とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

映画『ドリームプラン』を見ました。

2022-02-27 08:14:41 | どう思いますか
 映画『ドリームプラン』を見ました。テニス選手ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父でありコーチであるリチャード・ウィリアムズの生涯を描いた映画です。

監督       レイナルド・マーカス・グリーン
出演者   ウィル・スミス アーンジャニュー・エリス サナイヤ・シドニー デミ・シングルトン トニー・ゴールドウィン ジョン・バーンサル

 この父親、そばにいたら本当にいやな奴です。おそらく誰もがこの映画の父親を嫌うでしょう。まったく協調性がない。

 しかし一方ではうらやましくも思います。だれもが彼のような自信を持ちたいと思います。他人に嫌われながらも信念がなければ、夢は成し遂げられなかったのかもしれません。

 彼の自信を支えたのは家族です。いくら嫌われようと家族の支えがあれば生きていけます。家族のために戦い続ける姿はうらやましく感じる部分もあります。。

 とりわけ日本社会は協調性が要求されます。本来協調性は自分を生かすために必要なものです。しかし日本における協調性は自分を殺すことを要求します。自分を殺しながらじっと耐えている、耐えていないと生きていけない。それが日本社会です。

 映画自体はウィリアムズ姉妹の成功物語で、感動的に描かれており、楽しい映画です。しかしそれ以上に協調性とは何か、自分の生き方をつらぬくためにはどうしたらいいのか、自信とは何か、様々な問題が突きつけられる映画でした。
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映画『前科者』を見ました。

2022-02-26 08:07:26 | 映画
 保護司を題材にした映画『前科者』を見ました。ちょっとしたことが人間を壊し、それによって多くの人がその後の人生を狂わせる。その悲劇に襲われた人たちのやるせなさと、そこから立ち直ることを支援する人々のけなげさを描く感動作です。

【スタッフ・キャスト】
監督 岸善幸
出演 有村架純 磯村勇斗 若葉竜也 マキタスポーツ 石橋静河 北村有起哉 宇野祥平 リリー・フランキー 木村多江 森田剛

【あらすじ】
 罪を犯した者や非行歴のある者の更生、社会復帰を助ける保護司の阿川佳代がは、職場の同僚を殺害した過去のある工藤誠を担当していた。まじめな生活態度で社会復帰も間近と見られていた。しかし、彼はある日突然姿を消し、再び警察に追われる身となってしまう。そのころ街で連続殺人事件が発生し、捜査の進展につれ工藤がその容疑者となる。

 人間として生きていれば、耐えられなくなることもある。そんな時に弱い心が過ちを犯してしまう。人間の心なんて壊れてしまって当たり前だ。しかしそれによって犯罪が行われてしまえば、その人だけの問題ではなくなり、さらに多くの人の心を傷つける。過ちは過ちである。その罪は償わなくてはならない。あるいは償いない罪かもしれない。しかしそれでも償う気持ちを認め、可能ならば再生を支援をしたい。それができなければ悲劇は連鎖するだけである。

 もし自分の家族が殺されれば、犯人を許すことはできまい。しかしその恨みに凝り固まった心も、どこかで救われなければいけない。それは犯人を許すことではないかもしれない。しかし「許さない心」も浄化しなければいけない。それができなければやはり悲劇の連鎖は終わらないからだ。

 だれもが納得する解決策はない。しかし解決の努力を続けるしかない。努力の継続こそが人間の精神だからだ。

 弱い人間たちの努力を描くすばらしい映画だった。
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うちの猫

2022-02-22 18:30:14 | どう思いますか
 今日は「スーパー猫の日」だそうです。確かに2が多い。

 うちの猫はそもそもが拾ってきた猫です。年齢はもう20歳ぐらいになりました。

 元気なことは元気なのですが、最近さすがに年をとって関節炎になっています。歩くのもたどたどしくなってきました。昔は高いところにもぴょんぴょん上がっていったのですが。今はジャンプはできません。トイレにいくのもよたよたとしていて、トイレでも苦労しているようです。

