにむせかえってから、
「ち、ちょっと!ちょっと!なにするのよぉ。私はハエじゃないのよっ!!」
 と、激しく憤慨して叫んだ。いや、怒鳴った。もおっ、何を考えてるのよ蛍ちゃんは?

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