田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

資料館でオータムコンサートを楽しむ

2022-09-11 15:22:04 | ステージ & エンターテイメント

 私の世代にとってカーペンターズやビートルズの曲を聴くと、おのれの青春時代が瞬時に蘇ってくる。資料館で二つのグループが聴き慣れた曲の数々を演奏してくれ、心楽しいひと時を過ごすことができた。

        

 昨日9月10日(土)午後、札幌市資料館で市制100周年記念と銘打ってAUTUMN CONCERTが開催され、幸いにも私は参加することができた。

 出演したのは木管五重奏の「カモミーユ」フルートアンサンブルの「フルーツパフェ」の2組だった。

   

   ※ コンサート開始前の資料館2階研修室の様子です。聴衆キャパは40人とのことでした。

 最初に登場したのは「カモミーユ」の木管五重奏であるが、若い女性4人に男性が1人という構成だった。プログラムを一応掲載しているが、演奏曲目を紹介すると…

◇となりのトトロメドレー

◇山の音楽家じゅんばん協奏曲

◇ホール・ニュー・ワールド

◇やぎさんゆうびん

◇花は咲く

◇ねこ、ステップ踏んじゃった!

〈アンコール〉◇すてきなホリディ

 カモミーユは20~30代の若い女性4人がフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットの木管楽器を担当し、五人の中では年長と思われる男性が金管のホルンを担当するグループだった。いずれもが確かな演奏技術の持ち、心地良いアンサンブルを聴かせてくれた。

 面白いと思ったのは、「山の音楽家じゅんばん協奏曲」である。「山の音楽家」の曲をベースにしながら、5種の楽器のソロを別な曲で聴かせるという構成が私には目新しかった。

 また、「ねこ、ステップ踏んじゃった!」とシャレが効いている一曲だと思った。

 約30分間のカモミーユの演奏の後に登場したのがフルートアンサンブルの「フルーツバフェ」の4人組だった。この日はその4人のフルートと共にゲストとしてベースとドラムの男性が加わり6人のステージだった。6人が披露してくれた曲目は次のとおりである。

 ◇Memphis Underground

 ◇南京豆売り

 ◇Carinhoso

  ◇Top of the world

 ◇ビートルズメドレー(ハードディズナイト~ヘイジュード~オブラディオブラダ)

 ◇Take Five

 ◇Mas que nada

 ◇Libertango

〈アンコール〉◇め組の人ひと

 4人のフルートはいずれも50~60代と思われる熟女(?)のグループだった。彼女たちの音楽歴を見るといずれもが小さいころからフルートを始めとする各種楽器に親しみ、10数年前にグループを結成して音楽活動を続けているとのことだった。

 曲目からお分かりのように彼女らは外国、特に南米系の音楽が得意なようである。その中で、カーペンターズの「Top of the world」、そしてビートルズメドレーが演奏されたが、私にとってはちょうど20代後半と重なる頃に世界を席巻した2組のミュージシャンである。

       

      ※ コンサートで配布されたプログラムです。

 懐かしいメロディーを聴きながら私は遠い過去の思い出に浸っていた。音楽には瞬時にして時空を超えて人を感動に浸らせる力を持っている。残念ながら自分にはそうした音楽を生み出す力はないが、せめてそれを受け止める感性だけはこれからも磨いていきたいと思っている。