 目もほとんど見えていないようです。そして一番大変なのは、耳がほとんど聞こえていないということです。呼びかけてもわかっていないようです。何が困るのかというと、自分の声も聞こえていないということです。だからなのだと思いますが突然大声で叫び始めます。自分の声が聞こえないために、そうなるのだそうです。

 マッサージが大好きになり、マッサージをせがむために、胡坐をかいている私のところにやってきて、足の上に上がってきます。マッサージをしてやると寝てしまいます。それはそれでうれしいのですが、股関節がいたくてしょうがありません。

 医者によると、食欲がなくなると一気に死んでしまうそうです。それを考えると今からめげてしまいます。

 一日でも長生きしてもらうために、今日もマッサージに励んでいます。
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ウクライナ危機 なんとか平和裏に解決を

2022-02-21 18:27:22 | 政治
 緊迫するウクライナ情勢をめぐり、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領が直接協議することで原則的に合意したというニュースが出ていた。期待したい。絶対に戦争を回避してもらいたい。

 ウクライナ情勢については、わかるようでよくわからない。歴史は後から理屈をつければわかりやすくはなるのだが、それはつじつま合わせでしかない。現実に起こっていることには様々な要素が絡み合っているので、そんなに簡単なものではない。だから解決するのがむずかしいのだ。

 ロシアがどうしてこれだけ強硬なのかが理解しがたいが、ロシアにはロシアの理屈があり、事情があるのだろう。その論理をまずは理解しなければならない。そしてお互いに譲歩すべきことは譲歩する道を探らなければならない。もしそれができなければ、ロシアとNATO加盟国だけの問題ではなくなるのは明らかだからだ。結局は世界中に混乱がもたらされるだけなのだ。

 プーチンもバイデンも国内世論を味方につけるために戦争をしようとしているようにも感じられる。もちろんそうではないのではあろうが、自分でも気づいていない本音の部分では、ないとは言い切れない。人間なんて結局は自分の損得でしか動かない。それが恐ろしい。

 各国の首脳が戦争を回避する知恵を出していかなければいけない。
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ワリエア選手騒動の失敗は自分のことしか考えない大人たちにある。

2022-02-19 06:25:47 | 社会
 冬季オリンピックのフィギュアスケートでロシアのカミラ・ワリエワがドーピング問題がありながらも、15歳であるという理由で出場を認められた。しかしその渦中でワリエア選手は自分を見失い、本来のスケートができずにメダルが取れなかった。この問題は様々な要素が絡んでいるが、結局は自分のことしか考えられない大人たちの無能な権力騒動が悲劇を呼んだのだ。フィギュアスケートは自分のことしか考えられない「大人の事情」でゆがめられたのだ。

 まずはそもそもフィギュアスケートのジャンプ至上主義がおかしい。体重が増加することはジャンプが難しくなる。だからまだ子供の体形である若い選手を育てることになる。近年の女子のフィギュアスケート選手は低年齢化が進み、ロシアの15歳が金メダルを取る。、それをすぎるとすぐに選手生命が終わってしまっている。こんなものをスポーツと言えるのか。以前からその問題は多くの人が指摘していたが、改善できていない。なぜ改善できなかったのか。それは大人の自分勝手な思惑のためである。

 さらにワリエア選手がドーピングでひっかかり、通常ならば出場停止になるはずなのにならなかった。「子供なんだから許してよ。」という理屈なのだ。このような無理な理屈がなぜ通るのか。これも大人の自分勝手な思惑のためである。

 ワリエア選手は大人の自分勝手な思惑の犠牲者となって、見せしめのように試合に出された。自分勝手な大人たちはワリエア選手の苦しさを理解できない。なぜなら自分勝手な思惑こそがその人の行動原理だからだ。ワリエア選手はその人の道具でしかないのである。

 こういう大人の自分勝手な思惑はスポーツに限らずいたるところにある。日本の中にも同じような事態をみることができる。大人は本当の大人にならなければならない。
コメント (1)
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