札幌ぶらり散歩 ５７ ＪＲ高架下の活用法

　えーっ！？高架下にパチンコ店？ えーっ！？公園が高架下に？ さらには倉庫群が…。 高架下（ガード下）というと、駅の近くではコンビニや飲食店、駅から離れると駐車場と思っていたが、実態はそう単純でもないようだ…。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　鉄道の高架下（ガード下）というとこうした駐車場をイメージしていましたが…。　

　3月29日（日）、この日は常設コースの〔競馬場〕コースをウォークしょうと自宅を出た。ところが、ＪＲの高架下のところまで来たとき、フッと気が変わり「そういえば高架下沿いを歩いていなかったな」と思い直し、高架下沿いを歩くことにした。
　そうしたところ、思いもしていなかった光景に出合った…。

◇高架下にパチンコ店が！　
　ＪＲ桑園駅から琴似駅方面に向かって高架下沿いの道を歩いていると、なあ～んとそこにパチンコ店の看板が出ているではないか！そこには街中でよくお目にかかる「ＴＡＩＹＯ」の文字が描かれていた。（北12条西17丁目）「太陽グループパチンコ」というと札幌の地場産業で、積極的に社会貢献活動に取り組んでいる企業として有名である。
　なるほど、高架下への出店とは面白いアイデアである。パチンコ店に付きものの駐車場も高架下にふんだんに用意されていた。

　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　※　ご覧のように高架下を活用したパチンコ店とはグッドアイデアなのでは？

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　駐車場もしっかりと確保されていました。


◇高架下を倉庫に活用するのはGood Ideaかも？　
　これは面白いとさらに西方向に進むと、今度は札幌中央卸売市場のところに出た。卸売市場側の高架下のところは通常は立ち入り禁止区域のようだ。この日は日曜とあって閑散としていたので、ちょっとお邪魔した。
　すると、高架下は広大な倉庫になっていた。おそらく仲買業者が商品を一時ストックするための倉庫ではと思われる。
　実際はどうなのか分からないが、素人考えでは高架下のため屋根をかけなくともよいので建築費の削減も図られるグッドアイデアなのでは、と思われた。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　写真の左側は卸売市場の立体駐車場です。右側が高架下を利用した倉庫です。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　ご覧のようにいかにも倉庫らしくがっしりと造られています。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　こちらは商品の出し入れ口のようです。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　

◇高架下が公園に！？　
　そういえば！と思い当たることがあった。札幌駅と桑園駅の中間あたりの高架下に運動施設のようなものがあったなぁ、と思い出した。
　翌30日、さっそく現地へ赴いた。するとそこには「エルムの里公園」という看板が掲げられていた。なんと、そこは公園だったのだ！
　私が以前、よくその傍を通ったときは若者たちがスケボーで戯れていたのだが、今回行ったときには「スケボー禁止」の掲示が張り出されていた。
　公園の開放は夏期間に限られているようで、その日は中に入ることはできなかったが、内部には一周190mのジョギングコースや、ウォーキングステップ、健康遊具、バスケットゴールが備えられ、市民の健康づくりに役立てる目的で設置されているようである。
　高架下だから、雨の日でも利用できるのが謳い文句の一つのようである。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　金網で囲まれた内部が「エルムの里公園」になっています。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　金網の間にレンズを入れ、内部を写すとジョギングコースや健康器具が見えました。

　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　※　公園の反対方向から写したものです。


　このように高架下（ガード下）の活用方法は多様なようである。まだまだ面白い活用法があるに違いない。
　面白い、あるいはGoodな活用法を見かけましたらお知らせいただけるとありがたいのですが…。